賞味期限切れの生ハムはいつまで食べられる? 安全な見極めと“長持ち保存術”、活用レシピ
おつまみやサラダなど、さまざまな場面で活躍する生ハム。しかし、つい余らせてしまい、賞味期限が過ぎてしまったことはありませんか? この記事では、賞味期限が過ぎた生ハムを食べてもいいのか解説します。生ハムの冷凍保存する方法や、大量消費レシピも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
賞味期限切れの生ハムはいつまで食べられる?
スーパーなどで売られている真空パックされた生ハムには「賞味期限」が記載されています。この「賞味期限」は「品質が変わらずおいしく食べられる期限」を意味します。
一方、お惣菜で売られている生ハムは、賞味期限でなく「消費期限」が記載されていますが、この「消費期限」は「安全に食べられる期限」を意味します。
ここでは、「賞味期限」が記載された生ハムについて解説します。
未開封だけど、賞味期限を過ぎた生ハムはどうすればいい?
賞味期限は、あくまで品質が変わらずおいしく食べられる目安期間であり、期限を過ぎたらすぐに食べられなくなるというわけではありません。
ただし、未開封で冷蔵保存していた場合でも、賞味期限を過ぎた生ハムの安全性は保証されません。
風味の変化が少なく見えても、長期間保存された未開封品や、加熱せずにそのまま食べるタイプの食品では、リステリア菌などの食中毒原因菌が増えるおそれがあります。
そのため、賞味期限を過ぎた生ハムは食べないようにしましょう。
開封済みの場合はできるだけ早く食べ切る
生ハムの賞味期限は未開封を前提に設定されています。開封後は空気や手が触れることで菌が繁殖しやすくなり、賞味期限内でも傷むことがあります。
保存は冷蔵(10℃以下)で行い、開封後は2〜3日以内を目安に食べ切りましょう。たとえ賞味期限内でも、変色・異臭・ぬめりなどの変化があれば食べないでください。
そもそも生ハムの賞味期限はどれくらい?
生ハムは豚肉を塩漬けにして乾燥熟成したもので、もともと長期保存を目的として作られた保存食です。そのため、ほかの豚肉加工品に比べて賞味期限が長いのが特徴です。
未開封なら短くて90日~6ヶ月程度
商品にもよりますが、真空パックの生ハムの賞味期限は短いもので90日程度、長いものでは6ヶ月程度です。
ただし、表示されている期限は未開封かつ適切な温度で保存された場合のみ有効です。
原木タイプは長期熟成されているものも
原木タイプ(骨付き)の生ハムには、製造時点で長期熟成されているものもあり、商品によっては2年程度の賞味期限を設定している場合があります。ただし、保存温度や湿度管理が必要であり、家庭での長期保存は推奨されません。
※「原木」とは、カットする前の骨付き生ハム全体のことです。業務用や専門店で販売されることが多く、一般家庭での保存は難しい場合があります。
冷凍で“おいしさを保ちやすく”する保存方法
生ハムの量によっては、一度に食べきるのが難しかったり、賞味期限内に食べきれなかったりすることがあるでしょう。そんなときにオススメなのが、冷凍保存です。
生ハムは冷凍保存で賞味期限を延ばせる
生ハムを未開封のまま冷凍すると、約1~3ヶ月程度は品質を保ちやすいとされています。家庭用冷凍庫(−18℃以下)では購入時の品質が2〜3か月保たれるのが一般的な目安で、できるだけ早めに食べ切るのが安心です。
一方、開封後に冷凍した場合の日持ちは約1ヶ月間と、期間が少し違うので注意しましょう。
生ハムの冷凍保存の方法
生ハムを冷凍保存する方法は、真空パックの場合と開封後の場合で異なります。
・真空パックの場合:袋のまま冷凍保存する
・開封後の場合:小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍保存
冷凍した生ハムの解凍方法
冷凍した生ハムを解凍するときは、ゆっくりと時間をかけて解凍するのがポイントです。
解凍方法は2つあります。
・冷蔵庫で半日程度かけて自然解凍
・流水や氷水で解凍
できるだけ早く解凍したいのであれば、流水解凍がオススメです。
傷んでいる生ハムの見分け方
生ハムに限らずすべての食材に言えることですが、適切な保存状況でなかった場合、賞味期限に関係なく傷む場合があります。
保存しておいた生ハムが食べられるかどうか見極めるためにも、傷んでいる生ハムの特徴を知っておきましょう。
腐敗臭がする
生ハムからチーズのようなにおいや腐敗臭がする場合、腐っている可能性があります。食べないほうがよいでしょう。
変色している
腐った生ハムは、においだけでなく見た目にも変化が現れます。購入時より赤黒く変色した生ハムは傷んでいる可能性があるので、食べないほうが無難。また、汁が染み出て水っぽくなっていたり、ネバついていたりする場合も、食べるのはやめておきましょう。
ご飯との相性も◎ 生ハムレシピ
そのまま食べたり、パンに挟んだりのせたりして食べるイメージのある生ハムですが、実はご飯との相性も◎。生ハムの塩気がいい味を出してくれるんです。白いご飯に生ハムのピンクが映えて、一気に食卓が華やかに。
洋風生ハム巻き寿司
材料(1本分)
・生ハム……8枚(100~150g)
・酢飯……茶碗2杯分
・クリームチーズ……50g
・たまねぎ……1/8個
・セロリ……10g
・セロリの葉……5g+飾り用
・マヨネーズ……大さじ2+飾り用
・ブラックペッパー……適量
作り方
① たまねぎを薄切りにして水にさらしてからしっかり水分を絞る。
② セロリを薄切り、葉を粗みじん切りにして塩(分量外)をふってしばらく置き、水分が出たら軽く洗ってから水分を絞る。
③ サイコロ状にカットしたクリームチーズ、たまねぎ、セロリと葉、マヨネーズ、ブラックペッパーを和える。
④ ラップを広げて生ハムを少し重ねるようにして並べる。
⑤ 生ハムの上に酢飯を広げ、中心くらいの位置に③をのせる。
⑥ ラップごと具を包むように巻いて、落ち着くまでしばらく置く。
⑦ ラップをしたままカットしてからはがし、飾り用に取って置いたマヨネーズとセロリの葉を飾る。お好みでブラックペッパーをふる。
※生ハムは海苔のサイズくらいになるように並べると◎。商品によってサイズが違うので枚数は調整してください。
このレシピを紹介してくれるのは…
よんぴよまま様
まとめ
生ハムは、もともと長期保存を目的に発達した食品ですが、現代のスライス済み製品は要冷蔵の生ものです。そのため、「期限内に」「開封後はできるだけ早く」食べ切ることが安全です。
賞味期限を過ぎた生ハムは食べずに廃棄し、異臭・変色・ぬめり・汁のにじみなどがある場合は、期限内でも口にしないようにしましょう。また、食べきれない場合は期限前に冷凍保存しておくと品質を保ちやすく、調理にも活用できます。
