ナチュラルグリーンがいい♪ 自分で作るクリスマスクラフト6種
フレッシュなグリーンを使って作るクリスマスクラフトは、本物ならではのよさがあります。どのような素材で何を作るか、飾るときのポイントもあわせてご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
クリスマスでは、おうちでもツリーを飾ったり、プレゼントの用意をしたり、なんだか楽しい気分になるシーズンですよね。クリスマスならではの飾りつけをすると、さらに気持ちも盛り上がります。
100均や雑貨店でもクリスマスコーナーが登場し、ステキなものがたくさんあって迷ってしまいますが、今年はぜひナチュラルグリーンを使って、クリスマスの飾りを作ってみませんか? 本物のグリーンならではのよさを体感してみてください。
クリスマスクラフトを作るときの材料
クリスマスが近づくと、お花屋さんではさまざまな常緑樹の鉢植えや枝物が並びます。
クリスマスツリーで使われるモミの木やコニファーも同じく常緑樹。これは寒い冬でも緑の葉を茂らせることから「永遠の命」を象徴するものとして、クリスマスでは用いられているから。
そこでクリスマスの飾りを作るなら、常緑樹の葉を取り入れると◎
常緑樹の葉は比較的水分も少なく、乾燥しやすいのでクラフト向き。グリーンはそれぞれ色や形、香りも違います。好みもあるので、好きなものを選べばOK。
クリスマスで代表的なモミの木以外にもヒムロ杉、コニファー ブルーアイス、ユーカリ、ヒバ、ローズマリーは手に入りやすい常緑樹の枝物。丸い蕾が可愛いバーゼリアもアクセントになってオススメです。
コニファーやハーブなどは、庭にある場合もあると思います。わざわざお店で購入しなくても手に入るときは、虫や汚れを落とすために軽く洗って、水分をしっかり拭き取ってから使ってください。
グリーンを引き立てる赤はクリスマスカラーでもあるので、少し加えただけで季節感が出ます。秋~冬にかけて野ばらの実やサンキライなどの赤い実の枝物や、姫リンゴやトウガラシといったものもよく使われます。生のまま使ったり、すでにドライになったものもあれば、フェイクのものもあるので用途に合わせて使い分けると◎
そのほかにも、クリスマスらしい飾りやリボンなども、手軽に可愛く仕上がるのでイイですよね。100均でも豊富に揃うので、まずはのぞいてみるといいですよ♪
今回使用頻度が高いのはワイヤーとグルーガン。
ナチュラルグリーンでリースを作るときには、リースワイヤーが断然使いやすくてオススメ。輪っかの中にもするりと通すことができ、途切れることなく巻いていけます。生の葉物を使う場合は、乾燥していくうちに細くなるため、しっかりきつく巻いていく必要がありますが、このワイヤーだとぎゅっと締めながら巻きやすくて作業がスムーズに進みます。細めのゴールドのワイヤーは、見える場所に使っても映えるのであると便利。
どちらも残念ながら100均では見たことがありませんが、クラフト用品のお店やホームセンター、お花屋さんや手芸屋さんで探してみてください。
ナチュラルグリーンを使ったクリスマスクラフト
生の素材を使うのは、ちょっと敷居が高く感じる方もいるかもしれません。でもちょっと憧れませんか?
・フェイクのものよりも費用がかさむ
・扱いにくい
・そもそもどうやったらいいのかわからない
・すぐにダメになるでしょ?
そう思っていたらもったいない! 実は意外に長持ちするし、上手に使えばコスパもいいんです。
今回は、メインのナチュラルグリーンとしてヒムロ杉1本、ユーカリ1本、ブルーアイス1本、バーゼリア1束(3本入り)を購入し、あとは家にある小物類や庭のローズマリーなどを使って、どのくらい作れるか試してみました。
ナチュラルグリーンリース
揃えた材料で複数のものを作りたい場合は、使用量の多いものや丈の長さが必要なものから。
まずは王道のリースから作っていきます。
材料
ヒムロ杉、ユーカリ、ブルーアイス、ローズマリー、バーゼリア、ドライ素材、土台のリース
リースに使う葉は使いやすい長さにカット。ちょっと短かったかも? と思っても意外に使えます。
作り方
① 土台リースにワイヤーを巻いて端をねじって固定する。
② グリーンを小さい束にする。
③ 土台リースに置き、ワイヤーで数回巻いて固定する。
④ 同じようにくり返し1周する。
⑤ 全体のバランスを見て、足りない場所にはグルーガンでグリーンをつけ、ドライ素材も貼りつける。
裏側は土台のリースにワイヤーが巻きつけてあるのが見える状態。グリーンは乾燥してくると細くなってくるので、巻くときはしっかり引っ張ってきつめを意識して。グリーン同士が引っかかって、意外に落ちてきませんが、巻き作業の段階で緩んでいないようにしましょう。
グリーンスワッグ
花束のように作るスワッグは、長さが要るので作る順番としては先に。全部長くなくてもいいので、段差をつけつつ、束ねられるくらいで材料を選んでみてください。
材料
ヒムロ杉、ユーカリ、ブルーアイス、バーゼリア、コットンフラワー、松かさ、リボン
作り方
① 松かさの根元付近のくぼみにワイヤーかけて1周し、ねじっておく。
② 材料を束にしてワイヤーでしっかり巻き、枝の端を揃えて切る。
③ リボンを作ってワイヤーをかけ、スワッグに取りつける。
※束を巻くのはリースワイヤー、リボンは細いワイヤーを使用。
スワッグは飾る向きは決まっていませんが、このまま乾燥させるので下向きのほうがキレイな形をキープできます。
サンタさんとミニツリーのアレンジメント
余った枝を使ってツリーの形にし、グリーンを入れて、ちょっとガーデン風に。サンタさんを乗せれば可愛いミニアレンジができあがります。
材料
ヒムロ杉、ユーカリ、ブルーアイス、コットンフラワー、フェイクりんご、サンタオーナメント、雪の結晶オーナメント、ベル、麻ひも、給水スポンジ、ココット皿
作り方
① ココット皿に給水スポンジをつけて吸水させる。
② 同じ長さに枝を3本切り、スポンジの半分より後ろくらいの位置で均等にさす。
③ 枝の上をまとめて麻ひもで結ぶ。
④ ベルにワイヤーを通し、麻ひもの下にくるように取りつける。
⑤ コットンフラワーとフェイクりんごを根元にさし、空いているところにグリーンを入れていく。
⑥ サンタを乗せる。
⑦ 雪の結晶のくぼみにワイヤーを巻き、枝に取りつける。
配置の仕方はお好みで。グリーンを入れるときには、しっかり給水スポンジにさして吸水できるように気をつけましょう。吸水できていれば、枝物や葉物はかなり長く持ちますよ♪
クリスマス☆スターオーナメント
クリスマスのモチーフでもある星の形に木を組み、グリーンをポイント使いにつけました。全体にグリーンをつけてもよさそうなので、お好みで作ってみてください。
材料
ヒムロ杉、ユーカリ、ブルーアイス、スターアニス、赤い実ペップ、ベル、スノーマンオーナメント、枝(乾燥したもの)、麻ひも
作り方
① 同じ長さの枝を5本作る。
② ワイヤーで固定しながら星型にする。
③ 麻ひもを星の尖った先のワイヤーの上に巻いて隠す。
④ グリーンを左右に伸びるように束ねてワイヤーで縛る。
⑤ ④をワイヤーで星に取りつける。
⑥ ペップ(赤い実)をつける。
⑦ グルーガンでスターアニス、スノーマンを接着し、バランスを見てグリーンもグルーガンで貼って足していく。
⑧ ワイヤーを通してベルを取りつける。
※スノーマンが固定しにくい場合は、余っている枝などを貼って補強すると安定します。
ナチュラルミニツリーの飾り棚
ちょっと細かい作業ですが、小さな短い葉を集めて作ったツリーがすごく可愛い! 今回はセリアの小さな飾り棚を使いましたが、大きなボードやフォトフレームに作っても◎
材料
ヒムロ杉、ユーカリ、ブルーアイス、バーゼリア、ドライ素材、サンタオーナメント、ミニチュアガーデンフェンス、麻ひも、マスキングテープ
プラス材料は全て100均商品。マスキングテープを貼ると背景が変えられることに加え、リメイクしたくなったら簡単に剥がせるというメリットも。グルーガンでどんどん張りつけていきますが、マスキングテープを剥がせば原状回復可能です。
作り方
① 飾り棚の底にマスキングテープを貼る。
② ブルーアイスの枝を中心の下に合わせてグルーガンでつける。
③ グリーンを短く切って、グルーガンでツリーの形に貼っていく。
④ バーゼリアを1粒ずつにカットして、ツリーに貼っていく。
⑤ 蝶々結びにした麻ひもを葉と枝の境目に貼る。
⑥ 小さい棚の右側にはグリーンとドライ素材をそれぞれ貼りつける。
⑦ 左側には一番上の棚にサンタとフェンスを貼りつける。
※フェンスははしごに見立てています。
※はしごとサンタを設置した場所にもマスキングテープを貼っておくと、あとで簡単に剥がせます。
ミニリースで残り物整理
すでに5個のクリスマスの飾りが完成!
残っているのは細々して量も少なめ……。最後は全部かき集めて、ミニリースにして使い切ります!
残ったグリーンはあまり長さもない細々したものばかり。使用量が少ないものだとまだいくつも使えますが、そろそろ使い切ってしまいたくなるころ。
小さいリースなので、ベースはワイヤーを3重にして輪っかにして使用。通常のリース同様に作りますが、グリーンの長さは短めでOK。ぐるっと1周して、最後はペップをグルーガンでつけて完成。
ベースはワイヤーなので形の修正がしやすいです。グリーンの量を見て足りなさそうであれば、小さい輪っかにすることも可能。
ナチュラルグリーンを使ったときの飾り方と変化
フェイクと違い、生の葉は時間とともに変化していきます。
給水スポンジにさしてあるアレンジメントは、水を足していけば生のまま1~2ヶ月そのまま楽しめます。
リースやスワッグなど、水を切らした状態のものはそのまま乾燥してドライに。乾燥しても数ヶ月は色もキレイな状態をキープ。時間の経過とともに色が茶色くなってきます。
上手に乾燥して長く楽しむためには、湿気と日光が大敵。湿気があればカビの発生や傷みにつながります。日に当たるのも色落ちの原因に。乾燥が早ければ色もキレイに残るので、直射日光の当たらない、風通しのよい場所に飾るのがベストです。
こちらのヒバとサンキライのリースは、アレンジメントで1ヶ月ほど楽しんでからリースにしたもの。数ヶ月キレイな色で、夏を超えたころには茶色くなって作り直しました。
ヒバは処分しましたが、土台のリースやサンキライは再利用できます。サンキライは色が落ち着いて深い色合いに。オーナメントなども再利用できるので、リメイクできるものは意外にあります。
そういうわけで、ナチュラルグリーンで作ったものは、クリスマスシーズンの早い時期に制作しても、十分当日まで飾ることができます。その後はクリスマス限定のオーナメントなどだけ外して、次のシーズンのものを足してしまえば、意外に長く飾っておけますよ♪
まとめ
生の常緑樹を使ったクリスマスのクラフトは、本物ならではのよさがたくさんあります。
今回紹介したものは、ワイヤーとグルーガンがあれば作れるものばかりで、作り直しもできます。風通しのある直射日光が当たらない場所に飾れば、そのまま乾燥して長く楽しめるので、意外にコスパも悪くありませんよ♪
ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね!