「蛍光灯の製造が終了する」こと、知らない人は8割。「LED照明は半永久的に使用できる」と勘違いしている人も

パナソニックは、全国の20代～60代の男女を対象に実施した「照明に関する調査」の結果を発表しました。

LED照明に変えない理由、「特に理由はない」も目立つ結果に

パナソニックが実施した2024年2月の調査によると、直近で「直管型蛍光灯」を購入した際、蛍光灯の製造と輸出入が2027年末までに禁止されることを知っていたか尋ねたところ、76.0％が「知らなかった」と回答しました。

別の調査で、LED照明器具をどこに設置しているか聞くと、「リビング」（56.5％）が最も多く、「ダイニング」（44.6％）が続きました。「子ども部屋」（37.3％）、「内玄関」（25.4％）など、個室や小さいスペースの設置率は低い傾向にありました。

今回の調査では、蛍光灯からLED照明に替えない理由は、「替えるのが面倒だから」（25.9％）が最も多くなりました。「特に理由はない」（25.2％）もほぼ同率で、LED照明へ替えない理由も特になく、なんとなく替えていないという人が一定数いることがわかりました。次いで「価格が高い」（24.2％）になっています。

蛍光灯とLED照明の違いについて理解しているか聞いたところ、「とても理解している」は30.9％でした。「少し理解している」「ほとんど理解していない」「まったく理解していない」と回答した人は、合わせると5割を超えました。

自宅のLED照明が使用できる期間について、使い始めてからどれぐらいの期間使用できると思うか聞くと、41.5％が「6年～10年は使用できる」と答えました。一般的なLED照明の寿命は10年と言われていますが、「11年～20年は使用できる」「21年以上半永久的に使用できる」と回答した人も30.9％見られました。