
三児を育てた斉藤由貴さん「不安だった仕事と子育ての両立」感謝している座長女優の一言「私にも抱っこさせてね」
俳優の斉藤由貴さんが17日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。今年成人式を迎えた末っ子のこと、3人の子どもの出産秘話などを明かし、母の顔を覗かせました。
「子どもを連れて来てもいいでしょうか?」ダメもとで相談すると
デビュー40周年を迎える斉藤由貴さん。年を重ねても可憐でどこか儚げな雰囲気は今も変わりません。
黒柳徹子さんが「あなたに子どもがいるのが驚いた。子ども3人いるんだって?」と尋ねると、斉藤さんは「長女が25歳、長男が21歳、下の子がこの間成人式になりました」と笑顔で答え、黒柳さんは「成人式って20歳のことでしょう?」と、大きな子どもがいることにさらに驚きます。
成人式当日、斉藤さんは「朝から(次女の)髪を結って髪飾りをつけて、着物を着せて帯を結んで」「横浜アリーナまで送って行って。夜は同窓会でみなとみらいまで送って行って」と、1日中てんてこ舞いだったそう。
「本当にお母さんやったのね」と黒柳さんが感心すると、斉藤さんは「でも、切なかったですね」としんみり。3人の子どもの大学受験が終わった時点で一区切りがつき、「私の中でひとつ何か終わったなって。子育てに関して。ベタな言い方ですけど、肩の荷が下りたような感じがしたんです」と言いますが、やっぱり成人式は特別。「あ、こうして節目を迎えて、大人になったんだなって。ちょっとじわっとしました」と語りました。
番組では、斉藤さんが第一子の出産について語る過去の出演映像も公開。VTRを見た斉藤さんは、「3人とも超安産でした」「最初の子は4時間で、次は3時間で、最後は2時間」と驚きのスピード出産だったことを告白。「もちろん痛かったですけど、苦しくてへとへとになったっていう感じではなかったですね。ラッキーでした」と振り返りました。
黒柳さんからの「初めての子育てと仕事と、両立に迷うことはなかったですか?」という質問に、「もちろん不安はあったんですけど、その質問を受けるときいつも思うのは、私が一人で両立していたのではなくて、ものすごく周りの助けを得たってことが、(両立)できた一番の理由だと思っていて」と答えた斉藤さん。長女が1歳のとき、舞台で共演した故・池内淳子さんの優しさに触れたエピソードを明かしました。
舞台では親子役の間柄だったという池内さんと斉藤さん。子育てと仕事の両立に不安を感じていた斉藤さんは、座長でもあった池内さんに「子どもを楽屋に連れて来てもいいでしょうか?」とダメもとで相談。池内さんは「あらいいじゃないの、お子さんいたら楽しいわ。私にも抱っこさせてね」と快諾し、我が孫のように可愛がってくれたといいます。
当時池内さんがプレゼントしてくれたという、子ども用食器セットと自分用の藤のバッグもスタジオで披露。どちらもとてもきれいで、大切に使ってきたことがうかがえます。
斉藤さんは「特別な宝物なので、一生持っていくものというようにして、大事なときに使うようにしています」「私にとっては、勝手にこちらから一方的にですけど、お母さんって思っているところがあります」と、池内さんへの感謝を語りました。