安心して「鍵っ子デビュー」するためのチェックリスト20項目!親ができる事前準備は?地震が起きたら?【専門家解説】
新学期になると、自分で鍵を持って登下校し、一人で留守番をするようになる子も増えます。それも一つの成長ではありますが、不安やリスクがあることも事実です。子供が安心して「鍵っ子生活」を送るためのコツについて、子どもの安全教育の専門家である、ステップ総合研究所 所長 清永奈穂さんにお聞きしました。
- 鍵っ子に起こりうる5つのリスク
- 鍵を落とす・なくす
- 鍵を忘れる
- 家に入るまでに時間がかかる
- 鍵を見られる
- 留守番中に危険なことをしてしまう
- 鍵っ子に守ってほしいことチェックリスト
- <持つ>鍵の管理で守ってほしい4項目
- <使う>鍵の開け閉めで守ってほしい4項目
- <居る>留守番で守ってほしい12項目
- 5つのステップで行う「鍵っ子の練習方法」
- ① 行動範囲を歩く
- ② 外から帰ってきて鍵を使う
- ③ 短時間だけ留守番する
- ④ ピンポン、電話をする
- ⑤ フィードバックする
- こんな時どうする?事前に確認しておきたいこと
- 事前にやっておくこと
- ケース1|鍵をなくした・忘れた
- ケース2|家の前に不審者がいる
- ケース3|地震が起きた
鍵っ子に起こりうる5つのリスク
まずは鍵っ子になるとどんなリスクが生じるのかについて考えてみましょう。
鍵を落とす・なくす
子供が鍵を持って登校するので、通学路や教室などに落としてしまうこともあるでしょう。すぐに気づけばいいのですが、どこで落としたのかわからず、いざ鍵を使う場面になってなくしたことに気づくことが多いものです。
鍵を忘れる
朝、家に家族がいる状態で子供が登校するご家庭では、施錠の必要がないために鍵を持っていないことに気づかず、自宅に置いたまま外出してしまうことも考えられます。
鍵をなくしたり忘れたりすると、家に入れず、ただただ家族の帰りを家の前などで待ち続ける事態になることも。
家に入るまでに時間がかかる
紛失防止のために、ランドセルの奥やファスナー付きのポケットなど落としにくい場所に鍵をしまっておくお子さんもいるようです。しかし、落としにくい場所は取り出しにくい場所でもあります。
玄関の前やマンションのエントランスでランドセルを下ろし、鍵を取り出し、解錠……としている間に、不審者が一緒に建物に入り込んでしまうことも考えられます。
鍵を見られる
下校の際、出しやすいように鍵を手にぶらぶら下げて歩いている子を見かけることがあります。すぐに出せない場所に鍵をしまっていると、玄関やマンションの前でランドセルをおろすのが面倒だからと、手に持ってしまうのかもしれません。
鍵を持っていることを他者に知られることにはリスクがあります。鍵っ子=家に大人がいないと知られ、不審者に声をかけられたり、後をつけられたりする危険があるのです。
留守番中に危険なことをしてしまう
無事家に帰り着いたとしても、そのあとはしばらくの間ひとりで留守番をしなければならないのが鍵っ子です。大人ならば簡単にできること・やらないようなことでも、子供にとっては難易度が高く、危険が伴うことも少なくありません。
例えば、
・ストーブやガスコンロなどを使用する(火災の危険)
・アルミ製袋などを電子レンジで加熱する(火災の危険)
・お風呂などで水遊びをする(溺れる危険)
・ベランダで踏み台などに乗って遊ぶ(転落の危険)
・薬を誤って口にしてしまう(誤飲の危険)
などの可能性があります。
また、危険とまではいかなくても、暖冷房が適切に使えず体調を崩してしまったりすることもあるでしょう。
鍵っ子に守ってほしいことチェックリスト
危険を避ける上でも、鍵っ子になるために最低限できていてほしいことがあります。それは大きく分けて3つ。
✅ <持つ>鍵の管理ができること
✅ <使う>鍵の開け閉めができること
✅ <居る>留守番ができること
ここからお伝えすることを何度も繰り返し練習し、できるようにしておきましょう。
<持つ>鍵の管理で守ってほしい4項目
鍵の管理について、守ってほしいことは以下の4点です。
① 鍵は決めたところにしまっておく
決められたケースなどを使い、同じ場所にしまいましょう。
② 鍵を持っていることは他の人に知らせない
鍵を持っていることを他の人にしゃべったり、見せびらかしたりしないようにしましょう。
③ 鍵をなくした時にはすぐに保護者に報告する
鍵は大切なものです。なくしてしまったら、隠さずにすぐ伝えましょう。
④ 鍵は使ったらすぐしまう(元の位置に戻す)
鍵をランドセルから取り外したままにすると、なくしたり、次の日持っていくのを忘れたりする原因になります。すぐにしまいましょう。
鍵の管理、親の事前準備
帰ってからもう一度出かける場合は、できれば外出用のバッグを決めておいて、そこにランドセル用とは別の鍵をつけておくといいでしょう。一緒にすると、付け替えを忘れることで、登校の際に自宅に置き忘れるリスクが生じます。
なお、鍵カバーや鍵ケースなどで上手に隠してなくさないように持てるものを活用しましょう。
・鍵が見える
・名前が見える
・住所が見える
などの状況は避けなければなりません。
名前や住所が注意が必要なのは、鍵が第三者の手に渡ってしまった時、悪用されやすいからです。キーケースなどに名前や住所を記入することはやめましょう。
<使う>鍵の開け閉めで守ってほしい4項目
① 家に入る前に振り返る
まず、お友だちと別れて一人になったら、前後に気をつけるようにしましょう。家の前に着いたら、できれば20メートル後ろ、最低でも6メートル後ろは振り向いて、後ろから誰かついてきていないかを確認します。
オートロックの場合も、後ろからついてくる人がいないか、前方に待ち伏せしているような人がいないか気をつけます。
▶︎防犯合言葉“はちみつじまん”の、「ち」「み」「じま」に該当します。詳しくはこちらの記事で
② 速やかに鍵を開け、すぐに家に入る
①を確認したら、玄関先などでモタモタせずにすぐに鍵を開けて家に入りましょう。
③ 大きな声で「ただいま」と言いながら、すぐ施錠
不審者対策として、屋内に家族がいるように振る舞うことは有効です。もし一人でいる家に「ただいま」というのが寂しいようであれば、「ママー」「パパ―」「おーい」でも「わー」でも「おなかすいたー」でもなんでもいいです。声を出しながら家に入りましょう。
また、鍵は開けられたのに、閉め忘れることも珍しくありません。家に入ったらすぐ施錠を徹底してください。
④ 使った鍵を確認する
鍵をランドセルから取り外して開け、そのまま鍵穴に差し込みっぱなし……という、非常に危険な状態になることも。できれば取り外さずに使用できるものにして、使ったあとは鍵が元どおりになっているか、確認するようにしましょう。
鍵の開け閉め、親の事前準備
鍵を開ける際の振り返り確認については、どうしても鍵を開けることに集中してしまうので、最初は難しいと思います。一学期中にできるようになるのを目安に、少しずつでいいので後ろを見てから鍵をあける癖をつけていくように練習してくださいね。お子さんには「“だるまさんが転んだ”のように」、というとイメージしやすいかもしれませんね。
また、マンションの場合、死角となるエレベーターホールや郵便受けのあたりは待ち伏せの危険があることや、管理人さんにきちんと挨拶することも教えてください。
家に帰って来た時の声を出す行動については、お子さんに「後ろからもし悪い人がついてきたときに、『あ、家の人がでてきてしまって悪いことができない!』と逃げていくからなんだよ」と説明すると、理解してもらいやすいでしょう。
<居る>留守番で守ってほしい12項目
留守番中はさまざまな危険と隣り合わせです。家の中にあるリスク、家の外から来るリスク、それぞれに対応できるよう、子供が一人で留守番をする際に守ってほしいルールを挙げます。
① お留守番中に誰かが来ても出ない
誰かがインターフォンを鳴らしても対応せず、そのままにしましょう。宅配便などに対しても、少なくとも小学一年生のうちは対応しないようにした方がいいでしょう。
② 鍵は必ず閉めておく
玄関のドアだけでなく、できればベランダや窓の鍵も閉めておくようにしましょう。
③ 登録されている番号以外の電話には出ない
電話で在宅情報を探られ、犯罪につながるケースは珍しくありません。万が一、うっかり知らない番号からの電話にでてしまったときには、「今、お母さんは(お父さんは)忙しいので」とすぐに切り、あれこれ会話しないようにしましょう。
⑤ 火やお湯を使わない
ガスコンロやストーブなどは火災のリスクがあります。また、カップラーメンなどを作ろうとして、電気ポットのお湯で火傷することもあります。子供だけでいるときは、使わないようにしましょう。
⑥ 決められたもの以外は電子レンジに入れない
電子レンジならば火を使わないので安心と思うかもしれませんが、誤った使い方をすると火事の危険があります。大人が「これは電子レンジで温めていいよ」と準備したもの以外は電子レンジに入れないようにしましょう。
⑦ アイロン・包丁・瞬間接着剤は使わない
アイロンビーズなどでアイロンを使いたいと思ったり、お料理に興味があって包丁などの刃物を使いたいと思うこともあるでしょう。しかし、これらは火傷や怪我の危険があるので、使うのは必ず保護者のいるときだけにしましょう。
また、工作などで使いがちな瞬間接着剤も、衣服に付着すると火傷(やけど)するおそれがあります。一人でいる時に怪我をすると対応が遅れるので、使うのはやめましょう。
⑧ お風呂で遊ばない
浴槽など水が溜まっているところでは遊ばないようにしましょう。また、ドラム式洗濯乾燥機で遊ぶことは大変危険です。入ったりすることは絶対にやめましょう。
⑨ ベランダでは遊ばない
転落事故防止のために、ベランダで遊ぶことはやめましょう。
⑩ 外出予定は事前に伝える
お友だちと遊びに行くなど帰宅してから出かける場合は、あらかじめ保護者にその予定を伝えるようにしましょう。急に予定ができた場合でも、携帯電話に連絡するなど何らかの方法で知らせて許可を取りましょう。
⑪ 勝手にお友だちを家に入れない
外で遊ぶ時だけでなく、お友だちを家に呼ぶ場合も必ず保護者の許可をとりましょう。
⑫ タブレット、ゲーム機などは家のルールを守って使う
一人でいる時に動画を見たりゲームしたりする時でも、決められたルールを守りましょう。
留守番、親の事前準備
一人で食事をすることが想定される場合は、電子レンジにかけてよいもの・悪いものがわからないうちは「これはチンしていいよ」というものを事前に用意しておきましょう。なお、冷凍食品の外袋も加熱不可なので、あらかじめ外袋を外しておくなどの工夫をしましょう。
ベランダだけではなく、出窓に座ったり、網戸にもたれかかったりすることで起こる窓からの転落事故もあります。一人で留守番させる前に、一度家の中の転落リスクがある場所を点検しましょう。
転落だけでなく、やけどする、溺れる(お風呂など)、閉じ込められる(ドラム式洗濯乾燥機など)、誤飲・誤食する(薬やアレルギーのあるものなど)と、ものや場所によっては命に関わる危険が隣り合わせであることを忘れてはいけません。「だめよ」と言葉で伝えるだけではなく、子供の手が届かない場所に収納したり、近づけないようにするなどの対策が必要です。
大人がいない環境では、子供が誤ったICT機器の使い方をしてしまうこともあります。タブレット、ゲーム機などについて家のルールを再度確認しましょう。使用時間や使い方、使用場所、見ていい動画などについて決まりを作り、紙に書き出してみるといいですね。もちろん、フィルタリングは必ずかけておいてください。
上記に併せて、生活上のルールも作っておくと安心です。
例えば
・遊ぶのは宿題が終わってから
・おやつは用意されてるものを食べる
・お金は勝手に使わない(もしくは「○円まで」と上限を決めておく)
など。ご家庭ごとに、お子さんと相談して決めてみてください。
5つのステップで行う「鍵っ子の練習方法」
新学期が始まり、急に鍵っ子スタート……となると、子供は戸惑うものです。また、想定していなかったことが起こることもあります。シミュレーションも兼ねて、事前に練習をしましょう。
① 行動範囲を歩く
登下校時の通学路や、帰宅後にお友だちと遊びに行く場所とそこまでの経路など、子供と一緒に歩いて安全な場所・危険な場所をチェックし、「おさんぽ安全マップ」を作りましょう。できれば通学時間に合わせて、朝と夕方に歩いてみるといいですね。
チェックの例
✅ 危険な場所である「ひまわり」に該当する場所はないか
ひとりだけになる場所、まわりから見えにくい場所、わかれ道・わき道・裏道、りようされていない空き家や空き地
▶︎「ひまわり」について、詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています
✅ 地震が起きた時に危なそうな所はないか
落ちてきそうなもの、倒れてきそうな塀など
✅ いざという時に頼れる安全な場所はどこか
子ども110番の家やコンビニなど、危険が迫った時に駆け込める場所
② 外から帰ってきて鍵を使う
外から帰ってきて、周囲を確認しつつ鍵を開け、声を出しながら玄関に入り、鍵を閉め、鍵を収納する……という一連の行動を何度か練習しましょう。できれば、実際にランドセルを背負って下校時と同じ状態でやってみるといいですね。
③ 短時間だけ留守番する
まずは、30分ぐらいの短時間から一人で留守番をしてみましょう。その時に④の練習も併せて行います。
④ ピンポン、電話をする
留守番の練習中、外からインターフォンを鳴らしてみたり、非通知で電話をかけてみたりして、対応の練習をしましょう。
インターフォンが鳴ったら確認もせず玄関を開けてしまったり、反射的に電話に出てしまったり、ということは子供には珍しいことであはりません。実際にやってみて、対応を確認します。
また、家の電話などから保護者に連絡する方法についても練習しておきましょう。
⑤ フィードバックする
①〜④の練習をしたら、そのままにするのではなく、必ずフィードバックをします。
よくできたらたくさんほめて、子供に「自分は鍵をきちんと使って留守番もできるんだ」という自信をつけてあげましょう。
約束が守れなかったら、「なんのための約束か」ということを改めて伝えて、何度でも練習しましょう。繰り返し説明して練習することで定着していくので、あきらめず、粘り強くやっていくのがコツです。
こんな時どうする?事前に確認しておきたいこと
何度も練習して普段は問題なく生活できても、不測の事態が起こることで途端に対応に困ることがあります。地震が起きた時、鍵をなくした時、家の前に不審者がいる時……そんな場合はどうするかについても、話しておきましょう。
事前にやっておくこと
✅ 保護者への連絡手段を決めておく
まず、緊急の連絡手段を決めておきましょう。連絡先も、携帯電話、職場の電話、LINE等のSNSなど、できれば一つだけでなく複数の方法や連絡先を決めておけると安心です。公衆電話も使えるようにしておくといいですね(場所と使用方法の確認、小銭の携帯、連絡先のメモ)。
✅ SOSを出せる場所を確保する
鍵を紛失した場合の対策として、近くに祖父母や信頼できる人がいる場合は、スペアを預けておくのも一つの方法です。
また、不審者遭遇時の対策として、近くのコンビニ、交番、友達の家、ご近所、よくお買い物に行くお店などは頼りになるので、事前にご挨拶しておくとよいでしょう。場合によってはトイレを借りたりすることもあるかもしれません。
✅ 家庭内の地震対策をしておく
食器棚やタンスは固定し、テレビなどは落下しないよう、またガラスの飛散を防ぐような対策をするようにしましょう。
✅ 避難場所を確認しておく
地震が発生した場合など、どこに避難すべきかを事前に確認し、自分で移動できるようにしておきましょう。
ケース1|鍵をなくした・忘れた
鍵をなくしたり忘れたりした場合、公衆電話などから保護者に早めに連絡するようにしましょう。
ケース2|家の前に不審者がいる
まずは近くのコンビニなど「SOSを出せる場所」に駆け込みます。その上で保護者に連絡をしましょう。
ケース3|地震が起きた
地震が発生した際、家の中にいるときは、「おちてこない、たおれてこない、うごいてこない、とんでこない」ところに逃げられるようにしておきましょう。そのためにも、まず自分の身を守れるように事前に練習が必要です。
耐震構造的に倒れにくい家が多く、余震もあるので、家の中にいて大丈夫な場合は無理に動かないようにしましょう。ただし、火事が発生したり、家が傾いたりした等のときは、あらかじめ家族で約束した避難場所に移動しましょう。
information
今回解説いただいた清永奈穂先生の新刊「おおじしん、さがして、はしって、まもるんだ」(2023年4月13日発売)では、地震発生時に子どもが取るべき行動などについて学ぶことができます。
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大地震発生直後の8秒が生死を分ける、と言われています。
子どもが一人の時、この8秒間にどうやって自分の身を守れば良いのでしょうか?
合言葉は「さがして(うさぎ)、はしって(ねずみ)、まもるんだ(かめ)」。
このフレーズと一緒に逃げる場所を確保し、次の揺れに備えることが初期動作として大切です。
また、安全と危険な場所の判断ができ、体のどこを守ればいいかもわかります。
巻末3ページで親向けのページを設け、8秒間で3つの動物になって避難場所を探すための練習方法や日ごろ、親子でやっておきたいことなどをまとめました。
(岩崎書店HPより)
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清永先生のコメント
子供は、実は心細い気持ちでいます。
学童クラブで安全教室をすると「こわくないもん」とか「悪い奴は倒してやる」などと強気なことを言いながら、色々と怖い場面を妄想したり、「家に帰りたくない」と、わざと遅くとぼとぼ歩いたりする子も多くいます。
子供なりに一生懸命ルールを守ろうとするけれど、鍵や約束を忘れたり、楽しそうなものに流れたり(お友だちと急に約束したり)してしまうものです。叱りたくなる親御さんの気持ちは痛いほどわかりますが、子供の気持ちを酌んで、たまには息抜きさせてあげてくださいね。
帰宅するとやることも多く、早く宿題して、早くお風呂入って、早く寝て……と焦りますが、「一日お疲れ様」とギュッと抱きしめてあげてください。そして、今日一日の楽しかったことを聞いてあげてください。
楽しいことばかりではなく、もしかしたらつらい目に遭ったかもしれません。でもそれは親が心配するからと教えない場合もあります。
・怪我やあざ
・服の汚れ(普通の生活では付かないようなもの)
・ノートや筆箱の中(いたずら書きされている、消しゴムがなくなっている)
などから、友達とうまくいっていないなどのサインが見えることもあるので、注視してください。
また、友人関係だけではなく
・見慣れぬ車がつけてくる
・見慣れぬ人がじっと待っている
など、危険の前兆を子ども自身がとらえていることもあります。「帰りは誰と帰ってきたの?」「通学路のあのお花はもう咲いてる?」など、通学路を想起させるような問いも投げかけてみてください。そうすれば「あ、そういえば……」と異変を思い出すかもしれません。
親子で些細なことでも話し合えることで、子供の心と体の安全を守っていきたいですね。
(解説:清永奈穂先生、構成:マイナビ子育て編集部)
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