家庭にうれしい反響あり! 整理・整頓するメリットってどんなもの?
片付けが苦手な人に多い、「整理・整頓なんてしなくても困らない」という考え。これって本当なのでしょうか? そんなことはありません。整理・整頓には、家庭を円満にする、無駄な時間や出費を減らすなど、メリットがたくさんあるんです。今回は、家を片付けることのメリットと、メリットの得られる整理・整頓法について見ていきましょう。
ママもうれしい! 整理によってもたらされるメリット
朝のバタバタがなくなる
働くママにとって朝は時間との戦い。家族の朝食の準備と後片付けに仕事の支度、子どもに朝食を食べさせて、保育園や学校の支度をさせて……と、どのご家庭でも朝はバタバタしてしまうものです。
そんな忙しい朝の時間帯に、「あれどこにあったっけ?」と服やアクセサリー、メイク道具、お子さんの持ち物など、探し物をすることはありませんか? 探し物をすることがよくあるという人は、ものが整理・整頓されていないからかも。きちんと整理・整頓してものを管理しておけば、忙しい朝に探し物で時間を無駄にすることなく、スムーズに支度ができるはず。
家族が仲良しになる
子どもから、旦那さんから「○○ってどこだっけ?」と聞かれ、置いてある場所を答えても見つからず、また質問され……そんなループにはまったことはありませんか? イライラがつのりきったときに限って、一番はじめに探した場所にあり「ここにある! ちゃんと探してよ」とついついケンカ腰に言ってしまうことも。ものが片付けてあっても、きちんと整理されていないと、喧嘩の火種になりがちなんですよね。
しかし、正しく整理整頓されていれば、喧嘩の種を作らずに済みます。ものの場所が把握しやすくなるため、家族それぞれが自分で見つけることが可能。きっと会話も穏やかになるはず!
無駄な出費を抑えられる
整理・整頓ができない人は、家に何があるか把握できていないため、既に購入済みの商品を重複して買ってしまうことも。また、ものを家のどこに片付けたかわからず、探しても見つけることができなくて、もう一度買うことになる場合もあるでしょう。
ものをきちんと整理・整頓しておけば、このような無駄な買い物をせずにすみ、不要な出費を抑えることができますよ。
メリットをもたらす整理・整頓法とは
では、片付けすることでメリットが得られる整理・整頓をするには、どんな点を意識すればいいでしょうか? 3つのポイントを確認しましょう。
家族全員が片付けられる
せっかく整理・整頓しておいても、家族もモノの場所を把握しておかなければ、またすぐに散らかってしまいます。家族のみんなが片付けられない原因は、片付ける場所がわからないというケースが多いです。収納場所がわかれば、探し物も減りますし、自分で使ったものは自分で片付けるようになってくれるはず。
そのために効果的な方法は、ラベリングです。ものを収納する場所にラベルを貼っておけば、家族みんながどこに何があるかを把握できるようになります。また、はさみなどの文房具や携帯電話の充電コードなど、もの自体に収納場所を記したラベルを貼っておくのもおすすめ。収納場所がわかるので、使ったものを出しっぱなしにしておくことがなくなりますよ。
このように、家族全員が片付けられる共通認識を作ることが大切です。
片付け癖がつく
片付けた状態をキープするためには、習慣づけることが大切です。いくらものをしまう場所がわかっていても、しまうのが面倒だと思われるとなかなか片付けてくれないこともあります。片付けを習慣化するためには、出し入れしやすいように収納場所を工夫しましょう。コツは、使用する場所のそばに収納することと、使用頻度の高いものほど近くに収納することです。
お子さんに片付けの習慣をつけるためには、収納場所の高さにも工夫が必要。子どもの手が届きやすく、無理なく出し入れしやすい場所におもちゃやハンカチ、靴下などをしまうようにすると、自分でものを出し入れする習慣が身につきやすくなります。
きれいな部屋をキープしやすくなる
部屋が片付くと、その状態をキープしようと一時的に意識的にこまめに収納したり掃除をしたりします。その時がチャンス。整理・整頓によってすっきりと片付いた部屋をキープするには、ものの数を増やさないことです。新しいものを買ったとき、古いものを残したままにしておくと、部屋の中のものはどんどん増えていく一方です。服や靴、バッグ、調理用品、おもちゃなど、新しいものが1つ増えたら代わりに古いものを1つ減らすことを意識して、家の中のものを増やさないようにしましょう。
整理・整頓をする前に! チェックしておきたいポイント
やみくもに片付けても、すぐリバウンド……
部屋を片付けるとき、ものを引き出しや押入れに突っ込む人がいます。確かに、散らかったものが見えなくなり、一見片付いたように感じますが、これはNG。どこに何があるかわからず、一度しまった荷物をひっくり返す羽目になりかねません。このように、間違った片付け方をしていると、またすぐに元の散らかった状態に戻ってしまいます。
ものを収納するというのは、ものを見えない場所に隠すことではありません。やみくもにものを棚や収納ケースに入れるのではなく、使いやすくするにはどこにしまうのが良いかを考えて片付けるようにしましょう。
ポイント:整理・整頓したいモノ&容量を把握しておく
ものを使いやすくしまうためには、収納グッズを活用すると良いでしょう。このとき、服をしまうなら引き出しタイプの収納ケース、文房具を収納するなら中のものが埋もれにくい浅めの収納ボックス、というように、収納したいものとその量を把握した上で、必要な収納グッズを選ぶ必要があります。整理・整頓をするときには、まずは、しまいたいものとその量を確認しましょう。
このとき、収納場所に3割程度スペースを残しておくと、多少ものが増えても対応できます。収納グッズは、容量に少し余裕のあるものを選びましょう。
ポイント:整理・整頓の計画を立てる
整理・整頓を始めたけれど、ゴールが見えずに挫折してしまうという人も少なくありません。最後までやり遂げるために、始めに整理・整頓の計画を立てておきましょう。
まずは、片付ける場所をリストアップします。紙に書いて可視化すると、自分のすべきことがどのくらいあるのかがわかってきます。そして、どの順番で片付けるのかを決めて、順に実践していきましょう。片付けの終わった場所はリストにチェックしていくと、達成感を得られますよ。
まとめ
部屋を整理・整頓することは、時間的、精神的、経済的に、多くのメリットをもたらしてくれます。整理・整頓法を工夫することで、家族全員が片付け上手になりますし、お子さんにも片付ける習慣をつけることだってできます。整理・整頓すると、部屋だけではなく、メリットもたくさん舞い込んでくれるので、モヤモヤしていたらまずは片付けをしてみるのも一つではないでしょうか?
