子どもの友達のママ=ママ友。その距離感ってどうしてる? ママたちに聞いたリアルな悩みとつき合い方
我が子の友達やクラスメイトのママである「ママ友」。学生時代の友人関係とは異なり、その関係をつなげているのは子どもです。ネット上ではさまざまなエピソードが溢れていますが、実態はどのようなものなのでしょうか。今回は先輩ママたちに、ママ友との距離感やつき合い方について聞いてみました。
無理にママ友を作ろうとはしない派
●笑顔で挨拶するだけです。それだけで良縁です。(1歳児ママ/ののんさん/31歳)
●行事など対面したときに、ほどよく会話をする。無理にママ友を作ろうとはしない。(1歳児ママ/にじいろさん/33歳)
●ママ友を作ろうと思わないで常に自然体でいる。(2歳児ママ/さかなさん/41歳)
ママ友は、あくまで我が子の友達のお母さん。ママ友作りは園の雰囲気に左右される部分もありますが、仕事があるママであれば、そもそもママ友と交流する時間の余裕すらないことのほうが多いかもしれません。そんなときでも、人のマナーとして挨拶だけはしっかりするという人が多くいました。
まずママ友と面識を作るには、その人がどの子のママかを把握する必要があります。保護者会などで認知することもありますし、お迎えの場で知ることも。子ども同士が遊びたがれば、自然とママとの交流も増えてきます。挨拶だけしっかりしておけば、あまり気負わず、自然体でOKですよ。
話すけど深くはかかわらない
●無理にグループに入らず、声をかけられたら話す程度にしている。(3歳児ママ/みんさん/37歳)
●顔を合わせたら挨拶はするが、SNSで繋がったりはしない。深い関係になりすぎない。(3歳児ママ/すずさん/36歳)
●予定が多く忙しいと言って、あえて集まりに入りすぎないようにしている。(2歳児ママ/まゆさん/31歳)
あえて深くかかわらないよう、意識している人たちもいます。話しかけられたらもちろん話しますし、状況によってはこちらから話題を振ることがあるかもしれません。しかし、あくまでその場でのお話。
もちろん、もっと仲よくなりたいとお互いに思えば、約束する機会も増えていくことでしょう。ただし、ママ同士の人間関係が子どもに影響することだけは避けたいところ。
そのように考えると予防策として、そもそも仲よくならない、ほどよい距離感でおつき合いするというのは、合理的なのかもしれませんね。
子ども同士の仲がよければがんばる
●子ども同士の相性も見つつ、ママがある程度常識があるタイプの方とは仲よくしています。そうじゃない方もいるのであえてコミュニティは狭くしています。(1歳児ママ/hanaさん/28歳)
●自分の子どもが友達になった親とはなるべく連絡先を交換したり、仲よくなろうとするが、気が合わなそうなら無理に親まで交流はしない。気が合う親とは育児の話をしたり、悩みを相談しあったりしている。(2歳児ママ/saaaasさん/36歳)
●子どもたち同士が仲がよく、そこからママたちも交流するようになった。子どもたちが繋いでくれた縁。量よりも質! だという考えで交流をしている。(2歳児ママ/ayaさん/33歳)
子ども同士の仲がよくなると、休日などに園外で遊びたがる機会も出てきます。小学校中学年以上であれば本人同士で約束することもできますが、やはり低学年や幼児となると親の力が必要に。子どもの笑顔や思い出のためにも、そこは親としてがんばっちゃうところですよね。
子どもを遊ばせながらママたちで話してみると、同じ園や学校に通う子の親同士なので、さまざまな話題で盛り上がれること間違いなし! 上の子がいるママから行事の準備や小学校準備で有益情報をもらえることも。そんな時間を何度が共有し、気が合うとわかると……。
ママ友を超えて気の合う友達!
●話してみたら印象と違い、優しく気の合う人だったという方が多いように感じるため、変なイメージを持つことなく、誰にでも同じように接するようにしている。(3歳児ママ/まるるさん/41歳)
●気軽にLINEができたりランチしたりできる、いいママ友ができてよかった。(2歳児ママ/sakuraさん/39歳)
●プレスクールで顔見知りになったママからいろんな輪が広がり、今では飲みに行くくらいの関係のママ友達になった。(3歳児ママ/ちーたーさん/37歳)
一緒にお酒を飲みに行くようになったら、ママ友を超えてもう友達! 子どもの話だけでなく、ママ自身の悩みなんかも話すようになる関係になるかもしれません。
「ママ友」という言葉にはネガティブなイメージもあり、あえて距離をとる人もいますが、せっかく子どもがつないでくれた人間関係です。子ども同士が仲よくなれるのであれば、その子たちを育てたママ同士だって仲よくなれる可能性があります。むしろ、子ども同士はそこまで仲よくなくてもママ同士が仲よし、なんてパターンも。
社会に出ると同じ業界の人だったり、同じような価値観の人同士で人間関係が形成されることが多いですよね。しかしママ友となると、さまざまな経歴と価値観を持つ人ばかり。あえて深くかかわらない方法もありますが、新しい友達ができると自分の世界も広がりますよね。
まとめ
今回は、ママ友との距離感やつき合い方についてご紹介しました。
子どもたちを通して生まれる人間関係「ママ友」。子どものためにあえて深入りしない人もいれば、人間関係を築いて子どもとともに友人関係にまでなる人もいました。
ママ友にはネガティブなイメージもありますが、そのイメージだけで最初から拒否してしまうのは若干もったいないかもしれません。相手も同じ人間で、子どものママです。ちょっとしたきっかけで仲良くなると、もしかしたら、一生おつき合いできる友達になれるかもしれませんよ。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2025年9月15日〜17日
調査人数:61人(22歳~40代までで末子の年齢が3歳以下のママ)
(マイナビ子育て編集部)
