
矢沢心さん「もっと早くから不調に気づいてたら……」10代で病気が発覚、不妊治療で妊娠出産も“早期発見”の重要性語る
2月4日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)では、俳優の鈴木砂羽さん、タレントの矢沢心さん、休井美郷さんらが、女性特有の婦人科系の病気について、実体験をもとに語りました。
「病院に行っておけばよかった」
この日のテーマは「女性の病気」。「高校生のころから生理不順で、数カ月こないことが当たり前だった」という矢沢心さんは、心配になり病院で検診を受けたところ生理不順の原因は多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群という病気だと判明し、以来ずっと治療を続けてきたそうです。
2007年に元K―1世界王者でタレントの魔裟斗さんと結婚し、不妊治療を始めると、病気の影響で排卵障害があることも発覚。矢沢さんは当時を振り返り、「もっと早くから不調に気づいてたら……。病院に行っておけば良かったなっていう思いはあります。でも早めに、10代で気づけたっていうのも、(病院に)行って良かったって思いました」と率直な思いを吐露。5年に及ぶ不妊治療の末に第一子を授かり、現在は3人のお子さんに恵まれていますが、あらためて病気の早期発見の重要性を感じたといいます。
番組に出演した婦人科医の三輪綾子先生は、「通常、排卵の2週間後に生理が来るサイクルでなのですが、(多嚢胞性卵巣症候群だと)排卵しないので生理が来ない。ずっと無月経が続いてしまう」と解説しました。
鈴木砂羽さんは、女性の4人に1人は発症すると言われている子宮筋腫を患いました。最初は医師から「2.2㎝から2.5㎝くらいの筋腫がある」と診断を受けたものの、「生理に障りがなければ様子を見る感じでいいんじゃないか」と言われ、特に治療はおこなわなかったそうです。
ところが40代中盤になり、徐々に「生理が重くなってきた」と体の異変を感じ、再び医師に相談。すると筋腫は5㎝以上に拡大し、“テニスボール”ほどの大きさになっていました。その頃の鈴木さんは「生理のたびにドッと血の気が抜けていくような。生理が血の雨かっていうくらい」というほどの出血過多で、ひどい貧血だったと明かしました。
鈴木さんは子宮の上部を切除する手術を受け、現在は「生理がスパっとなくなったので。あんなに辛かったのは何だったんだろうってくらい楽になった」と、快適に過ごせていることを明かしました。
また、検診を受けてこなかったことを後悔していると話したのは、休井美郷さん。人間ドックで子宮頸がんの一歩手前である高度異形成が見つかり、医師からは「あと1カ月病院に来るのが遅かったらだめだったかも」と告げられたといいます。「本当にぎりぎりで、自覚症状がまったくないっていうのが怖くて」と、大きな恐怖を感じたことを振り返りました。
自身の経験から友達にも婦人科検診を勧めていますが、「症状がないから行ってくれない」というもどかしさも。「一番病気にかかりやすいのが20~30代。夢も持ちだして、やりたいことを見つける時期。この先の自分の幸せのためにも、病院に行ってほしい」と強く訴えました。