第五子妊娠中のダルビッシュ聖子さん、「ハイリスクプレグナンシーなため」糖尿病検査をしたと報告
第五子を妊娠中のダルビッシュ聖子さんが、妊婦健診で糖尿病の検査を勧められたことをブログで明かしています。
「産むまで何があるかわからないのが出産」
ダルビッシュ聖子さんは、2007年に前夫の間に第1子男児を出産。その後離婚し、2014年にダルビッシュ有さんとの交際を発表、15年に次男、17年に三男、19年に長女を出産しています。今年6月に第五子を妊娠中であることを公表しました。
今回の妊娠では「年齢的にハイリスクプレグナンシーなため任意の検査多め」だそう。7月6日に自身のブログを更新し、健診で糖尿病の検査をすすめられて受けたと報告しています。
最初は、検査を受けるためには「8時間は飲み食いなし」の条件と聞かされていたため、「今体調も悪くないしずっとご飯食べない方が具合悪くなるリスクあるんじゃないのと思いお断り」したそうですが、再度勧められ「朝ごはん食べててもいいから 今からこのドリンク飲めば1時間後にはテストできるから」と説得されて、受けることにしたそうです。
聖子さんは現在41歳で、若いときに比べて妊娠糖尿病を発症しやすいリスクがあるため、検査をすすめられたようです。
第五子ということもあって、聖子さんとしては「妊娠中気をつける時や、これは大丈夫だななどの状況による判断は少しは慣れたかな?」という感覚があり、「私の妊娠歴の最高齢の今が一番元気かもしれません」というほど体調は良く、パーソナルトレーナーに安全的配慮を受けながらトレーニングも継続しているそう。ただ、とはいえ「産むまで何があるかわからないのが出産」と自戒も。母子ともに元気に出産の日を迎えてほしいですね。
妊娠糖尿病とは?
前述のように、高齢での妊娠は妊娠糖尿病などの合併症を発症するリスクが高まるため注意が必要です。
「妊娠糖尿病」は妊娠中に初めて見つかった糖の代謝異常で、血糖値が基準よりも高くはなっているものの、まだ糖尿病には至らない軽度の段階ものを指します。35歳以上では20~24歳の8倍、30~34歳の2倍と年齢が上がると発症頻度が高くなることが分かっています[*1]。
妊娠糖尿病になると、流産・早産や妊娠高血圧症候群、羊水過多症、肩甲難産、網膜症、腎症などを引き起こしやすくなります。それだけでなく、妊娠糖尿病の影響はお腹の赤ちゃんにも及び、巨大児、胎児死亡になるリスクを高めることや、生まれてからも、低血糖症、高ビリルビン血症(新生児黄疸)、低カルシウム血症、多血症などを合併しやすくなることが知られています。
医療機関では無事に出産ができるよう全力でサポートを行っています。リスクをできるだけ下げられるよう、妊婦健診はしっかり受けて母体と赤ちゃんの状況を細かく確認してもらうようにしましょう。
[*1]Preconceptional and Prenatal Care. In: Cunningham FG, Leveno KJ, et al, editors. Williams Obstetrics. 24rd ed. New York: McGrraw-Hill; 2014. P.161