- 掲載
- 2026年08月22日 08:31
ブルーライトだけじゃない! 専門家が指摘する「スマホ寝不足」の意外な要因
スマホが手放せない現代、睡眠の悩みを抱える人は少なくありません。久光製薬が8月7日に開催したメディアセミナーでは、若年層に広がる「スマホ寝不足」の実態や、睡眠と身体疲労の関係について専門家が解説。一児のママでモデルの田久保夏鈴さんも登壇し、リアルな睡眠事情やセルフケア習慣を語りました。
若い世代にも広がる「スマホ寝不足」
初めに、獨協医科大学医学部 麻酔科学講座 主任教授の山口重樹先生が登壇し、睡眠の健康への影響や「スマホ寝不足」のメカニズム、睡眠の質を高める効果的なセルフケアについて解説しました。
山口先生は、日本人の平均睡眠時間は国際的に見ても短く、特に夏は高温多湿の影響で睡眠時間がさらに短くなる傾向があると説明しました。睡眠不足は日中の疲労感や集中力・判断力の低下、作業効率の低下などにつながり、心身にさまざまな影響を及ぼすといいます。
また、久光製薬が実施した「睡眠の質と疲労ケアに関する実態調査」では、全世代の4割超が「一晩寝ても疲れが抜けきらない」と回答。20代でも約3人に1人が同様の悩みを抱えていることが明らかになりました。
山口先生は、こうした背景にはスマートフォンの普及があると指摘。
スマホによる睡眠への影響はブルーライトだけではなく、長時間の使用によって首や肩、背中の筋肉に負担がかかり続けることも問題だと説明しました。スマホを見る際の姿勢によって首周辺の筋肉が緊張し、疲労が蓄積することで睡眠の質の低下につながる可能性があるといいます。
さらに、身体の疲労と睡眠の質低下は相互に影響し合うため、睡眠改善には筋肉疲労へのアプローチも重要だと解説。規則正しい生活や適度な運動、入浴、ストレッチなどに加え、日中に蓄積した首や肩の疲労を睡眠前にケアすることが大切だと呼びかけました。
「スマホは手放せない」田久保夏鈴さんが語るリアルな睡眠事情
続いて行われたトークセッションには、モデルとして活躍する一方で一児の母でもある田久保夏鈴さんが登壇しました。SNS総フォロワー数約80万人を抱え、日常的にスマートフォンやパソコンを使用する田久保さんは、自身の睡眠事情について率直に語りました。
田久保さんは、布団に入ってからもSNSや動画を見続け、そのまま寝落ちしてしまうことがよくあるため、朝すっきり目覚められたと感じることはあまりないとコメント。また、子どもを寝かしつけた後に仕事でスマートフォンやパソコンを使うことも多く、生活のなかで常にデジタル機器に触れている状態だと明かしました。
さらにママとしての悩みについては、子どもを抱っこする時間が長く、肩や首だけでなく腰にも疲れを感じることがあると話しました。
こうした話を受け、山口先生は現代社会においてスマホを完全に手放す「デジタルデトックス」は現実的ではないと説明。スマホは生活や仕事に欠かせない存在になっているため、使うことをやめるよりも、使った後のセルフケアを考えることが重要ではないかとコメントしました。
睡眠のために意識していることについて田久保さんは、寝る前に肩回しをして肩甲骨まわりをほぐしているほか、パジャマに貼るアロマシールを活用しながらリラックスして眠るようにしていると、自身のセルフケアについて紹介しました。しかし実際には、「その後もスマートフォンを見続けてしまうことが多い」のだそう。
これを受けて山口先生は、「肩回しなどのセルフケアは非常に良い習慣です」とコメントしたうえで、「その後にスマホを使用すると再び首や肩に負担がかかってしまう」と説明。お風呂やストレッチなどで体をほぐしても、就寝直前まで同じ姿勢でスマホを見続けると筋肉疲労が蓄積してしまうため、「オン」と「オフ」を意識し、寝る前はしっかり休息モードへ切り替えることが大切だとアドバイスしました。
首や肩の疲れにおすすめの「ハの字貼り」「介の字貼り」とは
セミナーの最後には、久光製薬 研究開発本部の西村真平さんが、外用消炎鎮痛剤の効果的な貼り方について紹介しました。
西村さんによると、デスクワークやスマホ操作による肩こりには「ハの字貼り」がおすすめとのこと。首の後ろから肩、背中にかけて広がる僧帽筋に沿って貼ることで、肩だけでなく首を含めたこりのケアにつながると説明しました。
また、仕事や育児、家事などで特に疲労がたまった日には「介の字貼り」も効果的だと紹介。ハの字貼りに加え、肩甲骨と背骨の間にある菱形筋にも貼ることで、首や肩のこりに関わる筋肉まで幅広くケアできると解説しました。
さらに、夏場は汗による剥がれやかぶれが起こりやすいため、日中ではなく夜のリラックスタイムに活用するのがおすすめだと話しました。
(取材:マイナビ子育て編集部)
