
子どもが「一人でできる!」を育むランドセル収納
「ただいま!」という声と同時に、転がっているランドセル。そんな状況にイライラしたことのあるママも多いのでは? ここでは、子どもの支度癖がつくランドセル収納のポイントを紹介します。置き場を変えるだけ? と思うかもしれませんが、一度ぜひ確認してみてくださいね。
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こんにちは。4人の子どもをもつライフオーガナイザー®︎の中矢くみこです。
元気な声で「ただいま!」と帰ってくると、そのままランドセルを床にぽいっ! そんな風景はわが家だけでしょうか(笑)?
安心できる家に帰ってきたら、リラックスしたいのは大人も子どもも同じ。ですが、その辺に置いてあるランドセルを見て、イライラしたり小言をいいたくないですよね。今回は、簡単にできるランドセル置き場のポイントをご紹介します。ランドセル置き場をつくることによって、支度の面倒くささも改善し、子どもも積極的に取り組んでくれるかも!?
支度を習慣化! ランドセル収納3つのポイント
ポイント1.学校に必要な道具はまとめておく!


ランドセル置き場には、必要なもののみ置くようにしましょう。学校に必要なものをバラバラにおいて置くのは、子どもにとって面倒くさいと感じるポイント。
必要なものをまとめておくことで、「あのプリントがない(汗)」 「〇〇のノート、入れ忘れた!」 と、忘れ物を減らすことにもつながります。
ポイント2.ランドセルは子どものしまいやすさを優先!


素敵な印象のお部屋づくりを優先するあまり、子どもがやりにくい環境では支度のハードルは上がってしまいます。
・ワンアクションで必要なものが出し入れできる
・スペースにゆとりがある
・ランドセルを置く高さを腰より低めにする
上記の3つは「簡単さ」にも関係してくるので、押さえておきたいポイントです。
ポイント3.使いやすさは成長に伴い変化する!


子どもがランドセルを使う6年間、成長にともない「使いやすさ」は変わってきます。
最初は使いやすい仕組みができていても、
・ランドセルが戻せなくなってきた
・なくし物・忘れ物が増えた
など、困った様子が見られ始めたら、使いにくくなってきたサインかもしれません。
「どうしてやらないの?」とつい責めたくもなるんですが(汗)、まずは何に困っているのか洗い出してみましょう。
どこに収納する? ランドセルの置き場
“できるだけ簡単に!”収納するなら、子どもがランドセルをおろす場所にランドセル置き場を作ることをおすすめします。
一度下ろしたランドセルを持ち運ぶことって、とっても面倒。どうしてもその場所においてしまうなら、"ランドセルをおろしたところが、ランドセル置き場だった!"という環境を整えてあげればいいんです。
リビング

ランドセル置き場をリビングにつくったことで感じるのは、使い勝手の良さ!
わが家では、
・音読の宿題や連絡帳、お便りのサインなど、親がチェックするものが多い
・宿題をするのはリビングのダイニングテーブル
という状況のため、リビング収納だと私が対応しやすい上に、子どももランドセルまで数歩で行き来できます。
どうしても見た目が……という方は、子どもが使いやすい動線上で、かつリビングの入り口から死角になるように棚の向きを変えてみるといかもしれません。棚に突っ張り棒をつけて、カーテンをかけておくのもおすすめですよ。
玄関
いつも玄関に置きっ放しにしてしまうなら、そのまま玄関にランドセル置き場を作ってみるのも手。ただし、子どもによってフックにかけることが難しいことも。
その場合は、台の上に置くだけでいい“簡単収納”で、床の置きっ放しは減らせるかもしれません。
壁にフックを取り付ける時は耐荷重に要注意。教科書が入ったランドセルの重さを実際に量ってから、その重さに耐えられるフックを使ってくださいね。
子ども部屋


子ども部屋で勉強するスタイルのご家庭は、ランドセル置き場も同じ場所に。自分の持ち物がすべて、子ども部屋にまとまっている場合は、支度もスムーズになるかもしれませんね。
しかし最近は「リビング学習」というスタイルも定着してきたので、低学年の間はリビングやリビング続きの部屋で宿題をやるというご家庭も多いかもしれませんね。
宿題はリビング、支度や収納場所は子ども部屋と分かれている場合だと、移動させるのが面倒……とリビングに置きっ放しになってしまうことも。そんな時は、リビングに持ち込むものをひとまとめに入れて持ち運べるボックスを使うと便利です。お母さんもチェックしたお便りや連絡帳をボックスに入れるだけ。渡し忘れも防げますよ。
ランドセルも収納できる! ラックを活用した収納
「IKEA」トロファスト

おもちゃ収納として使われることが多い「IKEA」のトロファスト。小学生になりおもちゃが減ってくると、ランドセル置き場にチェンジできますよ。
ランドセルを縦に置ける奥行きで、しまうのも台の上に乗せるだけなら簡単です。下の引き出しには身支度セットやプリント類を収納できるので、一カ所で支度を完了できるしくみを作りやすい。
価格も手頃なので、ついついネットでポチリと購入してしまいそうですが注意点が! 「IKEA」のショールームではそれほど大きく感じないトロファスト。実物は結構大きいです。まずは、実際に置く場所のサイズを確認してみましょう。
「ニトリ」カラーボックス

1,843円(税抜)
「ニトリ」のカラーボックスの便利なところは、棚板の間隔が調整できる点。棚板が調整できないカラーボックスの場合「もう少し高さがあったらこれが置けるのに……」というものが出てくることも(涙)。
ランドセルや教科書を上下どちらに置くのかなど、使いやすさは兄弟姉妹で違う場合があります。そんな時でもこのカラーボックスなら、1人一台ずつ横に並べたとしてもコストはお手頃。家具の統一感はありながら、棚板はそれぞれが使いやすい高さにできるので、その子にあったしくみを作りやすいですよ。
奥行きが狭く少し置きづらいなと感じる時は、いちばん上の段にランドセルを置くことを優先して、他のものをどの位置に置くかを決めてみてくださいね。
42cm幅タイプなら、専用レールを取り付けられ引き出しも作れますよ。
●ニトリのカラボはこちら
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/8841312s?ptr=item
まとめ
いかがでしたか? 今回はできるだけ簡単! をキーワードに、ランドセル置き場のポイントをご紹介しました。忙しい子育て中のお母さんが、家事をしながらでも安心して見守れるランドセル置き場作りのお役に立てたらうれしいです。