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ストーブのメンテナンスはどうしてる?掃除の必要性や仕方が知りたい!
寒くなってくると、そろそろストーブを出したくなりますよね。でもその前に、ストーブの掃除や分解清掃をやっておきましょう。そのまま使うとストーブの性能に影響を与えるかもしれません。今回は、ストーブの掃除の仕方を紹介します。
ストーブは自分で掃除できるの?
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そもそもストーブは自分で掃除ができるかわからないという人もいるでしょう。掃除を自分でしたい方は、次の方法をチェックしてみてください。
ストーブの掃除に必要な道具
ストーブの簡単な掃除であれば、自分でも掃除ができます。その際には掃除機を用意してください。フィルターに詰まっているホコリを吸い取るためです。分解掃除をするという方は、ドライバー、ペンチ、新聞紙、灯油を受けるケースなどを用意してください。
石油ストーブの掃除方法
石油ストーブを掃除する方法は、ファンヒーターであれば、フィルターを掃除するだけでよいでしょう。フィルターが付けられているなら一度外し、掃除機でホコリを吸い取ってください。フィルターがなければ、ファン部分を直接掃除機で掃除しましょう。
分解掃除までやるとなると、ちょっと大変です。灯油をつないでいるコックを止めておいてください。ストーブの前面部はネジで止まっているため、ドライバーを使い外します。灯油管がありますから外しましょう。管が詰まっていることもあるため、ドライバーを入れてススを取り除きます。ストーブの燃焼する部分を取り外し、掃除してください。フィルターも掃除して、部品を元に戻して終了です。
電気ストーブの掃除方法
電気ストーブは分解掃除をする必要がなく、本体を軽く拭く程度です。本体に汚れが付着しているようなら、薄めた中性洗剤を付けて布で拭いていきましょう。
掃除する頻度は?
ストーブのフィルターは、週に1回の頻度でやりましょう。月に1回は安全装置の点検をします。本体をゆすって安全装置が働かない場合は故障です。購入したお店に相談してください。消火装置のレバーが正常に働くかも確認し、壊れていれば修理しましょう。
ホームタンクを使っているときには、年に数回水抜きをする必要があります。本体に水がたまっているようなら、給油ポンプを使って取り除いてください。油フィルターにゴミが溜まっている場合では、取り出して灯油ですすぎよく乾燥させてください。
ストーブ掃除を業者に頼む場合
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寒い地方ではFF式や煙突式の灯油ストーブを使用していると思います。大型のストーブは自分で分解掃除をするのは大変なので、業者に依頼してみましょう。
費用はどのくらい?
費用はどのようなストーブなのかによって多少異なります。価格は1万円~3万円くらいです。掃除だけで済む場合は安くなりますが、部品を交換する必要がある場合は高くなります。ストーブの種類による費用は、あくまでも目安となりますが、基本料金で煙突式が約13,000円~、FF式は約15,000円~、床暖付きは約18,000円~です。これに部品代が別途かかってきます。
どこまで掃除してくれるの?
業者に依頼すると分解清掃はもちろんのこと、パーツの点検や、部品の交換までやってくれます。燃焼テストもやってくれるため、掃除をする前と比べると燃費がよくなります。とくに煙突式のストーブはススが溜まりやすく、2年に1回は分解掃除してもらいましょう。
良い業者の見分け方
ストーブの分解掃除はとても重要な仕事ですから、石油危機技術管理士がいる業者に依頼しましょう。料金についてもしっかり提示してくれるところなら、安心して任せることができます。
ストーブが汚いと空気が汚れる
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ストーブは何年も掃除をしていないという家庭もあるかもしれません。しかし、掃除をしないと空気が汚れる原因や、健康面にも被害がでるかもしれません。
ストーブが汚いと空気汚染の原因にも
ストーブは室内で使うもののため、どうしてもホコリが付着します。家庭にある布からホコリが発生し、ストーブのフィルターを目詰まりさせてしまうのです。ホコリが付いたままだとストーブの性能を発揮することができず、故障の原因となる可能性があります。子育て家庭では、子供どものアレルゲンとなるホコリは取り除きましょう。
健康面に悪影響
石油ストーブが不完全燃焼を起こすと、一酸化炭素を発生させる可能性があります。一酸化炭素中毒になると、命の危険が及ぶのです。気密性の高い住宅では、一酸化が室内に充満する恐れがあります。
ストーブの効き目も弱くなる
ストーブの燃焼部分は消耗品のため、どうしても年数がたてば劣化してしまいます。燃焼部分の劣化がおこると、ストーブの火が大きくならないという問題に発展するでしょう。燃費も悪くなり、部屋が温まりにくくなりますから、定期的に掃除をしたいものです。
まとめ
ストーブは定期的に掃除することで、正しく使うことができます。種類もあるので、それぞれの掃除のやり方をチェックしてみましょう。掃除に不安があるなら、迷わず業者に依頼するのも良いかもしれませんね。