
風邪ひいた~~体調不良のとき、なぜか恋しくなる食べ物&飲み物は?
風邪をひいて食欲がないときでも不思議と食べたくなるもの、飲みたくなるものがありませんか? 無意識のうちに身体が栄養を要求しているのか、子どものころからの習慣によるものなのか。科学的な根拠はわかりませんが、みなさんの「風邪をひいたときの定番品」についてアンケートをまとめました。
ビタミンたっぷりの果物

●冷たい梨は体調が悪くても家族全員食べられる。(男性/39歳/通信/販売職・サービス系)
●桃缶。(女性/37歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
●子どものころからリンゴを食べたくなります。(男性/46歳/警備・メンテナンス/営業職)
風邪のときは、身体がビタミンを欲しています!
風邪に効くと言われるビタミンCは、免疫細胞の力を高める作用があります。果物のなかでは、キウイフルーツにたくさん含まれています。
風邪をひいたときの定番と言えるリンゴは、水分と糖質、ビタミン類をバランスよく摂取できる果物。できればすりおろして丸ごと食べるといいですね。
風邪なのに、なぜか気分が上がる桃缶も水分、糖質は十分。なによりツルンとして食べやすいです。
冷たい喉越しで食べやすい!

●風邪を引いたときは甘やかしてもらえるので、普段は買ってもらえないハーゲンダッツを買ってもらえる。そのためハーゲンダッツが食べたくなる。(女性/31歳/専業主婦)
●ゼリー飲料をふだんは飲まないのですが、風邪のときはおいしく感じて飲んでいます。(女性/45歳/専業主婦)
●上の子は風邪をひくと、プリンが食べたいと言い、プッチンプリンの大きいのを買ってあげる。(女性/31歳/医療・福祉/専門職)
喉越しがよく食べやすいものと言えば、アイス、ゼリー、プリン。ご飯が喉を通らないときも、これらであれば食べられる人も多いのではないでしょうか。
普段は節制している人も、風邪をひいたときくらいは「栄養が必要だから」と自分を甘やかして食べていきましょう。甘いものは身体のエネルギーに変換されやすく、疲労回復に効果がありますよ。
プリンやアイスなら喉が痛いときや熱があるときでも、食べられますね。パウチのゼリー飲料は常温保存できますし、ベッドに寝たまま食べられるので常備しておくと大変便利です。
身体をぽかぽか温める

●私は必ず鍋焼きうどん、長男次男はこのときがチャンスだとお菓子をたらふく食べます。(女性/34歳/専業主婦)
●ショウガたっぷりの卵入り中華スープ。食欲があるときはご飯を入れて雑炊にしますが、食べられないときもスープだけでも飲むと温まります。(女性/43歳/専業主婦)
●ホットレモン(ハチミツや生姜入り)。ポカリスエット。温かい卵入りのうどん。(女性/37歳/専業主婦)
風邪でも食欲があれば、身体を温めてくれる熱い食べ物、飲み物でちょっと汗をかきたい気分にもなりますよね。アンケートの回答で特に多かったのは、「温かいうどん」でした。うどんはツルツルと食べやすく、味のバリエーションも豊富。栄養豊富な卵と組み合わせて食べる人が多いようです。
生姜は身体を温める作用がありますが、同時に身体の深部の熱をとる働きもあり、風邪のときには最適な食材。ただし熱を通さないと効果が期待できないので、注意しましょう。生姜入りの甘酒もよい栄養補給になります。
定番のおかゆ&雑炊

●子どものころから風邪のときは卵雑炊を食べさせてもらっていた。そのため、家族が風邪をひいたら必ず作っている。(女性/32歳/学校・教育関連/専門職)
●子どもが風邪をひくと、パンで作ったミルク粥を食べたがります。(女性/45歳/専業主婦)
●小さいころに母が作ってくれた味噌味のおじや。決して特別なものではないのだが、何故か食べたくなる。(女性/35歳/専業主婦)
風邪のときの養生食と言えば、定番のおかゆ、雑炊です。雑炊は「おじや」とも言いますね。おかゆは、多めの水でやわらかく炊いたごはん、雑炊は調味料で味つけしたごはんを指します。お米から炊いたおかゆは絶品ですが、急いでいるときはごはんをそのまま煮てもOK。
胃腸風邪をひいたときは、刺激の少ないおかゆがいいでしょう。
元気なときは薄味で物足りなく、おかゆなんか食べたくないと思うのに、なぜか風邪をひくとおかゆを食べたくなるのは、日本人の本能かもしれませんね。
風邪のときだけ特別な飲み物

●ココアを飲むとホッとするし、甘さが風邪を和らげてくれる気がする。(女性/29歳/専業主婦)
●普段はスポーツドリンクが好きではないのに、風邪のときはポカリスエットが飲みたくなります。風邪のときだけおいしく感じます。(女性/30歳/専業主婦)
●私は日本酒と卵を混ぜた卵酒が飲みたくなります。子どもはココアを欲しがります。(女性/43歳/商社・卸/事務系専門職)
風邪のときは、スポーツドリンクを飲みたくなるという声が多く見られました。これは、スポーツドリンクに含まれる水分、塩分、糖分を身体が欲しているという理由が大きいでしょう。なかには「子どものころから風邪をひいたら飲まされていた」という習慣づけができている人もいました。糖分をあまり摂りたくない人は、経口補水液がオススメです。
ホットココアも、糖分補給と香りによる癒し効果が期待できますね。だるくてぼんやりしているときに、家族が作ってくれるココアは最高です。
栄養のある卵酒は、風邪のひきはじめには有効ですが、本格的に寝込んでしまったら飲まないほうがいいでしょう。
まとめ
なぜか風邪のときに食べたくなる、飲みたくなるもの……みなさんの場合はいかがでしょうか? 風邪をひくと家族が必ず作ってくれた食べものや飲みものは、なんでも特別に感じますね。
風邪で弱った身体にも心にも、温かい栄養が必要です。インスタントのスープでも、缶詰の果物でも全然OK!「ゆっくり休んでね」の声かけとともに、ぜひ特別な思い出を作ってあげてください。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年10月1日~2日
調査人数:113人(22歳~40代までのパパ・ママ)
(マイナビ子育て編集部)