室内でここまで遊べるとは…! 熱烈レゴファンの息子が【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】(東京・港区)を初体験
レゴ歴5年の小3息子が「名古屋のレゴランドに行ってみたい!」と言い出したのですが、我が家がある東京からは遠すぎて泣く泣く断念。その代わりに、お台場にある【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】に行ってみることにしました。「名古屋のレゴランドより小さいみたいだし、満足できるかな?」と心配しつつ向かったのですが……⁉
【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】ってどんなところ?
カラフルで子どもたちの創造力をかきたてる、レゴブロック。
そんなレゴブロックが大好きな子どもたちの夢の国といえば、どこもかしこもレゴ尽くしで、レゴの世界観にどっぷり浸れる名古屋のテーマパーク「レゴランド」(正式名称:レゴランド・ジャパン)が有名ですよね。
でもじつは、東京と大阪にもレゴの世界観を満喫できるスポットがあるのをご存じでしょうか。
それが今回ご紹介する、屋内型のアトラクション施設【レゴランド・ディスカバリー・センター東京/大阪】です。我が家が訪れたのは、東京・お台場にある【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】のほう。
1,000坪の広さを誇る館内には、300万個を超えるレゴブロックが飾られ、シューティングゲームや4Dシネマをはじめ、レゴをテーマにした体験型アトラクションが全11種類も用意されているんですよ。
東京ジョイポリスやマダム・タッソー東京なども入った、大型ショッピングモール「デックス東京ビーチ」内にある【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】は、ゆりかもめのお台場海浜公園駅から徒歩2分。子連れでのアクセスのしやすさもバッチリです。
入場には、公式HPにて事前予約の上、日時指定チケットの購入が必要。週末や祝日などの混雑時は、3時間の入れ替え制となります。
レゴランド・ディスカバリー・センター東京 基本DATA
■所在地:東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ アイランドモール3階
■TEL:0800-100-5346
■営業時間:平日10:00~18:00 土日祝10:00~19:00
■休館日:デックス東京ビーチの休館日を除き、年中無休 ※年末年始の営業時間などは公式HPをご確認ください
■予約:必要(詳しくは公式HP参照)
■料⾦:当日チケット(3歳以上)2,800円~
※変動価格制を導入。料金は販売状況に応じて変更される場合あり。3歳未満は無料
■アクセス:
ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」から徒歩2分
りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩5分
■駐⾞場:デックス東京ビーチの駐車場を利用可能 ※1時間まで600円、以降60分につき600円
■トイレ:あり
■⾷事:館内のカフェテリアに軽食あり
■その他:
館内への飲食物の持ち込みは禁止。乳幼児、食事制限のあるお子さま連れの方は、事前にスタッフにご確認ください
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※以上情報に変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。
【公式HP】▶レゴランド・ディスカバリー・センター東京
いざレゴの世界へトリップ! たちまち惹き込まれる世界観がすごい
【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】は、デックス東京ビーチのアイランドモールの6~7階に入っているのですが、入場するのは3階から。
まずは、3階にあるこちらの入場口を目指しましょう。
我が家は春休み中の平日午後に訪れたところ、入場口に並んでいたのはわずか2組。事前予約制となっているので入場手続きもサクサク進み、ほとんど待たずに入れました。
入場ゲートは、レゴブロックの人形「ミニフィグ」の形!
「わぁー、ママ見て!」と息子のテンションも一気に上がります。
ゲートの奥に進むと、目の前に現れたのはレゴでつくられた可愛いオサルさんのフィギュア。
どうやらレゴの冒険に誘うナビゲーターのようです。「すごい数のピースだねぇ。つくるのにどれだけ時間がかかるんだろう?」と息子も興味シンシン。
ここでふと見上げると、土管から顔を出す男の人が!
ユーモアたっぷりのレゴらしい世界観に、親子でさっそく夢中になってしまいます。
突き当りにあるエレベーターで7階に上がると、そこはレゴブロックの製造過程を学べるコーナー「レゴファクトリー」。
「あのカラフルなレゴブロックは、どんなふうにつくられるの?」そんな疑問を抱いてるお子さんも多いはずですよね。
「レゴファクトリー」では、レゴの世界観にぴったりのカラフルなマシーンで、材料を混ぜて、溶かし、形づくる製造工程を遊びながら体感。
まるで工場見学をしているようで、驚きとワクワクがいっぱいです。息子もここでドハマりし、「さぁ、次に行こうか?」と声をかけても耳に届かないほど夢中になって遊んでいました。
使用ピース数160万個超え! 東京の名所をレゴで再現した「ミニランド」は見応えバツグン
続いてやって来たのは、東京の街をレゴで再現したミニチュアサイズのジオラマが展示してある「ミニランド」です。
こちらで使用されているレゴブロックの数は、なんと160万ピース以上! その壮大なスケールに、ただただ圧倒されます。
中でも「ねぇ、これすごくない?」と真っ先に息子の目に留まったのは、東京の空の玄関口「羽田空港」。
うわぁ~、これは驚きのクオリティ! 飛行機の丸みを帯びたボディもリアリティたっぷりに再現されているし、窓の向こうに人が座っているように見せる緻密なピース使いも絶妙。そのテクニックを盗もうと、息子も食い入るように眺めていました。
続くこちらは、雲より高くそびえるタワーでおなじみ「東京スカイツリー」。
近づいてみると、そのてっぺんは首をマックスに反らさないと見えない高さ。本物のスカイツリーを真下から見たことがないのですが、まさにこんな感じなんでしょうね~(笑)。
東京駅の前には、観光バスの「はとバス」が停車中。
これから夜の東京観光に出かけるのでしょうか!? ミニランドでは、定期的に照明が変わり昼になったり夜になったりを繰り返すので、それぞれに違った表情の景色が楽しめるのも魅力です。
スカイツリーのそばには、大相撲の本場所が行われる「両国国技館」も。
建物だけではなく、土俵や観客席まで緻密に再現されているのがすごいですよね!
そして注目すべきは、こちらのボタン。
ボタンを連打すると、土俵にいるお相撲さんが動き出して取組を始めるんです。これには息子も大興奮!
このほかにもボタン操作で動かせるジオラマはいくつかあるので、ぜひ親子でトライしてみてくださいね。
そしてミニランドの街の片隅では、レゴでつくられた警察官のフィギュアが見守っています。
身長120センチの息子と並ぶと、ほぼ等身大でびっくり! 我が家にあるレゴブロックではとういて実現できないド迫力のサイズ感に、大喜びの息子でした。
有り余る子どもの体力消費もお任せ! 「レゴ ニンジャゴー シティ アドベンチャー」
天候に左右されずに遊べるのが屋内施設の魅力ですが、一方で子どもが運動不足になりがちなのが気になるところ。でも【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】には、体を思いっきり動かして遊べるアトラクションがあり、有り余る子どもの体力消費にもピッタリなんです。
それがこちら、忍者を題材にした大人気シリーズ「レゴ ニンジャゴー」の世界観を体感できるアトラクション「レゴ ニンジャゴー シティ アドベンチャー」です。
ニンジャ道場を舞台にさまざまなカラクリを体験し、飛んだり跳ねたりくぐったりと体を思いっきり動かして遊べます。身長148センチ以下のお子さんが利用可能。
外から覗くだけでもう楽しいに決まっている、ニンジャ道場。ウキウキしながら挑戦する息子を追いかけましたが……
早々に大人が通過するには狭すぎるポイントが見えたので、断念。入口まで引き返して、外で待機することにしました。
しばらくすると屋根の上から顔を出した息子が、「ここにいるよー!」とこちらに向かって目配せ。
その後、目の前にあるトンネルに入ったかと思ったら、リスのような超速で前進。めっちゃ楽しそう~!
子どもが遊びに夢中になっていると転んだりぶつかったりが気がかりですが、床はフワフワの素材になっていて、柱もしっかり養生されてあったので、1人で遊ばせるのも安心でしたよ。
遊び終えたあとの息子は汗だく! いい運動ができた証拠ですよね。
「レゴ ニンジャゴー シティ アドベンチャー」には、レゴブロックで作品づくりにチャレンジするコーナーも。
飛行機のつくり方などのシートも用意されていましたが、ブロックで自由に作品をつくりたいフリースタイル派の息子は、オリジナルの作品づくりに没頭。
組み立てて置かれたニンジャ道場に秘密基地をつくったり、新たな塔を立てたりして、夢中になって遊んでいました。
ドサッと大量に用意されたレゴブロックから好きなものを選んで組み立てられるから、とても楽しそうでしたよ。
水濡れ必至!? あっと驚く仕掛けが楽しい4Dシネマに大興奮
「レゴ ニンジャゴー アドベンチャー」を後にして少し先に進むと、「もう間もなく4Dシネマが始まります~」とスタッフからのアナウンスが。
追加料金もかからないとのことだったので、観てみることにしました。
好きな座席に座り、映像が飛び出して見える特別なサングラスを着用したらスタンバイOK。
「ところで4Dって何?」と息子から質問されましたが、筆者もよく分からなかったので「見てのお楽しみかな?」と答えておきました。
いざ始まった映画は、スクリーンから飛び出してくる映像が迫力満点! 本当に目の前に物が飛んでくるように感じられ、思わず目をつぶってしまうシーンも。
3Dシネマすら未体験の息子は、「わぁー、ビックリした~!」「なにこれ楽しすぎ~」と隣で声を上げながら大興奮です。
さらに驚いたのは、映像に合わせて実際に風や水しぶきが吹いてくる臨場感たっぷりの演出。まるでレゴの世界に入ってしまったかのような感覚が味わえて、とっても楽しいんです。実際に体験して「4Dシネマってこういうことだったのか!」と腑に落ちました。
こんなに楽しくて、追加料金もかからないのだから体験しない手はありませんよね。スタッフさんから事前説明で「想像の1.5倍は水に濡れます」と言われ、ちょっとドキドキしましたが、実際は肌が軽く湿る程度でしたよ。
クルマ好きキッズが大喜びの「レゴ レーサー ビルド&テストゾーン」
ほぼ下調べなしに【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】を訪れた我が家。
「ここにクルマ好きの息子が喜ぶアトラクションがあれば最高なのになぁ~」と思っていたときに、偶然にも目に止まったのが「レゴ レーサー ビルド&テストゾーン」です。
「え、何これ? やってみたい!」ともちろん息子も意欲満々。
ふだんから週1~2台程度のペースで新作づくりを手掛け、息子がいちばんの得意分野とするクルマ。大量のレゴブロックから慣れた手つきでピースを選び出し、マイカーづくりに取り掛かりました。
あっという間に1台目が完成!
いつも自宅でつくっているクルマに比べるとだいぶ手抜きに見えますが、まぁ、よしとしましょう(笑)。
クルマが完成したら、テストコースで走行性をチェックできるのが嬉しいところ。
さぁ、うまく走るかな? いざ走らせてみると息子のクルマはコースの途中で横転し、残念ながら完走ならず。でも車体が安定するようにクルマを改良したり、また新たなクルマをつくったりして、テストドライブを楽しんでいました。
さらにクルマのタイムを計測できるコーナーも!
きょうだいや親子で競争するのにぴったりですね。
どちらかと言えば男の子ウケがよさそうに思える「レゴ レーサー ビルド&テストゾーン」ですが、我が家が訪れたときにいた子どもたちの半数以上が女の子。意外にも女子ウケがいいことに驚きでした。
遊び疲れたらカフェで休憩OK! 飲み物やアイスの自販機もあって便利
【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】内には、カレーやホットドッグなどの軽食が食べられるカフェテリアがあります。
遊びに夢中になっていた子どもが急にお腹が空いていることに気づき、「もうダメ~! 一歩も歩けな~い!!」と大騒ぎになったときも、サッと食べられて便利です。
カフェテリアのすぐ横には、扱いやすい大きさで人気の“レゴ デュプロ”で遊べる「デュプロ ビレッジ」があり、お子さんを遊ばせながらお茶休憩したいママやパパにもおすすめ。
館内には飲み物やアイスの自販機もあり、子どもが欲しがったときに手軽に買えるのは嬉しい限りですよね。
我が家はもうすでに食事を済ませていたので、おやつにセブンティーンアイスを買って食べることにしました。
カフェテリアのすぐ横にあるテーブル席に座り、アイスを食べながらまったり休憩タイム。
疲れを完全にリセットした息子は、このあとレゴブロックで自由に街を建設できる「シティビルダー」を楽しんだあと、期間限定で開催中のワークショップ「レゴフラワーづくり」にも参加。
家ではできないレゴブロック遊びをとことん満喫しました。
まとめ
【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】はショッピングモールの中の施設ということで、もっと小規模なものを想像していたのですが、実際に訪れてみると意外に館内が広くてビックリしました。
次々と目の前に現れるアトラクションを親子で楽しみ、気づけば3時間半も滞在。「こんなに遊べるのなら、もっと早く来れば良かった~!」と本気で後悔しています。
もちろん、熱烈なレゴファンの息子も「楽しかったぁー! また来たい!!」と大満足。レゴの世界に入り込んで非日常を味わえるアトラクションはもちろん、我が家にはないシリーズのレゴで遊べたのも楽しかったようです。
東京近郊にお住まいで「レゴランド・ジャパンに行ってみたいけれど、遠すぎる~」という方は、ぜひ一度訪れてみては!
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)