藤本美貴さん、赤ちゃんの寝かしつけは「爆弾処理班のような気持ち」。背中トントンはしない独自の寝かしつけスタイル
2月7日深夜放送の『夫が寝たあとに』 (テレビ朝日系)で、藤本美貴さんが披露した赤ちゃんの寝かしつけエピソードに、子育ての現実が詰まっていました……!
「抱っこ紐から出さなくていい」
『夫が寝たあとに』はともに3児のママである藤本美貴さんと横澤夏子さんがMCを務めるトークバラエティです。7日の放送では番組の公式Instagramで募ったママたちの「思ってたんと違う」育児エピソードをもとに、藤本さんと横澤さんがトークを繰り広げる新企画「視聴者ママとママ会」が行われ、いつも以上に盛り上がりました。
ママたちから寄せられた「新生児全然寝ない」「背中スイッチが敏感すぎてベビーベッドに寝かせるのは無理だった」という寝かしつけに関するエピソードに、藤本さんと横澤さんは「わかる!」と全共感。藤本さんは子どもの背中スイッチが発動しないよう、「爆弾処理班のような気持ち」だったと振り返ります。
育児に不慣れだった時期は赤ちゃんを「(寝かせるときは)抱っこ紐から出さなきゃいけない」と思っていたため、抱っこ紐の状態で寝たのちに、そこから出してベッドに寝かせることに苦戦していたそう。しかし2人目、3人目になると育児にも慣れ、抱っこ紐に入れた状態で「そのまま寝かせる」でOKに。初めての育児では、何事も手順通りに行わなければならないと思ってしまいがちですが、慣れていくうちに自分がやりやすい方法を見つけられるものですよね。
「あんなの嘘!」
藤本さんは3人の子どもたちの中でも、「長男が全然寝なくて」「(ベッドなどに)置いたら絶対起きる」タイプで大変だったよう。そのため、長男が赤ちゃんだったころの外食では、店員さんに「立ちやすい席どこですか?」と確認した上で、抱っこ紐の中で寝ている長男を起こさないように立ったままご飯を食べるのが当たり前だったとか。たまの外食さえゆっくり楽しめないという現実、あるあるです。
赤ちゃんがここまで寝ないとは思いもよらず、産休に入る際には「どうせ暇だろう」と甘く見ていたという藤本さん。暇な時間にベビー服などを作ってみようとミシンを購入したのに、結局「一回も出さなかった。一回も。幼稚園のところまで一回も出さなかった」。
「あんなん(ミシン)カシャカシャやったら絶対起きるし。絶対無理、あんなん」と振り返る藤本さんに、横澤さんが「妊娠中とか子育て中って、編み物やミシンしたりという理想像があった」と共感すると、「あれもう映画の世界だよね。あれ嘘だよ、もう。あんなの嘘!」とヒートアップ。育休中に「暇な時間」などないんですよね……。
また、寝かしつけでやっている人も多い「背中トントン」ですが、藤本さんはトントンなしで子どもが寝なくなることを避けるため「トントンしない派」。とにかく部屋を真っ暗にして、子どもが気になるようなものを視界に入れない方法で寝かしつけてきたといいます。ほんの少しの光もない状態にするため、エアコンなどのスイッチを「黒いビニールテープで留める」ほどの徹底ぶりです。
それでも子どもが全然寝る気配のないときには、スマホのライトで照らし「目ぇ開けてんじゃないだろうな!」と抜き打ちテスト。寝かしつけは毎晩のことですし、なんとか子どもがすんなり寝てくれる方法を見つけたいものですが、実際はなかなか難しいですよね。
なかなか寝なかった長男も今では小6に
子どもが寝ないのは成長の証?
赤ちゃんの「眠り」は個人差が大きく、眠りのリズムが整っていくスピードもその子によって異なります。
また、それまでよく寝ていた子が急になかなか寝なくなることもあります。特に1〜2歳ごろの時期は、体や心が急速に成長していくので、その時期特有の成長過程が眠りを妨げることもあるからです。
よくあるのが、歯が生えることによる「歯ぐずり」や、心身の成長や保育園への入園などの環境変化をきっかけに起こる睡眠トラブルです。子どもがなかなか寝なくなると、親は本当に大変ではありますが、できるかぎり負担にならず続けられる寝かしつけの方法を探して、なんとかこの時期を乗り切っていきましょう。
どんな理由で寝てくれないとしても、子どもの眠りのスキルを育むための基本が「生活リズムや環境を整えること」「自分で寝付く力を育むこと」であることは変わりません。夜泣きを改善したいという場合は、卒乳と同時に寝かしつけ時のサポートを少なくしていき、お子さんにあった「ネントレ」方法を探していきましょう。