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2023年05月02日 10:00 更新

やはり男性の方がロマンチスト?「来世でもあなたと結婚したい」という思いに対して女性の回答は…【シニアの夫婦観】

結婚生活は、何事もなければおそらく何十年と続いていくものでしょう。長年夫婦で暮らしてきた経験を持つ今のシニアは、どんな夫婦間を持っているのでしょうか? 現在、配偶者がいるシニアに行ったアンケートの中に興味深い結果が見られました。あなたは、今のパートナーと老後や来世でも一緒に生きていきたいと思いますか?

ソニー生命保険では、シニア層の意識や生活実態の把握のために、定期的に「シニアの生活意識調査」を行っています。この記事では、全国の50歳~79歳の男女を対象にした2022年の調査結果から、シニアの夫婦観に関するデータをご紹介します。

老後も夫婦一緒に暮らしたい人が8割

配偶者がいるシニア696人を対象に、「老後も配偶者と一緒に暮らしたいと思うか」と尋ねた結果が以下のとおりです。

全体では「非常にそう思う」と回答した人が最も多く、約半数の50.9%が「非常にそう思う」と回答しました。「どちらかといえばそう思う」と合わせると、83.9%の人が老後も配偶者と一緒に暮らしたいと思っていることがわかりました。

この数字を多いとを多いと感じるか、少ないと感じるかは人によって異なるかと思いますが、大半の人が今の配偶者との生活に満足しているといえそうです。

夫の方が「老後も一緒に」と考える人が多い

また、この回答を男女別にみたところ、男女で少し違った結果になっています。

男性は「そう思う※」と回答した人が90.4%であるのに対し、女性は76.7%とやや低い結果でした。「そう思う」は女性の方が男性よりも10ポイント以上少なく、「非常にそう思う」に至っては20ポイント以上少なくなっています。

どちらかというと女性の方が、配偶者に不満を持っている人が多いのかもしれません。

※そう思う:「非常にそう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計

生まれ変わっても同じ相手と夫婦になりたい人が6割

現世で今の相手と添い遂げたいというシニアが多数であることがわかりましたが、この調査では少し視点を変えて「来世」についての質問もしています。回答はどうなったでしょうか?

「生まれ変わっても今の相手(配偶者)と結婚したいと思うか」と尋ねたところ、次のような結果となりました。

全体では「非常にそう思う」が26.3%、「どちらかと言えばそう思う」が35.5%で、“生まれ変わっても同じ相手と結婚したい” と思う人の方が多いのですが、そう思わない人の割合も約4割と少なくありません。一定数は “生まれ変わったら別の人と結婚したい”(もしくは誰とも結婚したくない?)と考えているようです。

女性のほうが別の人との結婚生活を望む傾向が強い?

こちらも同様に男女別で見てみると違いのあることもわかります。

男性は「そう思う※」人が72.1%、「そう思わない※※」人が27.9%と、全体平均よりも「そう思う」の割合が高くなっていますが、女性は「そう思う」50.5%、「そう思わない」49.5%と、ほぼ半々とかなり拮抗しています。また、女性の場合、「非常にそう思う」が18.7%と、4つの選択肢のうちでもっとも少なくなっているのも特徴でしょう。

誰しも別の人生を想像することはあるかと思いますが、女性のほうが、たとえ今の相手に大きな不満はなくても、次の人生があるなら別の人と結婚してみたいと考える人が多いのかもしれません。

※そう思う:「非常にそう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計
※※そう思わない:「全くそう思わない」と「どちらかといえばそう思わない」の合計

まとめ

昭和の終わりはまだ専業主婦世帯が多く、平成の始めも専業主婦世帯と共働き世帯が拮抗していた時期です。今のシニア世代では、家庭で家事や育児を1人で担ってきた女性も少なくないと考えられるでしょう。また、経済状況によっては、家事・育児をしながらパートタイム労働で家計を支えてきた人もいるかと思われます。結婚後の生活で苦労した思いがあって、別の結婚生活をしてみたいと望むシニア女性も少なくないのかもしれません。

(マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

調査概要

■シニアの生活意識調査2022/ソニー生命
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の50歳~79歳の男女(有効回答数1,000サンプル)
調査時期:2022年8月2日~8月3日
調査方法:インターネット調査

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