大自然のなか子どもたちだけでキャンプ「グリーン・カレッジ」ってどんな感じ?参加者親子にインタビュー
子どもに「冒険」させてあげたいけれど、親元を離れるのは心配……。そんなママ・パパも多いのではないでしょうか。今回は、現在参加者募集中、小4~6対象の無料招待キャンプ「グリーンカレッジ2026」について、過去に参加した親子に直撃インタビュー。「実際どうだった?」「トラブルは?」など、リアルな体験談をお届けします。
小学生を無料招待!「グリーン・カレッジ」は親と離れて離島で過ごすキャンプイベント
沖縄県・国頭村(くにがみそん)で開催される「グリーン・カレッジ2026」は現在参加者募集中。 「グリーン・カレッジ」は、アニマルプラネットが2007年から実施している、小学4年生から6年生の子どもたちだけで過ごす無料招待のキャンプイベントです。参加者はキッズ・ジャーナリストとして様々なことに挑戦し、最終日に学んだことをチームで発表! 後日、レポートも提出します。
「えっ? 本当に無料?」
「子どもたちだけで離島で過ごすなんて大丈夫なの?」
気になるけど、親としてはやっぱり心配。そんな声を受けて、マイナビ子育て編集部は、2025年3月に長崎県・福江島で実施された回に参加した、清水日菜子さん(取材時:小5/参加当時:小4)とお母さんを直撃インタビュー!
実際どうだったの? リアルな声を聞いてみました!
まさかの「飛行機が飛ばない」!? トラブルも楽しさに変えた子どもたち
家族と離れて、初めて会う仲間と過ごす離島でのキャンプ。出発前はドキドキだったそうですが、なんと当日はとんでもないハプニングからスタートしました。
日菜子さん「天気が悪くて、乗るはずだった飛行機が飛ばなくなっちゃったんです。『え、どうするの!?』って、空港で会って友達になったばかりの子と騒ぎまくっちゃいました(笑)」
結局、急遽フェリーでの移動に変更。波が高く船酔いしてしまい、到着したときはみんなヘトヘトだったそうですが、そんなトラブルも子どもたちにとっては冒険の始まりでした。
日菜子さん「大変だったけど、友達と『どうする?』って話したり、協力してテントを立てたりしたのが楽しかったです。海でゴミ拾いをしたときは『環境にいいことしたな~』って達成感もありました」
日菜子さん「あと、一番楽しかったのは『かんころ餅』作り! いろんな種類のお芋を使って作るんですけど、すっごくおいしかったです。」
かんころ餅は、キャンプが開催された五島列島の郷土菓子。大自然のなかでのキャンプ体験だけでなく、その地元ならではの文化に触れたり、自然環境のためになる活動をしたり、滞在中のプログラムが充実しているのも、「グリーン・カレッジ」の魅力。
日菜子さん「大変だったけど本当に楽しくて……家に帰ってからも『キャンプに帰りたい』って言ってました」
予定通りにいかないことも含めて、子どもたちだけで乗り越える経験は、何よりの思い出になったようです。
帰宅後の第一声は「疲れた」でも、大きく成長したことを実感
お母さんにも、帰宅直後の様子をうかがってみました。
お母さん「帰ってきた瞬間は、もう『疲れた……』って感じで(笑)。やっぱり移動のトラブルもありましたし、体力も使い果たしていましたね。でも、それ以上に『一回りも二回りも大きくなって帰ってきたな』と感じました」
キャンプでは、ふだんの家族旅行とは違い、親の助けがない環境で、初対面の仲間と協力しなければなりません。遠方だからこそ、そしてアウトドアならではの想定外のトラブルも、たくさん乗り越えて帰ってきました。
お母さん「飛行機が飛ばないというアクシデントには親もびっくりで、その日は仕事も手につきませんでしたが、本人がトラブルにも柔軟に対応できたことに、まず凄いなと思って。それから、『楽しかった! またキャンプに行きたい!』と言っている姿を見て、参加させて本当によかったなと思いました。学校ではできない、親もさせてやれない、本当に貴重な体験ができたと思います」
寒さを心配するあまり荷物が9kgに! 母の失敗談と、これから参加する人へのアドバイス
「グリーン・カレッジに参加したい人とその家族に、なにかアドバイスはありますか?」と聞いてみると、お母さんから思わぬ失敗談が飛び出しました。
お母さん「とにかく天気が心配で……。次は沖縄開催だから大丈夫かもしれないけど、日菜子が参加した春の五島列島は直前まで天候が読めず、最終的に、どうやらすごく寒いらしいとなって。親がいないところで風邪を引いたら大変だと思って、厚手の服やダウンジャケットを荷物に詰め込んだんです。さらに『本当に寒かったらこれを着て!』と予備の服まで持たせたら、荷物が9kg近くになっちゃって(笑)」
日菜子さん「私だけ荷物がすごく多くて、重かったです(笑)。結局、そんなに着なかったし」
お母さん「子どもって意外と薄着でも平気なんですよね。心配しすぎて荷物を重くさせちゃったのは反省点です。これから参加される方は、事前の案内をよく見て、荷物は必要最小限にしてあげるといいと思います」
また、日菜子さんからは「これだけは言わせて!」と、こんなリアルなアドバイスも。
日菜子さん「朝、トイレに行こうとしたら、ドアを開けた瞬間、床に虫がびっしりで……! 友達と『入れない!』って泣きそうになりました(笑)。大自然の中だから虫はいます。しかも、南国の虫は大きい!覚悟はしておいて!」
スタッフさんが対応してくれて、最終的にはちゃんとトイレに行けたそうですが、大自然ならではのエピソードですね。
2026年は沖縄・国頭村で開催! 締め切りは1月15日
最後に、「応募してみようかな?」と迷っている人に向けて、日菜子さん親子からメッセージをいただきました。
お母さん「30名という狭き門ですが、当たったら本当にラッキーです。ダメもとでも、ぜひ申し込んでみてください!」
日菜子さん「次は弟も絶対行きたいって言ってます。私も行けるならまた申し込みたいくらい楽しかったです!」
インタビューを終えて
実は今回のオンラインインタビューには、グリーン・カレッジに同行していたスタッフさん2名も飛び入り参加してくれていました!
日菜子さんとは同じ釜の飯を食べたもの同士、画面越しとはいえ久々の再会に
「あのときの虫、すごかったよね!」
「日菜子、だいぶお姉さんになったね~!」
と、大盛り上がりでした。
その様子からも、グリーン・カレッジが日菜子さんにとってどれだけ楽しく、温かい思い出として残っているかが、しみじみと伝わってきました。
次の春休み、子どもに人生の糧となる特別な体験をさせるチャンスかもしれません。応募締め切りは1月15日です。お見逃しなく!
グリーン・カレッジ2026 募集要項
イベント名称:コールマンPresents アニマルプラネットグリーン・カレッジ2026 沖縄・くにがみ
実施想定日:2026年3月26日(木)~3月28日(土)の2泊3日
実施場所:沖縄県 国頭村
集合/解散場所:羽田空港(予定)
※必ず保護者の方の送迎をお願いします。
※福井県からの参加者の方は、小松空港集合となります。
参加料金:無料(集合/解散場所までの移動費・宿泊費等は参加者ご自身の負担となります)
参加人数:合計約30名(小学校4~6年生/2026年4月時点)
グリーン・カレッジ特設サイト:https://special.discoveryjapan.jp/campaign/greencollege/
※グリーン・カレッジ特設サイトでは、過去の開催の様子や、参加者のレポートも見ることができます。
(マイナビ子育て編集部)
◆今回のインタビュー企画は、マイナビ子育てが運営する親子体験コミュニティ「とっておき体験部!」内で盛り上がったことがきっかけで実現しました。あなたも、体験部で子どもの<好き>や<体験>との出会いをいっしょに探しませんか? ただいま会員募集中! くわしくは▶こちら!
