【ラン活前後「子どもの姿勢」をAIで分析】入学前の段階からすでに、姿勢が左右どちらかに傾いた「片あがり姿勢」が7割以上に
Sapeetはこのほど、累計200万回以上のAI姿勢分析の実績を持つ「カルティ シセイカルテ」において、4歳〜12歳のデータの中から2,800件を抽出し、子どもの姿勢の特徴と成長に伴う変化について分析を行いました。
子どもの姿勢の特徴を、小学校入学前から調査・分析
近年、小学校入学を前にランドセルを選び、購入する活動を指す「ラン活」が広がっています。
入学前後は、ランドセルを背負って通学する習慣や学習環境の変化など、子どもの生活リズムや身体の使い方が変わりやすい時期です。
そこで今回は、小学校入学前から見られる姿勢の特徴と、学年が上がるにつれて強まりやすい変化を分析しました。
入学前の段階から、姿勢が左右どちらかに傾いた「片あがり姿勢」は7割以上
左右どちらかにわずかな傾きが見られるケースも含めて「左右傾きあり」として分析した結果、4歳〜12歳のいずれの年代でも、7割以上の子どもに左右バランスの偏りが確認されました。
低年齢の子どもは、関節や筋肉がまだ発達途中にあり、体を支える力が十分でないため、左右のバランスが崩れた場合、そのまま姿勢の傾きとして表れやすい傾向があります。そのため、AI姿勢分析でも低年齢期において左右傾きが見られるケースが多く確認されました。
前後バランスが真っすぐな子どもは2割以下にとどまる
身体の前後バランスに注目すると、いずれの年代でも「真っすぐ」と言える姿勢は2割以下にとどまり、多くの子どもに前後いずれかの傾きが見られました。
特に、小学校入学後にあたる7歳以上では、前傾姿勢の割合がやや高くなる傾向が確認されました。
入学前の子どもの7割以上は「頭部前傾」だが、成長に伴い目立ちにくくなる
頭部の前後の傾きを見ると、いずれの年代でも頭が前に出た「頭部前傾(ストレートネックの姿勢に近い状態)」が多く見られました。
一方で、この頭部前傾は、成長に伴い身体のバランスや姿勢の取り方が変わることで、年齢が上がるにつれて目立ちにくくなる傾向も確認されました。
小学校高学年では約7割に猫背傾向、学年が上がるほど背中の丸まりが強い
猫背傾向は、いずれの年代でも高い割合を示しましたが、特に10歳〜12歳の小学校高学年では約7割を占めました。
学年が上がるにつれて背中の丸まりが強くなる傾向が見られ、頭部に見られていた姿勢の崩れが、成長とともに背中や身体全体へと広がっている可能性が考えられます。
調査概要
調査対象:2023年7月〜2025年11月の分析結果(n=4,800)から無作為に抽出/4歳〜12歳の男児1,378名、女児1,422名、13歳〜59歳の男性737名、女性1,263名※3
調査方法:シセイカルテによるAI姿勢分析データを活用し、立位正面、立位左側面の姿勢分析結果を抽出(下図グラフ数値※4)
※1:本記事における「片あがり姿勢」とは、立位正面における「全身の左右傾き」が"ずれなし"以外の状態を指します。
※2:本記事における「ストレートネックの姿勢に近い状態」とは、医学的診断を示すものではなく、外観上の頭部前傾姿勢を指しています。
※3:子どもならではの姿勢の特徴を分析するにあたり、調査の一部で、13歳〜59歳の男女の分析結果も使用しています。
※4:個人を識別、特定できない形で結果を取得し、分析しています。
Sapeet
https://sapeet.com/
(マイナビ子育て編集部)
