温度対策は大丈夫？　屋根裏部屋の正しい収納方法

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屋根裏部屋がある人は、このスペースをどのように活用していますか？　ここでは、正しい収納をするために、屋根裏部屋の特徴を紹介していきます。

屋根裏収納のメリットは、家の収納力が格段にアップすることです。何しろ、床面積分の空間があるわけですから、さまざまなモノを収納することができます。屋根裏部屋の定義は決まっていて、屋根までの高さが140センチ以内であることが条件です。これ以上になると、居住できる部屋として認識され、建築法に違反することになってしまいます。立って歩くには不便ですが、シーズンオフの道具や衣類をしまうのには十分です。おかげで生活スペースにモノがあふれることもなく、スッキリとした暮らしを実現することができます。

ただし、屋根裏収納にはデメリットもあります。居住空間ではありませんので、快適に過ごすための施行はされていません。外気の影響を直接受けて温度差が激しく、窓もないので湿気がこもりがち。そのため、収納に向くモノも限られます。

さらに、頭の上の空間ですから、地震などを考えると、あまり重たいモノをしまうことはできません。大きなモノも、出し入れが面倒です。広々とした空間があるとはいえ、いくつかの制約があることはデメリットだと言えるでしょう。

屋根裏部屋にモノを収納するポイントをまとめました。どれも気を付けておきたい点なので、収納前にチェックしてください。

屋根裏部屋のデメリットを理解したうえで、収納アイテムを活用しましょう。出し入れがしにくいというデメリットは、キャスターが付いている収納ボックスで解決できます。転がしていけるボックスなら、持ち上げなくても運べますから、天井が低い屋根裏部屋でも十分に使えます。

外から中身が見えるクリアボックスを使うのもオススメです。いちいち中身を確認しなくても、目視で判断できますね。キャスターのないものを使う場合は、屋根裏への出入り口付近に設置するようにしましょう。

スペースが十分あるからといって、モノをしまいっぱなしにしておくことは避けてください。半年に1回でかまいませんので、定期的に不要品を処分しましょう。見えないところにしまったモノは、なかなか意識にのぼりません。知らず知らずのうちにたくさんのモノが溜まってしまうと、荷重の問題もあり危険です。

温度や湿気の影響を受けやすいものは、基本的には屋根裏部屋の収納には向いていません。しかし、それでも日常の空間を広々と使うために、屋根裏部屋に収納する場合は、温度や湿度管理をしましょう。除湿剤を一緒に入れて収納したり、定期的な換気をしたりして熱や湿気を逃すことが必要です。

では、屋根裏部屋にはどのようなモノを収納したらよいのでしょうか？　屋根裏部屋にしまうのに適したモノを紹介します。

屋根裏部屋に収納する定番品は、思い出の品でしょう。子どもが好きだったおもちゃ、アルバム、賞状や絵画作品など、なかなか捨てられないモノをしまっておくには最適です。対策をしていても湿気がこもるので、乾燥剤を忘れずに入れておきます。雛人形や兜など、お節句の品々を入れておきたくなりますが、カビや虫には十分な注意が必要です。こうした人形は、美術品と同じく乾燥にも湿気にも弱いのです。空調や湿気対策をしっかりおこなった部屋で、ときどきは虫干しをするつもりで収納してください。

屋根裏部屋は、荷物の出し入れをはしごで行うため、頻繁に使うモノをしまうには向きません。季節で使うスポーツ用品や飾り物を収納しましょう。スキー板やボディボードなど、大きいけれど比較的軽いモノはしまいやすいはずです。クリスマスツリーやハロウィングッズといった、期間限定の装飾品も箱に入れてしまっておきます。カビが生えやすいので、衣類の収納は避けたいところですが、布団や毛布などをしっかり密閉した圧縮袋に入れておくなら問題ないでしょう。

本や雑誌をなかなか捨てられないという方は、屋根裏部屋に収納してしまうという手もあります。ただし、紙類は痛みやすいこと、重いモノは出し入れしにくいことは念頭においてください。本や雑誌は、まとまるとたいへん重たくなります。同じ場所に置かず、分散して収納するのがベスト。

屋根裏部屋を活用できていないお家も多いのではないでしょうか？　せっかくのスペースがあるのなら、収納に活用してみましょう。ただし、しまうものには気を付けて。温度や湿気の影響を受けにくいモノを選定してください。

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