離婚した金田朋子さんと森渉さん元夫婦が真相を明かす「1回しかない人生だから、悔いを残してほしくない」
7月に離婚を発表した声優・タレントの金田朋子さんと森渉さん元夫妻が、7日放送の『ぽかぽか』(フジテレビ系)に出演。離婚に至った経緯を明かしました。
「一緒のペースでやっていかなきゃ」という呪縛
金田朋子さんと森渉さんは2013年に結婚し、2017年6月に第一子となる長女が誕生。おしどり夫婦として知られていましたが、今年7月に双方のSNSで離婚を公表しました。
離婚を発表した7月20日は、夫婦そろって『27時間テレビ』(フジテレビ系)の100キロマラソンに挑む日でした。
金田さんは「実際は4月(に離婚)だった」と明かし、「(長女の)入学式があったりとか、バタバタだったんで」と間が空いた経緯を説明。離婚発表の日取りは占い好きの金田さんの意向で、評判の占い師さんに決めてもらったといいます。
森さんが「これからの人生を左右するので、お互いにとって一番いい日がいいです」と占い師に相談したところ、アドバイスされた日が「たまたま(『27時間テレビ』に出演する)7月20日」だったそう。
離婚を切り出したのは金田さんから。昨年の春、番組のマラソン企画に夫婦2人で出場した一週間後に「別れてもいいですか。もう無理なんです」と森さんに告げたといいます。
夫婦で厳しいトレーニングを乗り越え、むしろ絆が深まったと思っていた森さんにとっては、まさに青天の霹靂。けれども、金田さんはずっと苦しさを溜め込んでいました。
「マラソンを続けていたのは、ずっと100キロマラソンに出たいって夢があったんですよ。出産してもその夢に向かって、プラス渉くんの夢があって、プラス娘の夢があって。自分の夢を追いつつ、渉くんと娘の夢をサポートするみたいな。仕事、あと育児もあるじゃないですか。そういう中で、不器用な性格なので、全部120%でやってしまうんですよ」と、真面目過ぎるがゆえに抱え込みすぎていたことが明かされました。
番組では、離婚に至った経緯をさらに深掘り。理由のひとつに、金田さんの仕事量が増え、仕事と育児のバランスが崩れたことがありました。
コロナ禍で森さんの仕事が激減したことにより、家計は金田さん一馬力で稼がなくてはならない状況に。金田さんは「プレッシャーはあったんです。でも(夫に)家のこととかはやってもらったりしてたんで。そのときはまだ全然(大丈夫)。仕事量をちょっと増やすみたいな感じだった」と当時を振り返ります。
その後、森さんは子ども向けの体操教室を運営する会社を設立。会社の運営と資格取得の勉強で森さんが忙しくなると、今度は金田さんが家事を一手に引き受けることになります。しかし会社の資金を捻出したこともあって、金田さんは「頑張って働かなきゃ!」とさらに自分を追い込んでいたといいます。
目の回る忙しさの中、森さんは、かねてから夢だったオリンピックを目指したいと打ち明けます。結婚した当初からその夢を聞いていた金田さん。長女もオリンピックを目指していて、「娘のためにも僕がお手本となりたい」と語る森さんを全力で応援したいと思ったものの、「やらなきゃいけないことが増えて、何をやったらいいのかわかんなくなっちゃって」パンク状態に陥りました。
そしてとうとう、「このままいくと、苦しいな」と自身の限界に気づき、森さんに別れを告げます。
森さんは「家族の笑顔を犠牲にしてまで(オリンピックを)やりたいっていうわけではないので、家族が笑顔でなくなっちゃうならやめてもいい」と、離婚回避のため説得しますが、金田さんは「1回しかない人生だから、悔いを残してほしくない」と森さんの提案を拒否。2人は話し合いの末、戸籍上の夫婦関係をやめた上で家族を続けていくことを決意しました。
婚姻関係にあったとき、金田さんは「妻」であることを意識しすぎて、ストイックな森さんに合わせて「一緒のペースでやっていかなきゃ」「自分はだらだらしちゃいけない」という呪縛に囚われていましたが、現在は「自分のペースで応援できるようになった」ほか、「今日はちょっと無理だなと思ったら、休んだりとかもできる」ように。「妻」という肩の荷が下りて、金田さんも少しずつ本来の笑顔を取り戻しつつあるようです。