- 掲載
- 2026年08月05日 10:28
窓の外はサーキット♡ 子連れ旅行で【富士スピードウェイホテル】へ。レースがない日も楽しめる非日常ステイ(静岡・駿東郡)
クルマ好きの息子と「いつか泊まってみたいね」と憧れていた、国際サーキット・富士スピードウェイに隣接の【富士スピードウェイホテル】を取材! 訪れたのはレース開催のない日でしたが、サーキットビューの客室や、ここでしか味わえない体験に親子で大興奮でした。特別な思い出になる、夏休みにおすすめの非日常ステイをご紹介します。
サーキットと富士山をのぞむ唯一無二のロケーション【富士スピードウェイホテル】
世界的ホテルブランド・ハイアットが展開する「アンバウンド コレクション by Hyatt」のひとつである【富士スピードウェイホテル】。
それぞれのホテルが持つ個性やストーリーを大切にするブランドの一員として、「モータースポーツとホスピタリティの融合」をコンセプトに掲げています。
客室から広がるのは、迫力満点のサーキットビューまたは雄大な富士山の景色。モータースポーツの世界観と豊かな自然に包まれながら、ここでしか味わえない特別なホテルステイを楽しめます。
富士スピードウェイホテル 基本DATA
■所在地:静岡県駿東郡小山町大御神645
■アクセス:
◎[電車の場合]JR「御殿場駅」からホテルシャトルバス(無料/事前予約制)または タクシー
◎[高速バスの場合]バスタ新宿から高速バス「新宿-御殿場・箱根線」で富士スピードウェイホテルへ (有料/事前予約可/1日2便)
◎[車の場合]東名高速道路「御殿場IC」から約13km
■駐⾞場:あり(無料)
■時間:チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
※宿泊プランにより異なる場合あり
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※以上情報は変更になる場合がありますので、おでかけ前に公式HP等で最新の情報をご確認ください。
エントランスから始まる非日常。憧れのサーキットビュー客室へ
今年4月にイベント、5月にはレース観戦で富士スピードウェイを訪れた我が家。今回は、イベントもレースもない夏休みの平日に、隣接する【富士スピードウェイホテル】へ向かいました。
「レースがない日でも楽しめるのかな?」と思いながら到着すると、ホテルへ一歩足を踏み入れた瞬間、 そこには日常を離れた特別な空間が広がっていました。
館内には、随所にモータースポーツをテーマにした演出が施され、想像以上の特別感に親子でワクワク。中でも息子が興味を持ったのが、F1マシンの隣に並ぶ不思議なオブジェでした。
ここでクイズ! こちらのオブジェ、何を組み合わせてつくられているでしょうか?・・・ 答えは「サーキット」。
世界中のサーキットの形を組み合わせた、地球をイメージしたオブジェなのだそう。富士スピードウェイのコースも5つ含まれていて、その中のひとつを見つけた息子は、とてもうれしそうでした。
館内の雰囲気を楽しみながら客室へ向かうと、途中で目に留まったのが、ギアをモチーフにしたルームナンバー。
細かな部分にもクルマへのこだわりが感じられ、部屋に入る前から期待が高まります。
今回宿泊したのは、サーキットビューのツインタイプ。
部屋に入ると、息子はさっそくベッドへダイブ! 大の字になり、早くもホテルステイを満喫している様子でした(笑)。
そして、窓ぎわへ向かうと、目の前に富士スピードウェイのコースが!
さらにバルコニーへ出てみると、コースを間近に感じられる開放的な眺めに思わず感激しました。
想像以上の近さと迫力に、親子で「わぁ、すごい!」の一言。
まるで特等席からサーキットを眺めているような特別な景色。
息子もしばらくバルコニーから離れず、その眺めに夢中になっていました。
ホテル館内で3つの特別体験を満喫! さらに客室ではうれしいサプライズも
食事や温泉だけではない、【富士スピードウェイホテル】ならではの楽しみ方。滞在中に親子で満喫した3つの館内体験をご紹介します。
■歴代の名車が並ぶ「富士モータースポーツミュージアム」
「富士モータースポーツミュージアム」があることは知っていましたが、てっきりホテルとは別の建物にあるものだと思っていました。ところが実際に訪れてみると、ホテルの1階と2階にミュージアムが広がっていることに驚きました。
国内外の名車約40台が並び、モータースポーツの歴史とともに、クルマが進化してきた歩みを感じられる施設です。
ゲーム『グランツーリスモ』で見たことのある「Mazda 787B」や、映画『カーズ』のクルマのモチーフとしても知られるNASCARの車両など、息子にとっては身近な存在だったクルマとの出会いも。
展示を見ながら、パパからクルマにまつわる歴史やエピソード、豆知識を教えてもらうことで、名車を眺める楽しさがさらに広がったようでした。
展示車両は、半年に1回程度入れ替えられるそう。訪れるたびに新たな名車との出会いが楽しめるのも、富士モータースポーツミュージアムの魅力です。
■親子でシェアしたい、ホテルのご褒美かき氷
ホテル到着後やミュージアム見学の合間のひと休みにおすすめなのが、フロント裏手の「TROFEO(トロフェオ)ラウンジ」で味わえる夏季限定のかき氷。
富士山をイメージした美しい見た目も印象的な一品です。
我が家は「メロン メロン メロン」「ベリー ベリー ベリー」の2種類を選びました。
果肉たっぷりのフルーツに、まろやかなオリジナル生クリームとチョコ細工を添えた、ホテルらしい華やかな仕上がり。
見た目も味わいも楽しめる、贅沢なかき氷です。ボリュームたっぷりで、家族でシェアして食べるのにぴったりでした。
息子は、ベリーの爽やかな甘酸っぱさがお気に入りに♡
暑い夏にぴったりの、ひんやり涼を感じるご褒美タイムになりました。
■館内を巡って楽しむスタンプラリー「パワーチャージアドベンチャー」
2026年の夏休み期間中は、宿泊者の子どもを対象にスタンプラリー「パワーチャージアドベンチャー」を開催中。
館内に隠れた4つのスポットを探しながら、まるでホテルを探検しているような気分でスタンプ集めを満喫しました。
ゴールするとプレゼントがもらえるのも魅力。外に出るのもためらうような暑い夏の日も、涼しい館内で親子いっしょに楽しめる企画です。
館内体験を満喫し、客室に戻ってくつろいでいると、突然聞こえてきたクルマのエンジン音。窓の外に目を向けると、サーキットでは2台ほどの車両が走行していました。
まさか宿泊中に走るクルマを見られるとは思わず、親子で大興奮!
後からホテルの方に伺ったところ、この日は車両のテスト走行が行われていたそう。偶然そのタイミングに居合わせ、ここならではの光景を見ることができたのはラッキーでした。
夕暮れはサーキットビュー、夜は美食と温泉を満喫する親子時間
夏限定の「ルーフトップビアガーデン」をはじめ、こだわりの夕食や温泉まで。【富士スピードウェイホテル】で、家族でゆったり過ごす夜の楽しみ方をご紹介します。
■家族みんなで楽しめる「ルーフトップビアガーデン」
ホテル最上階にあるルーフトップテラスでは、夏季限定のビアガーデンを開催中。
富士スピードウェイのメインサーキット約3分の1を望む開放的な空間で、夏の夕暮れを楽しめます。
「ビアガーデン」と聞くと、子ども連れでは少しハードルが高く感じるかもしれませんが、こちらではノンアルコールドリンクも充実。家族みんなで楽しめるのが魅力です。
パパは静岡の地ビール、筆者はジンジャーエール、息子はパインジュースを注文。目の前に広がるサーキットを眺めながら、家族そろって特別な夏の夕暮れを楽しみました。
今年のビアガーデンのテーマは、メキシコシティーのサーキットのなかでも最も盛り上がるエリア「フォロ・ソル」。
メキシコ料理も味わいながら、陽気な雰囲気に包まれる非日常を楽しめます。
■静岡の食材×イタリアン。旅の夜を彩る「TROFEO イタリアン」ディナー
旅の大きな楽しみのひとつ、家族で囲むディナータイム。向かったのは、先ほどかき氷を楽しんだ「TROFEO(トロフェオ)ラウンジ」とつながる空間にある、ホテルのメインダイニング「TROFEO(トロフェオ)イタリアン」です。
「TROFEO」とはイタリア語で「トロフィー」を意味し、レースで勝利を収めた証に由来する名前。
そんな特別な名前を冠したレストランでは、静岡県の食材を取り入れたイタリア料理を味わえます。
料理が運ばれるたびに「おいしい!」と笑顔になる息子。
なかでもピザは「人生で食べたピザで一番おいしい!」と言うほど気に入ったようで、息子にとって“僕史上ナンバーワン”の味との出会いになったようです。
ちなみに息子は大人向けメニューをいただきましたが、キッズメニューも用意されています。子連れでも安心して楽しめるラインナップです。
■眠る前にほっとひと息。「富士大御神温泉」で親子リラックスタイム
客室のお風呂も十分に贅沢な空間ですが、さらに特別な時間を過ごせるのが、ホテルに隣接するウエルネス棟2階に設けられた温浴施設「富士大御神温泉」。
写真提供/富士スピードウェイホテル
大浴場からも半露天風呂からも、天気が良ければ目の前に広がる富士山の絶景を楽しめます。
今回は、夕方に息子とパパが入浴した際は雲に隠れ、夜に筆者が訪れたときはすっかり暗くなっていましたが、広々とした湯船でゆったりリラックスできました。目の前に富士山が広がる景色を想像しながら過ごす、贅沢な時間に。
次回は、空気が澄みやすい朝の時間帯を狙って入浴を楽しんでみたいと思います。
翌朝は早朝サーキットウォークへ。富士山を望むレストランで朝食も満喫
普段はレーシングカーが走るサーキットの隣とは思えないほど、静かな朝。ホテルでゆったり目覚めたあとは、この場所ならではの体験が待っていました。
■レーシングコースを歩ける特別体験「早朝サーキットウォーク」
【富士スピードウェイホテル】と富士スピードウェイのコラボ体験プログラム「早朝サーキットウォーク」。普段はクルマが駆け抜ける国際サーキットの本コースを、自分の足で歩ける貴重な機会です。
集合は朝6時20分と早めでしたが、朝のサーキットを楽しみに親子で参加しました。
4月のイベント時、5月のレース観戦時にも体験したサーキットウォークですが、今回は本体験の参加者限定で普段は立ち入れないエリアへ。
朝の澄んだ空気の中、富士山を望みながらコースを歩き、さらに実際に使用されるチェッカーフラッグを振る体験もできました。
普段は迫力あるエンジン音が響くサーキットを、静かな朝の時間にゆっくり味わえる、非日常感あふれる体験でした。
■富士山を眺めながら優雅な朝食。「TROFEO イタリアン」モーニングビュッフェ
早朝サーキットウォークでほどよくお腹をすかせたあとは、朝食ビュッフェ会場の「TROFEO イタリアン」へ。
窓の外に広がる富士山の姿に感動しながら、親子でゆったりと朝の時間を楽しみました。
イタリアンレストランだから洋食が中心かと思っていたのですが、和食メニューも充実。
白ご飯が大好きな息子も、自分好みの朝食を楽しめて大満足の様子でした。
注目は、400年以上の歴史を誇る静岡の名物「丁子屋(ちょうじや)のとろろ汁」。
やさしい色合いとまろやかな味わいで、朝の体にほっと染みわたる一品です。
さらにうれしいのは、卵料理を好みに合わせてオーダーできること。
お代わりも自由で、出来立ての味わいを心ゆくまで楽しめます。
まさかのビッグサプライズ‼ 客室からフォーミュラカーの走行シーンを目撃
実は、早朝サーキットウォークの際にホテルスタッフから、うれしい知らせがありました。なんと、この日の朝8時30分ごろからフォーミュラカーが走行するというのです。
レース開催日以外でも車両のテスト走行は行われますが、フォーミュラカーが走る機会はめずらしいとのこと。親子で一気にテンションが上がりました。
朝食を終えると、走行時間に合わせて客室へ。すると、迫力あるエンジンサウンドとともにフォーミュラカーが登場。
目の前を駆け抜ける姿に、息子も思わずガッツポーズ。
客室から楽しめた臨場感あふれる走りは、サーキットならではの迫力を存分に感じられるひとときでした。
このあと「レーシングコース体験走行」の予定でしたが、まだ少し時間があったので、急遽、富士スピードウェイの総合案内施設 「ウェルカムセンター」 へ。ホテルから無料の電動モビリティ「e-Palette(イーパレット)」で向かえるのも魅力です。
この日のウェルカムセンターには、ハッピーセット「トミカ」の“ひみつのおもちゃ”として登場した「GR GT3」も展示。
思いがけず憧れの一台と対面でき、息子にとって憧れがさらにふくらむ瞬間になりました。
憧れのサーキットをマイカーで走行! 親子のテンションも最高潮
チェックアウト後は、富士スピードウェイの「レーシングコース体験走行」へ。マイカーはもちろん、レンタル車両でも参加できるので、気軽にサーキット走行を楽しめます。国内で有効な運転免許証があれば参加でき、ヘルメットやグローブは不要。
セーフティカーが先導する隊列走行なので、初めてでも安心です。
コントロールセンターで受付を済ませたら、セーフティーカーに続いてスタンバイ。
※通常の営業日であれば、宿泊者は無料で富士スピードウェイ敷地内に入場可能ですが、レースや大規模イベント開催日は対象外になる場合あり
この日のセーフティカーはヒョンデの電気自動車(写真一番左)で、車種は日によって変わるそうです。
富士スピードウェイの国際レーシングコースは1周4,563m。体験走行では約3周走行できるので、サーキットならではの雰囲気をたっぷり満喫できます。
さあ、いよいよサーキットへ。
筆者もちょっぴり運転してみたい気持ちはありましたが、ヘアピンカーブをうまく曲がれる自信がなく(笑)、今回はパパにハンドルを託しました。
早朝サーキットウォークで自分の足で歩いたコースを、今度はマイカーで走行。歩くのとはまったく違う視点からサーキットを体感でき、その迫力に親子で引き込まれました。
息子は、ゲームにも登場するコカ・コーラコーナーや富士スピードウェイホテルなど、おなじみの風景が目の前に広がることに大興奮。
画面の中で見ていたコースを実際に走っているような感覚に、終始笑顔が絶えませんでした。
写真提供/富士スピードウェイホテル
親子でサーキットの世界に入り込み、その魅力を存分に味わえる充実した時間となりました。
まだまだある【富士スピードウェイホテル】の親子のお楽しみ
今回は時間の都合で体験できませんでしたが、次回ぜひ訪れてみたい2つの施設をご紹介します。
■バーなのに親子で楽しめる「BAR 4563」の魅力
子連れでは少し入りにくいイメージのあるバーですが、ホテル3階の「BAR 4563」はひと味違います。ノンアルコールのドリンクメニューも充実していて、親子で気軽に立ち寄れる空間です。
壁一面には、スターティンググリッドに並ぶ約270台ものミニカーがディスプレイされ、まるでレース開始直前のような躍動感を演出。
さらに個室では、飲み物を片手に本格的なレーシングシミュレーターも楽しめます。
今回は機械調整中で体験できませんでしたが、次回はぜひ親子で挑戦してみたいと思います。
■天候にも左右されず、オールシーズン楽しめる「室内プール」
夏休みのホテルステイで訪れるなら、ぜひチェックしたいのがウエルネス棟1階にある「室内プール」です。
写真提供/富士スピードウェイホテル
一年中快適に使える温水の屋内プールは、水深1.2m・長さ20m。
大きな窓が広がる開放的な空間で、ソファチェアやジャグジーもそろい、泳ぐひとときも、くつろぐ時間もゆったり楽しめそうです。
我が家はタイミングを逃してしまいましたが、子どもの利用可能時間を事前に確認して、旅のスケジュールに組み込むのがおすすめです。
まとめ
今回の【富士スピードウェイホテル】での滞在は、日常を離れた特別な時間の連続でした。
自宅に戻ったあと、息子がふと「はぁ、日常に戻ったね」とひと言。その言葉が、今回の旅がどれほど非日常で、心に残るものだったのかを何より物語っているように感じました。
サーキットを自分の足で歩き、レーシングコースをマイカーで走り、目の前でレーシングカーが駆け抜ける姿を見る――。クルマ好きの息子にとってはもちろん、家族みんなの記憶に深く刻まれる夏休みの思い出になりました。
レースがない日でも、ホテルならではの滞在やサーキットでしかできない体験を通して、ここでしか味わえない非日常を満喫できた今回の旅。レース開催日に訪れればまた違った魅力に出会えるはずですが、レースの有無にかかわらず、その日ならではの楽しみ方ができるのも【富士スピードウェイホテル】ならではの魅力だと感じました。
【富士スピードウェイホテル】は、観光の拠点として泊まるだけではなく、「ホテルそのものを目的に訪れる旅」にぴったりの場所。我が家のお財布事情では、毎回気軽に……というわけにはいきませんが(笑)、それでも「また訪れたい」と思えるほど、心に残る時間を過ごせました。
特別な日のご褒美や、家族の節目の思い出づくりに選びたい、そんな魅力が詰まったホテルです。
ホテル周辺では、2027年中の開業を目指して温泉施設や商業施設、宿泊施設などの整備も予定されています。ホテルステイはもちろん、サーキットでのモータースポーツ体験もあわせて楽しめるエリアとして、これからますます注目が高まりそうです。
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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