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2022年08月30日 21:15 更新

ナデシコの花言葉|ナデシコの名前の由来も解説

奥ゆかしく慎み深い女性を指す「大和撫子」という言葉はほとんどの方が知っているのではないでしょうか?現在では「なでしこジャパン」など女性に例えられる花ですよね。ナデシコはその名前にふさわしい、かわいらしい花を春や秋に咲かせてくれます。ここでは、ナデシコの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

ナデシコの花言葉

ナデシコの花言葉は「無邪気」「可憐」「貞操」「大胆」「純愛」「児戯」です。

ナデシコの花は、細い糸が集まったような花びらをしています。この花の繊細で清楚な印象が、一歩引いて男性を立てるような女性のイメージと結びつき、「純愛」「貞節」といった花言葉がつけられました。

この2つの花言葉とは真逆の印象を受ける「大胆」という花言葉は、西洋ナデシコの持つ派手な赤色に由来しています。同じ種類の花でも、欧米と日本で違うイメージを持つのは不思議ですよね。

西洋ではナデシコが鮮やかな花色と愛らしい姿で草原の中に咲くことから、「無邪気」や「可憐」という花言葉がつけられました。

ナデシコの色別、種類別の花言葉

ピンクのナデシコ(撫子)の花言葉は「純粋な愛」

赤のナデシコ(撫子)の花言葉は「純粋で燃えるような愛」

白のナデシコ(撫子)の花言葉は「器用」「才能」

ナデシコの花言葉に怖いものはある?

ナデシコの花言葉に特に怖いものは今のところ、ないようです。

ナデシコの特徴

世界中に分布し、古くから品種改良が続けられてきたナデシコ。ナデシコの種類は300種を超えています。カーネーションやカスミソウもナデシコ科の植物です。ナデシコといっても様々で日本にも自生している品種があるため、比較的育てやすい花といえるでしょう。

ナデシコは丈夫で育てやすい多年草です。花びらの形は特徴的で、先端がギザギザしています。また、ナデシコの名前が付いた「撫子色」という色があります。撫子色は淡いくすみピンクですが、実際のナデシコの色は赤・白・紫などさまざまです。

ナデシコの基礎知識

・分類… ナデシコ科ナデシコ属
・原産地…アジア、ヨーロッパ、北米、アフリカ
・別名…ディアンツス、常夏、キョバク(蘧麦)
・開花期…3~5月、9~11月
・出回り期…4月~10月

ナデシコの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ナデシコが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

5月29日、6月7日、7月14日、7月15日、7月22日、7月25日、7月28日、7月30日、8月20日、 9月4日、 9月11日、10月25日、11月10日

ナデシコの名前の由来

ナデシコは漢字では「撫子」と書きます。これは淡いピンク色の可憐な花を小さな子に例え、撫でたいほど可愛らしいことから「撫でし子」となった説が有力とされています。

また学名でもあるダイアンサスは、ギリシャ語の神と花を表す言葉が繋がったものであり、神聖な意味を持つ花とされています。

ナデシコの育て方

ナデシコは小さい花が可愛らしく、鉢植えで育てて玄関前に置くととっても素敵です。さらに、ナデシコは丈夫な多年草のため、きちんと手入れすれば翌年も花を咲かせます。

ナデシコを植える場所は、日当たりが良く、水はけのいい場所を選びましょう。ナデシコは日光を好みます。そのため、1日のうち半分の時間は日が当たる場所で育てるのが理想です。
地植えではなく鉢植えで育てるときは、水はけのいい土を作りましょう。

また、ナデシコは高温多湿が苦手のため、花と花の間隔は狭めすぎないようにしてください。間隔を空けて植えると風通しが良くなりますよ。

ナデシコはほとんど水やりが必要ありません。土の表面が乾燥しているときのみ、水を与えれば充分です。地植えなら真夏日が連続し、乾燥したときに水を与えるだけで大丈夫です。一度水を与えたら、少なくとも1〜2日は水やりは不要でしょう。

ナデシコは比較的乾燥に強く、反対に加湿に弱い花です。水を与えすぎると根腐れに繋がるため、水やりはほどほどにしましょう。

ナデシコの贈り方

ナデシコは、春から秋まで長い季節にわたり花を咲かせます。11月頃まで開花するナデシコもあり、「四季咲きナデシコ」の愛称で親しまれています。

撫子は白・ピンク・赤など色や品種が豊富です。さまざまな撫子を鉢植えで育てれば、玄関先を季節問わず華やかに飾れるでしょう。

まとめ

ナデシコの花は、高温多湿にだけ注意していれば、丈夫で育てやすい花です。四季咲き性の品種なら、夏以外の季節はいつでも花を楽しめますよ。

小柄な花姿は、違う種類をいくつか寄せ植えにして、初心者でも育てやすい花なので、ぜひガーデニングをはじめるときは、ナデシコの花を花壇に加えてみるといいかもしれませんね。

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