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子供の読書習慣はどうすれば身につく?小さい頃の絵本の読み聞かせをしてきた家庭が多数派
各家庭で子供と決めたルールがあるかと思いますが、どういう風に決めたらいいのか、悩むものですよね。また、子どもの成長に合わせて変えていく必要もあります。子供が中学生になったら、テレビやネットの時間、読書習慣などはどうしているのか。小学生以下の子供を持つ親もイメージしておきたいものですよね。参考になる調査をご紹介します。
中学2年生の子供とのかかわり方を調査
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中学2年生の子供がいる保護者を対象に、子供とのかかわり方として、テレビ・ゲーム・インターネットなどの視聴時間等のルール、読書習慣、絵本の読み聞かせ、勉強や成績に関する情報を親と共有しているかなどを調査したデータがあります。子どもの年齢によって、親子の関わり方は変化するものですが、中学生の場合、多くの家庭ではどのようになっているのか、参考にしてくださいね。
テレビやゲームの時間、決めている?
ルールを決めている家庭が62.1%
テレビ・ゲーム・インターネットなどの視聴時間等のルールを決めているか聞くと、62.1%が「あてはまる」「どちらかといえば、あてはまる」と答えました。37.3%は「どちらかといえば、あてはまらない」もしくは「あてはまらない」と答えています。多くの家庭ではルールを決めているようです。
なお、ひとり親世帯ではふたり親世帯と比べて「あてはまらない」と答えた割合が多くなっていました。
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(内閣府「令和3年 子供の生活状況調査の分析 報告書」より)
本や新聞を読ませている?
読むように勧めている家庭が60.3%
子供に本や新聞を読むように勧めているか聞いてみると、60.3%が「あてはまる」「どちらかといえば、あてはまる」と答えました。39.1%は「どちらかといえば、あてはまらない」「あてはまらない」と回答しています。
世帯の状況別にみると、ひとり親世帯では、「どちらかといえば、あてはまらない」「あてはまらない」を合わせた割合がふたり親世帯よりも多い結果となっています。
しかし、いずれの世帯状況においても、半数以上が本や新聞を読むことを子供にすすめており、子供の成長には読書などがふさわしいと考える親が多いことがうかがえます。
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(内閣府「令和3年 子供の生活状況調査の分析 報告書」より)
小さい頃、絵本の読み聞かせをした?
読み聞かせをしていた家庭が78.2%
では、子供が小さい頃から絵本の読み聞かせをしていた家庭はどのくらいなのでしょうか? アンケートの結果では、78.2%が「あてはまる」「どちらかといえば、あてはまる」と、大半の家庭では絵本を読み聞かせていました。「どちらかといえば、あてはまらない」「あてはまらない」は、21.2%となっています。
世帯の状況別にみても、あまり大きな違いは見られませんでした。
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(内閣府「令和3年 子供の生活状況調査の分析 報告書」より)
勉強・成績について話をしている?
78.4%が「子供から話してくれる」
中学生は高校受験もあるため、勉強や成績について親子で話すことがより必要になってきますよね。
子供から勉強や成績のことについて話をしてくれるか聞くと、 78.4%が「あてはまる」「どちらかといえば、あてはまる」と回答しました。一方、21.1%は「どちらかといえば、あてはまらない」「あてはまらない」と答えています。
ひとり親世帯でも、「あてはまる」「どちらかといえば、あてはまる」と回答したのは7割以上となっており、親の方から聞かなくても、子供から勉強や成績について話してくれる家庭が多いようですね。
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(内閣府「令和3年 子供の生活状況調査の分析 報告書」より)
まとめ
中学生の子供に対して、ネットやゲームに関するルールを決め、本や新聞を読むことを勧めている家庭は約6割。そして約8割が読み聞かせの経験があり、勉強や成績に関しても子ども発信で親子で話していることがわかりました。子供が小さな頃からルールを守る習慣をつけさせたり、本の読み聞かせなどを通して読書に親しむようにしていけたらいいですね。
調査概要
■令和3年 子供の生活状況調査の分析 報告書(内閣府)
調査対象者:中学2年生及びその保護者
サンプル数:2,715組
調査期間:令和3年2月12日(金)~3月8日(月)
調査方法:郵送配布-郵送回収またはオンライン回答
(マイナビ子育て編集部)
※画像はイメージです