デルフィニウムの花言葉|サムシングブルーとして人気のデルフィニウム、名前の由来や特徴を解説
デルフィニウムはボリュームのある鮮やかな花を咲かせます。カラーバリエーションも豊富で、花束やアレンジメントだけではなく「幸運を呼ぶ花」として、ウェディングブーケにも使われる花です。ここでは、デルフィニウムの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。
デルフィニウムの花言葉
「清明」「高貴」「傲慢」
「清明」「高貴」という花言葉は、デルフィニウムの凛とした花姿が由来してつけられました。
西洋の花言葉
fun (楽しみ)
big-hearted(寛大)
ardent attachment(激しい愛着)
デルフィニウムの色別、種類別の花言葉
白色のデルフィニウム「誰もがあなたを褒める」
黄色のデルフィニウム「移り気」
ピンク色のデルフィニウム「自由気まま」
赤色のデルフィニウム「無いものねだり」
紫色のデルフィニウム「高貴」
青色のデルフィニウム「あなたを幸せにします」
水色のデルフィニウム「あなたを幸せにします」
デルフィニウムは、新郎新婦の永遠の幸福を願うおまじない「サムシングフォー」のひとつである「サムシングブルー」として結婚式によく使われています。
青色や水色のデルフィニウムには、「あなたを幸せにします」という花言葉がつけられていますが、サムシングブルーのアイテムとして使われることが由来となったといわれています。
デルフィニウムの花言葉に怖いものはある?
デルフィニウムには「傲慢」という花言葉がつけられています。怖い花言葉ではありませんがマイナスなイメージを持つのでご紹介します。
鮮やかで美しい花を咲かせるデルフィニウムですが、間違えて口にすると食中毒のような症状を引き起こします。このような特徴から傲慢という花言葉がつけられたといわれています。
デルフィニウムの特徴
デルフィニウムは花のつき方が3種類に分けられています。
・シネンセ系
細い茎に間隔を開けて花が咲きます。主にモンゴルや中国に自生しています。
・エラータム系
長い茎にたくさんの花が密集して咲きます。
・ベラドンナ系
シネンセ系とエラータム系の中間の特徴を持っています。
デルフィニウムは、寒い地域が原産の宿根性の多年草です。日本では夏越しができないため、1年草として扱われます。
手のひら状の葉は、切り込みが深いものや浅いものなど様々です。花弁に見える部分は萼で、中央に見える白い部分が花になります。
種類も豊富なデルフィニウムは、庭植えや切り花としても人気があります。
デルフィニウムの基礎知識
・分類…キンポウゲ科デルフィニウム属
・原産地…アジア、北アメリカ、ヨーロッパ、熱帯アフリカの産地
・別名…大飛燕草(オオヒエンソウ)
・開花期…5月~6月
・出回り期…通年
デルフィニウムの名前の由来
デルフィニウムの花姿がイルカに似ていることから、ギリシャ語でイルカを意味する「Delphis」が語源となったといわれています。
デルフィニウムの和名は、大飛燕草(オオヒエンソウ)といいます。デルフィニウムの花姿が、大空を羽ばたくツバメに似ていることからつけられました。
西洋では、デルフィニウムのことを「larksper(ラークスパ)」といいます。
こちらも、和名である大飛燕草の由来と同じく、デルフィニウムの花姿が大空を羽ばたくひばりに似ていることからひばりを意味する「Lark」が語源となったといわれています。
デルフィニウムの誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。デルフィニウムが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
デルフィニウムにまつわるギリシャ神話
オルトニプスという少年と、イルカが登場するギリシャ神話があります。
オルトニプスが海で溺れかけていたところにイルカたちがやってきて、オルトニプスを助けます。
オルトニプスとイルカたちは友達になりますが、地元の漁師たちは漁の妨げになるイルカを捕獲しようと計画を立てます。そのことを知ったオルトニプスは、イルカたちを逃してあげました。
イルカを逃したことを知った漁師たちは、オルトニプスを海に突き落とし殺してしまいます。
イルカたちは、オルトニプスの死を嘆き、神に祈りを捧げました。神はオルトニプスを、海のように深い青色のデルフィニウムに生まれ変わらせました。
デルフィニウムの花姿がイルカに似てるといわれるのも、このギリシャ神話と関係があるのかもしれませんね。
まとめ
カラーバリエーションが豊富なデルフィニウムには、色ごとの花言葉もあるので、さまざまなシチュエーションの贈り物にぴったりですね。マイナスなイメージの花言葉もつけられているので、プレゼントする際はメッセージを添えて贈ることをおすすめします。