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2024年10月10日 16:31 更新

共働き夫婦の1日スケジュール 株式会社ホリプロデジタルエンターテインメント 久保山裕さんの場合【夜編】

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているパパに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第29回となる今回は、タレント事業やマーケティング事業、e-Sports事業、そして自治体・行政支援事業など、幅広い事業を展開する「株式会社ホリプロデジタルエンターテインメント」の執行役員を務めるパパのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。夜編では夜のタイムスケジュールとご夫婦の家事分担についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

▼株式会社ホリプロデジタルエンターテインメント 執行役員 久保山 裕さん(33歳)

老舗芸能プロダクションであるホリプロ・グループ・ホールディングスの、デジタル特化型企業として設立された株式会社ホリプロデジタルエンターテインメントの執行役員。タレント事業、マーケティング事業、e-Sports事業、自治体・行政支援事業など、幅広い事業を展開している。経営のほか、各事業のプロジェクトマネージャーとして現場にも足を運ぶ。プライベートでは、1歳8ヶ月になる男の子のパパ。

夜のタイムスケジュール

■気になる育児法はすぐさま実践!

――帰宅してからは、まさにパパと息子のゴールデンタイムといったスケジュールなのですね。

久保山さん 仕事を終えて家に着くのが7時30分ごろなのですが、まだまだ息子は元気いっぱいなので、寝つきをよくするためにも、帰宅後は体を使った遊びをして体力を発散させることが多いですね。そのあと一緒にお風呂に入り、寝かしつけまでやってしまうことが多いです。

――寝かしつけのコツはありますか?

久保山さん 育児本を読んだり育児系のSNSを見たりして情報を得るのが好きなので、そうして得た情報を実践することが多いです。最近は、遮光カーテンをかけて部屋を暗くしたり、よく眠れると話題の音楽をかけたりと睡眠環境を整えました。
 また、今まで抱っこで寝かしつけていたのですが、そろそろベッドで寝かしつけできるようになりたいと思い、いろいろと試行錯誤をしているところです(笑)。

――ご自身でいろいろと情報収集されるのですね。

久保山さん それはもう、めちゃめちゃしますね(笑)。情報収集をするのが好きなんだと思います。「いいな」と思った育児法は、すぐに妻にLINEで送り、夫婦で共有しています。

――夫婦で決めている子育てのルールはありますか?

久保山さん ルールではないですが、個性が生きるような育て方をしたいなと思っているので、注意しなければいけない場面でも否定的な言い方にならないよう心がけています。

――小さい子どもって「ダメ」と言うと余計にもっとやろうとすることがありますよね。

久保山さん そうですよね。でもそれって大人もそうかもしれません。何かの記事で「『パンダを思い浮かべないでください』と言われたら、絶対にまずパンダを思い浮かべてしまうから、逆に強い印象を残してしまう」という記事を読んで、「なるほどな」と思ったんです。「パンダを思い浮かべないでください」ではなく、「キリンを思い浮かべてください」というように、否定ではなく別の言葉に言い換えるようできるだけ意識しています。

■便利グッズをフル活用して時間効率をアップ

――子育てに便利なグッズやサービスも活用されていますか?

久保山さん ライフハック系の情報収集も大好きで、新しい便利グッズの情報を得ると、とりあえずトライしています。一般的な家電としては、洗濯乾燥機やロボット掃除機、オーブン一体型の電子レンジはとても重宝しています。オーブンレンジは、温め時間を設定しなくてもボタンひとつで適正温度に温めてくれる機能つきのものを選んだのが正解で、本当に便利ですね。また、昨年マイホームを購入したのですが、家の床全体をフロアコーティングしました。初期費用は少しかかりますが、毎日の掃除時間が短縮されたのでやってよかったです。

――定額利用サービスのおすすめも教えてください。

久保山さん 定期的に生協を利用していて、妻の仕事が忙しいときは冷凍のワンプレートセットなどのお世話になっています。
 また、最近までおもちゃのサブスク定額レンタルサービス「トイサブ!」を利用していました。息子の趣味嗜好がまだ固まっていない時期に、「買ってきたおもちゃで子どもが遊ばずモノだけが増えていく」というのが、サスティナブルの視点でもよくないと思ったんです。最近は息子の趣味も固まってきたので、息子が本当にほしがるものを厳選して購入するようにしています。

■互いに自立した夫婦でありたい

――寝かしつけの後は夫婦水入らずの時間を必ず設けるようにしているのですか。

久保山さん 忙しい時期は寝かしつけの後にPCを開いて持ち帰った仕事をすることもありますが、なるべく夫婦の時間をとって、他愛のない話をしています。夫婦お互いに別々の趣味を持っているので個人で過ごすことも多いぶん、日常的に夫婦の時間も大切にしてメリハリをつけることが大事かなと思っています。

――お子さんが小さくても趣味をあきらめず個々の時間を持てているんですね。

久保山さん 妻はアイドルの推し活をしていて、子どもが生まれる前は電話して「どこにいるの?」と聞いたら「今は遠征で地方にいる」なんてこともしょっちゅう(笑)。
 私は私で、サウナに行ったりフットサルをやったり、学生時代に励んでいた空手のOBで集まったり。それにお祭りが好きなので、夏祭りでははっぴを着て神輿をかついだり、音楽フェスに行ったりして日々を楽しんでいます。

――様々なリフレッシュ方法があって素晴らしいですね。夫婦だけでデートをするようなことは?

久保山さん 11日が交際記念日で、交際していた頃から「毎月11日は何かやろうね」と決めていて、今でも子どもを家族に預けてディナーに行ったり、出かける時間がないときも何かしら特別なことをするようにしています。つい先日の記念日は、ひまわりの花を買って帰りました。

――ずっと続いているのがすごいですね!

久保山さん 交際を始めたのが2016年なので、かれこれもう8年くらい続けています。プロポーズの日も11日でした(笑)。

――プロポーズのシチュエーションもお伺いしていいですか……?

久保山さん 交際4年の記念日にフラッシュモブをしてプロポーズしました(笑)。そういうのは恥ずかしいから苦手なのですが、交際中に妻がフラッシュモブでプロポーズされたいと言っていたのを覚えていたので、それはもう勇気をふりしぼってやりました(笑)。でも、たくさんの友人が協力して祝ってくれたので、とてもいい思い出になりましたね。

――決めるところは決めるのが夫婦円満の秘訣ですね!

久保山さん おっしゃるとおりですね。何事も完璧にはできないので、ここぞというときは決めたいなと思っています(笑)。

――最後に、お子さんを育てていて楽しいと思う瞬間や「自分、変わったなあ」と感じることを教えてください。

久保山さん 月並みですが、子どもの成長ひとつひとつをそばで見られることが、やはりかけがえのない時間だなと感じています。また、子どもが生まれてからは、これまで以上に正義感や使命感のようなものが芽生えて、小さなルールでもあらためて意識するようになりました。
 仕事でも、利益ばかりを追求するのではなく、クライアントや社会の役に立てるようにという視点をより強く感じるように。あとはシンプルに、イケてる親父になって、息子にかっこいい大人の背中を見せたいなと思うので、仕事も子育ても全力で頑張って行きたいと思います。

(取材・文:上野真依、撮影:佐藤登志雄、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)

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