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2024年09月17日 11:22 更新

【令和の住宅防犯実態】7割以上の家庭に住宅侵入リスクあり! そのうち6割以上が防犯対策をしていないことが判明

MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険はこのほど、30歳〜49歳の子持ち家庭の男女500名を対象に「令和の住宅防犯実態調査」を行いました。

7割以上が住宅侵入に遭いやすく、そのうち6割超が防犯対策をしていない

7割以上に住宅侵入に遭いやすくなる特徴あり
7割以上に住宅侵入に遭いやすくなる特徴あり

住宅侵入のリスクがある住宅の特徴※1に当てはまる家庭を調査したところ、「はい」と回答した人は75.6%となりました。

住宅侵入に遭いやすい人の6割以上が防犯対策をしていない
住宅侵入に遭いやすい人の6割以上が防犯対策をしていない

そのうち、64.6%が防犯対策を行っておらず、防犯対策ができている人を上回りました。多くの人が無意識のうちに、住宅に侵入されやすい状況を作り出していることがわかりました。

※1:以下のような特徴です。

・自宅の植木/枯れ木の手入れがされていない 
・玄関先が掃除されていない 
・ポストにチラシなどが溜まりがち 
・夜の時間帯に自宅周辺が薄暗く人目につきづらい 
・自宅の敷地内で周囲から死角になる場所がある
・コンビニなど5分以内の外出やゴミ出しなどの際に鍵を閉めないことがある
・置き配を夜まで放置していることがある 
・外に干した洗濯物を仕事などで夜遅くまで取り込まないことがある
・自宅にいる際に玄関や窓の鍵を開けたままにすることがある(夏場や換気の際に開放している場合は除く)
・リモートワーク中に玄関や窓の鍵を開けたままにすることがある(夏場や換気の際に開放している場合は除く)

防犯対策予算は7割が月額2,000円以下、低コストでの防犯にニーズが

低コストでの防犯が求められる時代
低コストでの防犯が求められる時代

現在、防犯対策をしている人の費用の平均は、月額3,833円でした。一方で、今後、防犯対策を検討する人の予算は、7割が月額2,000円以下であることが判明しました。

防犯対策において、有効性や機能性だけでなく、コストパフォーマンスも求められていることがわかります。最近では、ホームセキュリティの価格引き上げも続く中、低価格で手軽に始められるAIカメラなどの防犯グッズも増えてきています。

京師美佳氏(防犯アドバイザー、犯罪予知アナリスト)コメント

調査の結果には日本人の危機意識の薄さが出ております。

住宅に侵入されやすい家の特徴に当てはまる人が75.6%もいて、大半の64.6%も対策ができていない。どう対策したらよいのかわからないという意見も昔からありますが、多くは「自分は大丈夫だろう」という気持ちから対策の実行につながっていません。

昨年は、一般住宅も標的にした広域強盗がメディアでも頻繁に取り上げられ、防犯グッズが前年の20倍売れた店舗もあると聞きます。被害を身近に感じて、初めて対策するのが今の日本の現状です。

また、2023年は、車両盗難の約4割が住宅の駐車場で発生※2しています。空港の駐車場に停めてある車にGPSを設置することによって、防犯対策ができていない住居まで追跡し、「ゲームボーイ」と呼ばれる車両盗難ツールで盗む事例もあります。

住居・車の防犯のポイントは、犯罪者が嫌がる4原則(音・光・時間・人の目)で対策することです。AIやIoTを使用した防犯カメラなどで、侵入者に対して即時にアクションすることが今後の防犯 対策には有効です。

※2:警視庁 生活安全企画課 令和6年「自動車盗難の駐車場所別認知件数の推移」
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/bouhan/car/2024jidoushatounan.pdf

調査概要

調査名:令和の住宅防犯実態調査
調査目的:住宅防犯における意識や、各家庭の防犯状況について明らかにする
調査期間:2024年8月9日〜8月20日
調査方法:インターネット調査
調査対象:
・30歳〜49歳で、子を持つ男女500名
・持ち家戸建てを所有しており、同居する子どもがいる人
監修:京師美佳氏(防犯アドバイザー、犯罪予知アナリスト)


三井住友海上火災保険
https://www.ms-ins.com/

(マイナビ子育て編集部)

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