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2025年10月28日 20:37 更新

薄力粉と強力粉の違いは? パン・お菓子作りでの使い分けや代用時の注意点も解説

小麦粉の中でも薄力粉と強力粉には、明確な違いがあります。しかしスーパーでどちらを購入すればいいか迷う、といった人もいるかもしれません。本記事では、薄力粉と強力粉の違いやおすすめの料理などを紹介します。うまく使いこなして、おいしい料理やスイーツ作りに活用しましょう。

薄力粉・強力粉の違いは原料の小麦とタンパク質(グルテン)の含有量

薄力粉と強力粉の違いは、原料となる小麦の性質です。それに伴い、小麦粉に含まれるたんぱく質の一部が「グルテン」という成分に変化するため、この含有量をもとに薄力粉・中力粉・強力粉と分類されます。

小麦粉に含まれるたんぱく質は、水を加えてこねると粘り気と弾力が生まれますが、これがグルテンと呼ばれる成分です。

基本的に、柔らかい性質の小麦にはたんぱく質が少なく、これで作られた小麦粉は薄力粉になります。逆に硬い性質の小麦にはたんぱく質が多く含まれていて、強力粉になります。一般的なたんぱく質含有量の目安は、薄力粉で約6.5〜9.0%、中力粉で約9.0〜11.5%、強力粉で約11.5〜13.0%とされています。なおその中間に準強力粉や中力粉があります。

薄力粉と強力粉を比較

薄力粉と強力粉の違いは、原料やたんぱく質の含有量だけではありません。その他にも特徴があり、それぞれが抱える個性が、向いている料理の決め手にもなります。ここでは、薄力粉と強力粉の主な特徴について解説します。

薄力粉の特徴

薄力粉は、軟質の小麦から作られているのが特徴で、粒が細かくひかれます。そのため、クッキーやケーキなど、細かい粉で作る繊細な生地に向いていますが、ダマになりやすいという特徴もあるので、料理の際にはふるいに掛けるなど、注意が必要です。

また、グルテン含有量が少ないため、水でこねて生地にしてもちぎれやすいですが、このちぎれやすさがサクサクした軽い食感を生みます。グルテンの結びつきが弱いことでガスが抜けやすく、大きな気泡ができやすくなります。これが、パイ生地などで見られる「サクサクとした層」のもとになります。

強力粉の特徴

強力粉は、多くのたんぱく質が含まれた硬質小麦をひいて作られている粉です。そのため、弾力があってしっかりした食感のパンを作るのに向いています。

また、強力粉の生地は表面にグルテンの膜ができるためにつるつるになり、ガスが中に閉じ込められるので、生地の内側に小さな気泡が作られ、ふわふわ感やしっとり感につながります。

さらに、粒が細かい薄力粉に対して、強力粉は粒が硬くてひき方も粗いので、ダマになりにくいという性質があります。強力粉を利用して作った生地は弾力性があるので破れにくく、パンの他にはピザの生地やパスタなどにも利用されています。

薄力粉と強力粉の使い分け

薄力粉と強力粉は、その性質によって使い分けをすることが重要です。例えば、ダマにはなりやすいものの粒が細かく粘性の弱い薄力粉は、天ぷらの衣やクッキー生地などを作るのに向いています。

強力粉はグルテンが多く、弾力性のある生地を作れるため、パンやピザ生地に適しています。一方で、グルテンが多いと生地がかたくなりやすいため、クッキーなど「サクサク感」を出したいお菓子には向きません。

薄力粉と強力粉はそれぞれ代用できる?

薄力粉と強力粉は、含まれるたんぱく質の量は異なりますが、互いに代用することもできないわけではありません。

例えば、薄力粉で作るパンはあまり膨らまずに目が詰まった感じになり、弾力が少なくて食べた感じは軽く、ぼそっとした感じになるでしょう。強力粉で作る、しっとりした弾力のあるパンとは異なります。いつもと違う食感のパンを作りたいなら、試してみるのもいいかもしれません。

また、強力粉でもクッキーなどのお菓子を作ることができます。ただし、こちらもサクサクした食感にはならず、ずっしりとした重めのクッキーになるでしょう。

このように代用は可能であるものの、出来上がりをイメージしてから作る必要があり、本来と同じ分量・作り方で作ってしまうと残念な仕上がりになってしまうこともあるので、注意が必要です。

薄力粉と強力粉を使ったおすすめレシピ

薄力粉と強力粉には、それぞれの性質を生かしたおすすめの料理やスイーツがあります。どの粉が合うのかをきちんと把握しておくと、特別なテクニックがなくても、おいしく作れるでしょう。下記でおすすめのものを紹介します。

薄力粉はお菓子作りにおすすめ

薄力粉は、粉が細かくしっとりした触り心地です。水分の含有量も少なく、マフィンやケーキなどの、ふわっとした口どけがほしいお菓子作りに向いています。

クッキーやビスケット、また天ぷらも、サクサクの食感に仕上がるのでおすすめです。

強力粉はパン作りにおすすめ

強力粉はたんぱく質が多く、生地を作ると粘度と弾力性が強くなります。料理に使うとモチモチ、しっとりした食感になるので、パン生地やピザ生地など、弾力性が欲しい場合におすすめです。

一方で、天ぷらのような、サクサク感が欲しい料理には向きません。

まとめ

本記事では、薄力粉と強力粉の違いについて詳しく解説しました。薄力粉と強力粉では、含まれるたんぱく質の量が異なることから、生地を作ったときの弾力性や粘性が違ってきます。

それぞれに向いた料理があるため、うまく使いこなしておいしい料理を作ってみましょう。

• 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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