【約6割の保護者が「小1の壁」を実感!】最大の負担は「宿題・学習サポート」、親の自由時間も約5割が減少! 対策の鍵は?
「保育園時代より楽になるかと思いきや、実はもっと大変!?」。そんな“小1の壁”に直面した先輩保護者835名への調査で、驚きの実態が判明!最大の負担は「宿題・学習のサポート」(56.9%)で、仕事の調整(24.9%)を大きく上回りました。約5割が自由時間の減少を実感、約3割の子どもに不安・緊張の変化も見られています。
「小1の壁」の正体は、“見えにくい負担”!?
幼稚園・保育園から小学校への進学は、子どもにとって大きな環境変化の節目です。同時に保護者にとっても、生活リズムや働き方、子どもとの関わり方を見直す転換点となります。
今回の調査では、小学校入学を経験した家庭が実際に直面した負担や変化の実態を明らかにし、これから入学を迎える家庭に向けて、心構えや具体的な備えのヒントを届けることを目的としました。
調査の結果、「小1の壁」の正体は制度面よりも、家庭内での学習サポートや子どもの情緒変化への対応といった“見えにくい負担”にあることが浮き彫りとなりました。
約8割が「小1の壁」を認知
小学校入学前に「小1の壁」という言葉を「知っていた」が55.1%、「聞いたことがあった」が24.1%となり、約8割の保護者が認知していました。
入学前の不安の第1位は「学校生活への適応」。勉強よりも“心”を心配
入学前に不安に感じていたこと(複数回答)では、「学校生活に馴染めるか(73.4%)」が突出して1位に。次いで「生活リズムの変化(45.1%)」「勉強についていけるか(40.7%)」という結果に。
働き方との両立(34.6%)や親の負担増(38.6%)を上回り、親自身よりも、子どもの環境適応への不安が大きいことがわかりました。
入学後の実感は、「想像どおりだった(47.7%)」が最多となりました。一方で、「想像より大変だった(31.4%)」と約3割が回答。
事前に情報を知っていても、実際の生活とのギャップを感じる家庭が一定数あることがうかがえます。
成長の裏で高まる緊張感。約3割が子どもに「言葉遣いの荒れや不安」を感じる
入学後、子どもに現れた「気になる変化・良くない変化」で最も多かったのは「園時代よりも時間に追われるようになった(36.9%)」でした。
次いで、「不安や緊張を感じやすくなった(30.4%)」「言葉遣いや態度が荒くなった(28.3%)」が続き、子どものメンタル面にネガティブな変化が出たと感じる保護者が多かった結果に。
環境の急激な変化により、子ども自身も余裕を失いやすく、負荷がかかっていることがうかがえます。
7割以上が「自分でできることが増えた」。新しい環境が成長を促進する一面も
入学後の「成長・良い変化」については、71.4%が「自分でできることが増えた」と回答。
次いで「体力がついた(42.6%)」、「自立心や責任感が芽生えた(35.3%)」と、多くの保護者が子どもの成長を実感していることがわかりました。
生活リズムの最大の変化は「帰宅後の過ごし方(60.2%)」
生活リズムについては、8割以上の家庭が何らかの変化を実感しています。最も多かったのは「帰宅後の過ごし方(60.2%)」で、家での時間が自由時間から“宿題・準備の時間”へと変化している様子がうかがえます。
また、起床時間の変化も半数を超えており、生活全体が前倒しになるなど、時間管理の負荷が高まっていることが見て取れます。
負担の第1位は「宿題・学習サポート」。自身の働き方以上に“子どものケア”が重荷に
入学後に新たに感じた不安・負担では、「宿題・学習のサポート(56.9%)」が最多となり、「仕事の調整(24.9%)」を大きく上回りました。さらに「最も困難なこと」としても同項目(19.8%)が1位に。
また、次いで「持ち物・連絡事項の管理」「登下校の安全管理」が続き、園時代にはなかった「子どもが自分で自分のことをする」ことへのサポートという、保護者の日々のタスクが純増していることを示しています。
「小1の壁」は仕事との両立の問題として大きな枠で語られることが多いものの、同調査では、家庭内での学習・学校生活のサポートや管理が保護者の時間を圧迫し、最も大きな負担となっている実態が明らかになりました。
約5割が「自由時間の減少」を実感。理由は日々の“子どもとの伴走”
小学校入学前と比べ、約5割が自由時間の減少を実感したと回答。理由の上位は「習い事・放課後対応(30.4%)」と「宿題・持ち物管理などの学習サポート(30.3%)」。
一方、「働き方の変化」は5.7%にとどまっています。
自由時間減少の主因は転職などの大きな変化ではなく、日々の細かなサポートの積み重ね。入学を機に、子育てが“預ける”から“伴走する”スタイルへ移行し、幼児期よりもむしろ子育てにかかる時間が増えている実態がうかがえます。
小学校入学を堺に約4人に1人が働き方を変更
調査対象の約85%が就労中である一方、小学校入学を機に働き方を変えた人は23.7%にのぼりました。
多くが就労を継続しながらも、約4人に1人が働き方の見直しを経験しており、小学校入学がキャリアに影響を及ぼしている実態がうかがえます。
働き方変更の背景は子どもの「送迎・習い事」「体調や情緒面の配慮」から
働き方を変えた理由としては、「送迎や習い事のサポート(24.4%)」に次いで、「子どもの体調・情緒面への配慮(21.8%)」が上位に挙がりました。
子どもへの物理的・精神的なサポート時間の確保を考えた時に、これまでの働き方や職場環境では難しいと感じた保護者が多いという実態がうかがえます。
約6割の保護者が「小1の壁」を実感
約6割が小1の壁を実感している結果に。一方で、「あまり・全く感じなかった」は約4割となりました。
感じ方には個人差があるものの、多くの家庭にとって入学期が大きな転換点となっています。
【小1の壁】対策のカギは「放課後の活用」と「関わり方の見直し」
壁を乗り越えるための対策(複数回答)として最も多かったのは、「学童・放課後サービスの活用(34.5%)」でした。次いで、「子どもとの関わり方の見直し(22.0%)」「働き方の調整(19.4%)」が続いています。
転職・退職等、大きな生活スタイルの変化を伴う必要を避けるために、外部サービスを利用することの重要性がうかがえます。
壁の正体は「学習・生活管理」と「子どもの変化」
「小1の壁」を感じた原因の第1位は「宿題や持ち物管理(42.3%)」、第2位は「生活リズムの変化(35.0%)」、第3位は「疲れや情緒面の変化(32.1%)」でした。
一方で、「職場の制度や理解不足」は6.1%にとどまり、保護者自身が仕事の調整をした上で、家庭内での学習管理や子どもの心身の変化への対応が、小1の壁と言われる負担の大きな要因となっている実態が明らかになりました。
これから小学校入学を迎える保護者へ
小1の壁を経験した保護者に、これから入学を迎える家庭へのアドバイスを尋ねたところ、学習面のアドバイス以上に、「親の心の持ちよう」や「家庭を安心できる居場所にすること」の大切さを訴える声が多く寄せられました。
特に、「完璧を求めない」「子どもを信じて見守る」「家を心の安全基地にする」というキーワードが目立ち、生活リズムが激変する1年目だからこそ、親がどっしりと構え、子どもの情緒を支えることが、結果として安定した学校生活に繋がったという実感が語られています。
保護者の声(自由記述より・抜粋)
・入学からGWまでは子どもも必死に頑張っています。まずは楽しく登校できることだけを意識して、家はとにかく「心の安全基地」にしてあげることを意識しました。
・「もう小学生なんだから」と圧をかけるよりも、これまでできた成功体験を言語化して自信を持たせてあげてください。親の不安は伝染するので、親はどっしり構えているのが一番です。
・学習面や持ち物のチェックなど、親が介入しなければならない場面が想像以上に増えます。完璧を目指さず、家電や外部サービスを頼って親の余裕を確保することをお勧めします。
・小1の壁は案外子どもはしなやかに乗り越えていきます。共働きだと、親の方が分厚い壁に当たると思います。はじまればなるようにしなならないけれど、夫婦の会話を大切に2人で乗り越えたら子育てが楽しくなると思います。
【調査概要】
・調査名称:小1の壁に関する意識調査
・調査対象:小学校入学を経験した子どもを持つ保護者835名
・調査期間:2026年2月17日〜2月23日
・調査方法:インターネット調査
・出典:feileB
feileB
https://feileb.jp
(マイナビ子育て編集部)
