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2024年09月12日 10:31 更新

宮崎麗果さんインタビュー【4】第五子妊娠中も美しいママの、究極の美容法とは?

フォロワー数43.6万人超えのインフルエンサーであり、実業家、そして四児の母である宮崎麗果さん(36歳)。2021年に元ダンス&ボーカルグループの黒木啓司さん(44歳)と再婚し、現在第五子を妊娠中の宮崎さんに、その美しさの秘密について聞きました。

■細い=美しい?

ーーこれまで四度の出産を経験しながら、メリハリのある抜群のスタイルをキープしている宮崎さん。産後に体形を戻すためにどんなことをしていましたか?

宮崎麗果さん(以下、宮崎) 出産を重ねるごとに体型が戻らなくなっていて大変です(笑)。最初の出産のころは、まだ20代で体力もあったし体型も比較的戻りやすかったですが、もう、前回の出産後は、体型は戻ってはいないです。

 でも、元に戻そうとは思わなくなりました。若い頃はスタイルがいいほうがいいと思っていたけれど、痩せすぎていて健康ではありませんでした。今は20代のころのような体型になろうとも思わないし、それがいいとも思いません。

 今の自分の体にとってベストな状態であるように、動ける体、疲れにくい体づくりをめざしています。夫と一緒にいかに健康的に長生きできるか、を目標にストレッチや体操、ピラティスをしています。だから家には健康器具とかストレッチグッズがたくさん(笑)。

ーーたしかに、健康的な体がいちばんですよね。それでもやっぱり産後の体型が気になる人にアドバイスをいただけますか?

宮崎 産後は特におなかが引き締まりにくいことが気になりますよね。でも、まずは体型よりもメンタルがいちばん大事だと思います。ダイエットをがんばりすぎてメンタルを崩してしまうこともあるし、ダイエットのストレスで暴飲暴食してしまって体型に影響することもあります。

 産後は育児で忙しいし、メンタルが不調になりやすいから、自分の心を大事にしてほしいです。もしダイエットするなら産後すぐではなく、もう少しあとでもいいと思います。

 ダイエットをがんばるというよりも、自分のメンタルバランスを保つことに注力して、できるだけハッピーな気持ちで過ごすようにすると、自然と体もきれいになってくるし、表情もやわらかくなります。

ーーダイエットをして体重は戻っても、体型は戻らなかったりしますよね。

宮崎 そうですよね。細い体が似合う人もいるけれど、すべての人にとって細いことが正解じゃないはず。それよりも健康的で骨がしっかりしていて、栄養がバランスよくとれていることのほうが大事です。

 私は前回の出産後に家族旅行に行って、ビーチで子どもたちと一緒に水着で遊んでいる写真をインスタに上げたら、「すごい太りましたね」ってコメントをもらったことがあります。厳しい目で見られるんだなって驚いたし、そうやって人の目を気にして生きている人が多いのかもしれないとも感じました。

 「細い=美しい」という意識を変えていけたらいいですよね。人によって、それぞれの美しさがあります。プロポーションよりも、もっと健康維持やメンタルハピネスに目を向けてもいいんじゃないかなって。

■1つのスキンケアをしっかり浸透させてから次のステップへ

ーー宮崎さんにはコンプレックスってありますか?

宮崎 う〜ん……自分のことは嫌いなわけじゃないですけど、そんなに好きなわけではないです。今日は撮影用にメイクをしてもらっていますけど、現場に行くときはいつも帽子にTシャツに、というラフな感じです。ずぼらなので、朝にシャワーを浴びて髪がびしょびしょのまま事務所に行くことも(笑)。

 コンプレックスを持つのって、自分に対して強い興味があるからなのかもしれないですね。若いころはもちろん造形美にこだわった時期もありました。鼻はこういう形がいいとか、目はこういう形がきれいとか。でも、この年齢になると自分のことはまあ、いっか、と。そこまで形にとらわれなくなりました。それよりも性格や生き方といった、にじみ出るもののほうが大事なのかなと感じます。

ーーそのために日々気をつけていることがあったら教えてください。

宮崎 姿勢改善です。美しい人って、姿勢がきれいでたたずまいがすてきですよね。私は撮影のときに姿勢をキープすることはできるけど、歩いているときに姿勢が悪くなっていたりするクセがあったので、ピラティスや日々のストレッチで姿勢改善に取り組んでいます。姿勢を改善すると肩や首のこりといった不調が減るだけでなくて、顔のむくみが解消して大きさが変わってきたのを感じています。

 あとは、ストレスと老廃物をためないこと。毎日夜にはカッサでむくみをとって、気分もリフレッシュして、心身ともにデトックスして眠ることを大事にしています。

ーー妊娠中もピラティスを続けているのですか?

宮崎 今はマタニティピラティスを取り入れています。ストレッチのように体が伸びるから気持ちいいし、腰痛も改善します。ピラティスをする1時間は、スマホも触らないから、心を無にして自分の体に集中して向き合える時間。1時間でもデジタルデトックスするのは大事だと思います。

ーーさきほどずぼらだと言っていましたが、日々美容のためにしていることはどんなことですか?

宮崎 朝と夜のスキンケアはすごくシンプルで、朝は水でバシャバシャ顔を洗って、GENiSのスキンケアを3〜4種類くらい使うだけ。ただ、1つのスキンケアをしっかり浸透させてから次のステップに進むことは大事にしています。しっかり浸透させるとより効果的なので、化粧水が肌に浸透する間に歯磨きをしたり、美容液を浸透させながら朝ご飯の準備をしたり、という感じです。

 ずぼらなので毎日スチーマーをあてるとか、美顔器でケアするとか、できないんです。GENiSのスキンケアは、私みたいなずぼらな人でもきれいになれるというのも裏テーマです。じゃないと、私自身が続かないから(笑)。

■寝る前に、その日のいいことを3つ思い出す

(提供写真)
(提供写真)

ーー宮崎さんの明るさと強さの理由を知りたいです。

宮崎 感謝の気持を忘れないことと、自分で自分の機嫌をコントロールすることを大切にしています。

 第三子のハナちゃんは900gで生まれて3カ月間NICUに入院していました。そのときに、「私はなんでこんなに不幸なことばかり起きるんだ」って思うか、「ママのところに来てくれてありがとう」「入院しながら毎日がんばって生きてくれてありがとう」って思うか。後者の受け止め方をすると、現状は変わらなくても心がずっとポジティブになれるって気づいたんです。ハナちゃんが大切なことを教えてくれたから、私も強くなれたと思います。

 毎日いいことだらけなわけじゃないし、辛いことも大変なことももちろんあります。でも悪いことをゼロにしようとは思わないし、悪いことから学ぶこともあるから、それにも感謝する気持ちでポジティブに変換するようにしています。毎晩寝る前に、今日あったいいことを3つ考えるようにしているんです。

ーーいいことって、どんなことですか?

宮崎 たとえば、青信号が多かったとか、占いの順位が高かったとか、そんな小さいことでもいいんです。幸せをみつけられるかどうかは自分次第。人間の幸せの量は平等に与えられていると聞きます。「あの人はすごくラッキーだね」と言われる人も、きっとラッキーじゃないことも沢山経験しているはずで、アンラッキーにフォーカスしていないだけ。

 逆に「私はなんて不幸なんだ」ってアンラッキーにばかりフォーカスしてしまうと、幸せが見えなくなってしまいます。いいことも絶対起きているはずだからそれに感謝をしたり、気づくことが大事だと思います。

ーーSNSで発信しているご家族の様子は笑顔いっぱいです。それは宮崎さん自身がハッピーでいるからなんですね。

宮崎 結婚する前、啓司さんが「れいちゃんは絶対笑顔でいてほしい。じゃないと家族みんなが暗くなっちゃうから」って言ってくれたことを覚えています。子どもたちにも「ママを悲しませたらだめだよ」とよく声をかけてくれていて、とってもありがたいです。

 美容って見た目だけ整えればいいものではなくて、メンタルの安定が表情や肌にも表れるはず。心が健康で美しくいることが、いちばん究極の美容なんじゃないかな、と感じています。

・宮崎麗果さん

1988年生まれ。芸能界を経て、31歳で起業。美容関連のサービスや商品の事業コンサルを手掛ける。その後、化粧品のOEMメーカーと美容及び再生医療の原料卸会社Elevateを立ち上げ、夫の啓司さんとシェアコスメブランド「GENiS」をローンチ。また、植物療法を軸に温活、ピラティス、整体、エステの複合ウェルネス施設「Vitolabo」をオープンするなど、事業展開は多岐にわたり、年商は25億円にのぼる。著書に『実現者(マニフェスター)私「やべー女ですが」』(講談社)。

(撮影:尾藤能暢  取材・文:早川奈緒子)

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