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2025年10月29日 05:45 更新

「山芋」と「長芋」、何がどう違う?/ヤマノイモ科の品種・特徴をスッキリ解説

山芋と長芋は何が違うのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。見た目に大きな違いはなく、どちらも同じように見えますよね。本記事では、山芋と長芋の違いに加え、ヤマノイモ科の品種や特徴について解説します。

山芋と長芋の違いは?

山芋と長芋はどちらも定番の芋類ですが、両者に違いはあるのでしょうか?

そもそも、「山芋」というのは正式な品種名ではありません。いわゆる俗称というもので、「ヤマノイモ科」の芋を総称して「山芋」と呼んでいるのです。ちなみに、長芋もヤマノイモ科の一種です。

同じヤマノイモ科の芋でも、山芋と長芋には違いがあります。山芋は粘りが強めで味が濃く、長芋は粘りが控えめで味はややあっさりしているとされています。

山芋の種類

山芋(ヤマノイモ科の芋)にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。

自然薯(じねんじょ)

自然薯は日本原産の山芋で、古くから山に自生しています。天然の自然薯は希少で高価です。

かといって、栽培するにしても難易度が高いため、天然ものではないとはいってもやはり山芋の中では割高です。

それでも粘り気が強く濃厚で風味が良いことから、多くの人が好んで食べています。

大薯(だいじょ)

大薯の特徴は、すりおろしたときの強い粘りです。

形状はさまざまで、大きさもまちまち。中の色も白色のものと紫色のものがあります。

原産地ははっきりしていませんが、日本には台湾から沖縄経由で九州に伝わったと考えられています。寒さに弱く本州では越冬できないため、国内では沖縄や九州南部で栽培されています。

長芋(ながいも)

長芋はヤマノイモ科の中でもポピュラーな品種であり、日本で多く栽培されている代表的な山芋といえるでしょう。しゃっきりした食感が特徴的で、自然薯に比べると粘りは控えめです。

旬が2回あることで知られており、11~12月の長芋はみずみずしい食感が、3~4月の長芋は濃厚なうまみが特徴です。

いちょう 芋(やまと芋)

いちょう芋(やまと芋)は、その名の通りいちょうの葉のように平らな形をした山芋です。ただ、形はさまざまで、中には棒状のものも存在します。

群馬や千葉、埼玉など関東周辺で栽培されていることが多く、旬は11~1月頃です。

粘り気が強く灰汁が少ないので、とろろに向いています。また、練り物や和菓子などの原料として利用されることもあります。

ヤマノイモ科の芋類に含まれる栄養素

山芋には、ビタミンB1やカリウム、食物繊維といった栄養素が含まれています。ここでは、山芋に含まれる栄養素について解説します。

ビタミンB1

ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。脳はブドウ糖をエネルギーにしているため、ビタミンB1は脳や神経にとっても重要であるといえます。

ビタミンB1は水溶性で加熱や水に溶けやすいため、生で食べられる山芋は比較的効率よく摂取できます。ただし、含有量は特別多いわけではないため、主な供給源としてではなく、バランスの一部として取り入れましょう。

カリウム

カリウムは、細胞の浸透圧調整や神経の興奮性、筋肉の収縮に関わる栄養素です。また、ナトリウムを体の外に排出するのを助ける作用があり、塩分の摂りすぎを調整します。

長芋には100gあたり430mgのカリウムが含まれており、これは女性の成人1日あたりの目標量の約1/7にあたります。

食物繊維

食物繊維は、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」に大別されます。山芋には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれます。食物繊維は、便通を整えたり肥満を防止したりする上で重要な栄養素です。

芋の種類によって栄養は違う?

自然薯、長芋、いちょう芋などは同じ「ヤマノイモ科」に分類されることもあり、種類によって含まれる栄養は大きく変わりません。好みや入手のしやすさなどによって選ぶと良いでしょう。

ヤマノイモ科の芋類の代表的な食べ方

ヤマノイモ科の芋類は、加熱しても生でも美味しく食べられるのが特徴です。ここでは、ヤマノイモ科の芋類の代表的な食べ方を紹介します。

加熱して食べる

山芋は、加熱するとホクホクの食感が楽しめます。ジャガイモの代わりにグラタンに入れてみたり、てんぷらにしたりしてもおいしいですよ。

生のまますりおろして食べる

山芋といえば、生のまますりおろしてとろろにする食べ方が一般的です。ご飯にかけても、おそばに入れてもおいしく食べられます。

ヤマノイモ科の芋類を食べる時の注意点

長芋を食べるときには、かゆみやアレルギーに注意が必要です。

長芋に含まれるシュウ酸カルシウムという針状の結晶が原因で、手や口がかゆくなることがあります。

また、まれに山芋や長芋に含まれるたんぱく質に対してアレルギー反応を起こす人もいます。皮膚のかゆみ、喉の違和感、蕁麻疹(じんましん)などの症状が出た場合は、無理せず摂取を控え、必要に応じて医療機関を受診してください。

ヤマノイモ科の芋類の選び方

山芋は、皮が薄くてハリのあるものがおすすめ。色がくすんでいたり傷があったりするものは避け、できるだけきれいな表面のものを選ぶことが大切です。

さらに、手で持ったときにずっしりとした重量感があるとなお良いでしょう。

カットされた山芋であれば、断面をチェックしてみてください。変色しておらず、白くてみずみずしい断面の山芋を選びましょう。

ヤマノイモ科芋類の保存方法・保存期間

カット後の山芋は傷みやすいため、冷蔵で2〜3日を目安に食べ切るようにしましょう。丸ごと保存なら新聞紙に包んで野菜室へ、1〜2週間ほど持つ場合もありますが、状態を見て判断してください。


また、山芋は冷凍保存も可能です。

冷凍する場合、まずは皮をむいて食べやすい大きさにカットし、酢水に浸けておきます。

5~10分ほどしたら引き上げて水分を取り、ジッパー袋などに入れてなるべく平らにし、冷凍庫に入れます。この方法で、1カ月ほど保存できます。

まとめ

本記事では、山芋と長芋の違い、山芋の種類などについて解説しました。

山芋には多くの種類があり、長芋も山芋の一種です。山芋や長芋の特徴、調理方法、保存方法などを知って、日々の食卓に取り入れましょう。

(マイナビ子育て編集部)

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