辻希美さん遠足弁当を披露「見た目、栄養度外視」いちばん重視したことは「完食して自信をつけられるお弁当」
四児の母でタレントの辻希美さんが三男の保育園遠足に持って行くお弁当作りの動画をYouTubeで公開しています。
一生懸命考えたお弁当の中身
辻希美さんは早朝から末っ子・幸空くんの保育園の遠足に持って行くためのお弁当作りに着手。まだ家族は寝静まっています。
「本当に好き嫌いがすごく多い」という幸空くん。緑色の食材はダメ、赤もトマトは食べられない、唐揚げも家では食べるものの「皮の部分とかちょっとでも硬い部分があると食べなかったりする」「ちなみに卵焼きも食べないんですよ。色合いが本当に難しい」と言い、お弁当に何を入れるか悩ましいですよね。
今回、保育園側から保護者には「ちゃんとしっかり食べられるもの、自分でしっかり食べられたって自信につながるような、完食できるようなものにしてください」と伝えられており、辻さんは「本当にあえて見た目や栄養バランスは放り投げておいて、幸空に自信をつけられるお弁当を作っていこうと思っています」と宣言。
まずは幸空くんが一番大好きだというミニサイズのウインナー「ポークビッツ」をフライパンで炒めていきます。ウインナーかぶりではありますが、可愛い形で気分があがるカニさんウインナーも調理。そしてもうひとつ、食べてくれるのはレトルト食品の「イシイのおべんとクン ミートボール」。お値段の張ったミートボールは食べてくれず、このミートボールが好きなのだそう。
ちなみに、石井食品の「イシイのおべんとクン ミートボール」は食品添加物を使用しないで調理・加工を行っており、うま味調味料(アミノ酸等)も使っていません。しかも卵と乳も不使用なので、ミートボールに使っている鶏肉は飼育方法が徹底管理された国産若鶏100%、玉ねぎも加熱すると甘みのでる国産玉ねぎで、トマトペーストは有機栽培のトマトを使用しているそうです。
幸空くんはそぼろも好きなので、初めてのお弁当の際はそぼろごはんにしたそうですが、外で食べるには「ボロボロこぼれて食べにくいかな」と配慮し、今回は小さな一口おにぎりに。
断然「塩おにぎり」が好きだそうで、鮭フレークを少しだけ入れた本当に小さな一口サイズのおにぎりをラップで握っていきます。海苔を細くカットして小さなおにぎりに巻き付け、手毬寿司のような可愛らしい見た目になりました。そのうえで1つずつラップで巻いて手が汚れていても食べられるように配慮しています。遠足だと普段より食べやすいようにする工夫が必要になりますよね。
お弁当箱は小さめサイズですが、好き嫌いは多いものの白いご飯はたくさん食べますし、「確実にこのサイズの弁当箱じゃ足りないっていうのはわかってる」と、辻さん。でも、「食べられなかったときにちょっとかわいそう」と考えて、あえて少なめの量に
しているといいます。
朝の時間はあっという間。刻々と時間は過ぎ、いったんお弁当作りを中断して朝食を用意し子どもたちを起こしますが、全然起きてくれずイライラ……という「あるある」な一幕も。本当に大変です。
なんとか子どもたちが起きてきて、お弁当作りを再開。緑や赤の色合いはおかずカップなどの装飾でカバーし、鮭の一口おにぎり、ミートボール、ポークビッツ、カニさんウインナー、そして缶詰のシロップ漬けみかんを別容器にデザートとして少量入れたら遠足弁当の完成です! 大好きなものだけが詰まったお弁当、完食して自信をつけることができるといいですね。
子どもが食べやすいお弁当のポイント
お弁当に好きなおかずが入っていると嬉しいですよね。好きなものだけだと栄養バランスが……と気になるかもしれませんが、食事の機会は朝昼晩とありますから、お弁当だけで栄養バランスをとろうと無理する必要はありません。まずは食べる楽しみと自分で完食できた! という自信を持てれば大成功なんです。
食材や味つけなど、お弁当で新しい味に挑戦するのは、子どもによってはとてもハードルが高く、できればおうちで食べられるか様子を見てからにしたほうがいいでしょう。
食べ物がポロポロこぼれるのを気にする子もいます。お友達の前では格好よく、上手にしたいと思っている子は多いです。こぼれやすいものはお肉で巻いたり、卵でまとめたり、ご飯に混ぜたりして食べやすくすると安心できます。
詰め方や料理の形状で取り出しやすさも変わります。まだフォークが上手に使えない年ごろの場合、つまんで食べられるようなフィンガーフードを取り入れると食べやすくなります。また、片寄らないようにすき間をしっかり埋めるのを気にしすぎて詰め込み過ぎると、取り出しにくくなるので注意したほうがいいでしょう。
食材で彩りよくするのが難しいときはおかずカップなどのアイテムを使って色味をプラス。色を際立たせたい場合は、隣り合わせになる色をはっきり見える反対色のものをもってきたり、目立たせたくない場合は同系色を持ってきたり(カップの色が目立たないように、乗せるものやお弁当箱の色と同系にするなど)すると、たとえ同じメニューだったとしても、見え方がガラッと違ってきます。
食べ切れる量は子どもによってかなりの差があります。同じ歳でもよく食べる子もいれば、少ない量で満足する子もいます。いっぱい栄養をとってほしくてあれこれ詰め込んでも、食べ切れないと自信を無くしたり、無理に食べて体調が悪くなってもいけません。
お皿に盛りつけた状態と、お弁当箱に詰め込んだ状態では違って見えます。普段食べている量がどのくらいか今ひとつピンとこないときは、おうちでいつもの食事をお弁当箱に詰めてみてください。