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2025年03月18日 15:37 更新

半数以上の親が「小学校にあがってから食事づくりの負担が増えた」。共働き親を悩ませる食卓の「小1の壁」とは?

「Oisix」はこのほど、春の入学シーズンに向けて、食卓の「小1の壁※」の実態調査を実施しました。

81%の事業所が子どもの小学校入学以降時短勤務なし

仕事と育児の両立が難しくなる「小1の壁」が近年、課題視
近年、子どもが小学校に入学したタイミングで、子育てと仕事との両立が難しくなる「小1の壁」が課題視されています。

子育てと育児の両立のため「時短勤務(短時間勤務制度)」を活用する人も多いですが、国の「育児・介護休業法」では3歳未満の子どもを育てている人を対象としています。

それ以降の時短勤務については各事業所の判断にゆだねられていて、厚生労働省の「令和4年度雇用均等基本調査」によると、時短勤務が認められている事業所のうち、小学校入学以降も時短勤務を使えるのはたった26%。

時短勤務が認められていない事業所を含めた全事業所でみると、81%が子どもの小学校入学以降時短勤務がない中で仕事と育児の両立が求められている実態があります。

小さな子どもがいる共働き家庭に多く利用しているOisixでも課題解決に向けた取り組みを進めるべく今回、食卓に関わる「小1の壁」について調査を実施しています。

全国の20〜50代の男女に「小1の壁」の認知度を調査

「小1の壁」の認知度はわずか37%

「小1の壁」の認知度はわずか37%。19%は「小学校にあがると親の負担が減ると思う」
全国の20〜50代の男女8801名にアンケート調査を実施したところ、「小1の壁」という言葉を知っていたのはわずか37%のみでした。

子どもが小学校にあがると親の負担は減ると思うか聞いたところ、30%が「増える」と回答した一方で、19%は「減る」と回答。まだまだ「小1の壁」に対する世の中の理解が追い付いていない実態が明らかになりました。

現在小学生の子どもを持つ共働きの男女489名に「小1の壁」の実態調査

61%が「時間が足りない....!」と感じる

61%が「時間が足りない....!」と感じることが増えたと回答
現在小学生の子どもを持つ共働きの男女489名にアンケートを実施したところ、小学校入学後、実際に52%が「小1の壁」を感じたと回答しました。

57%が小学校に上がってから負担が増えた

さらに小学校入学以降の変化について聞いたところ、57%が小学校に上がってから負担が増えたと回答し、61%が小学校にあがってから「時間が足りない……!」と感じることが増えたと回答。また、47%が職場や周囲の理解やサポートを得づらいと感じると回答しました。

56%が出社回帰による「小1の壁」負担増を予想
さらに、昨今進んでいる出社回帰の波で、56%が出社回帰で「小1の壁」がより高くなると思うと回答。今後さらに「小1の壁」の負担が増していくことが予想されます。

53%が小学校にあがってから食事づくりの負担が増加

53%が小学校にあがってから食事づくりの負担が増加したと回答
食事づくりの負担の変化を聞くと、53%が小学校にあがってから日々の食事づくりの負担が増えたと回答しました。

「負担が増えた」と回答した人に具体的に感じた負担を聞くと、49%が「買い出しに行く時間が取れない」、43%が「やることが多く食事づくりに時間がかけられない」「栄養バランスを考慮した食事づくり」と回答。時間がないなかでも栄養バランスのよい食事をつくりたいという悩みが明らかになりました。

お弁当づくり等で、長期休暇にはさらに食事づくりの負担が増加
また、実際に「小1の壁を感じた」と回答した人に具体的に感じた壁を聞くと、31%が「長期休暇の対応」と回答しました。

長期休暇の対応で大変だったことを具体的に聞くと、71%が「自宅での食事づくり」と「学童などに持参するお弁当づくり」と回答し、日々の負担に加えて長期休暇はさらに食事づくりの負担が増すことがわかりました。

調査概要

<調査1>Q1~Q2
・調査時期:2025年1月9日〜1月10日(インターネット調査)
・調査属性:日本全国の20代〜60代の男女(8,801名)
・調査時期:2025年1月16日~2025年1月23日(インターネット調査)

<調査2>Q3~Q11
・調査時期:2025年1月16日~2025年1月23日(インターネット調査)
・調査属性:現在小学生の子どもがいる共働きの男女(489名)
・出典元:オイシックス・ラ・大地 2025年 小1の壁調査


オイシックス・ラ・大地
https://www.oisixradaichi.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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