- 掲載
- 2026年10月04日 11:11
日本語では「電気石」。豊富なカラーバリエーションでバイカラーまで楽しめる「トルマリン」の奥深い世界|宝石・ジュエリー図鑑 #6
赤や青、緑はもちろん、バイカラーまで——驚くほど多彩な色を楽しめる宝石があることをご存知ですか?
\「ねえ、これ知ってる?」思わず誰かに話したくなる! /
国内最多級の天然カラーストーンを取り扱うBIZOUX(ビズー)と、科学監修の多摩六都科学館の小田島庸浩氏が贈る、宝石に秘められた物語。
『宝石・ジュエリー図鑑』(日本文芸社)は、美しい写真やかわいいイラストとともに、宝石誕生のひみつや輝き・色のひみつ、さらに宝石にまつわる歴史や文化、伝説まで、宝石の魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。
今回は、豊富なカラーバリエーションを誇る宝石・トルマリンについてお届けします。
色とりどり、バイカラーまで
トルマリン
ワクワクするほど豊かな色彩
名前の由来はスリランカのシンハラ語で宝石の粒などを意味する「トゥルマリ」といわれています。
トルマリンは、青色、緑色、黄色、ピンク色などカラーバリエーションが豊富で、なかにはひとつの石に2色以上の色が組み合わさったものもあります。
トルマリンは比較的たくさんの成分で結晶をつくる鉱物です。その成分の種類と割り合いによって色がかわります。
紀元前から宝石として大切にされてきたトルマリンですが、長い間にわたり青いものはサファイア、赤いものはルビーだと思われてきました。
19世紀になり、科学者たちの研究によってようやく「トルマリン」として区別されるようになったそうです。
トルマリンは、「電気石」という日本語名の通り、熱したりすると静電気をおびる性質があります。
ネオンのような輝き「パライバトルマリン」
さらに、同じ青でも銅とマンガンのふくまれる量のちがいによって華やかなネオンのような輝きをもつものがあります。
あざやかな青や緑が美しいこの宝石は「パライバトルマリン」とよばれます。とてもめずらしく、価値は年々高まるばかりといわれています。世界三大希少石のひとつです。
トルマリンのカラーバリエーション
ライムグリーンがかったあざやかな黄色。特にレモンイエローの輝きをもつものは「カナリートルマリン」とよばれます。
画像提供:BIZOUX
ピンク色のトルマリン。なかでも色の濃いものは「ルベライト」とよばれ、人気があります。
画像提供:BIZOUX
色味が明るいものから暗いものまで青色のバリエーションが豊かです。濃い青色(藍色)のものは「インディコライト」とよばれています。
画像提供:BIZOUX
わずかにふくまれる成分などによって透明な緑色に輝きます。フランス語で「緑」を意味する言葉から、「ヴェルデライト」ともよばれます。
画像提供:BIZOUX
ひとつの石のなかに2色が組み合わさる
ひとつの石のなかに色がことなる部分があるトルマリンを「バイカラートルマリン」とよびます。
途中から成分の割合が変わることで色も変わります。ピンクと緑の組み合わせのバイカラートルマリンが多くあります。
バイカラートルマリンのなかでも結晶の中心部と外側とで色がちがい、中心部がピンク色で外側が緑色のものは「ウォーターメロントルマリン」とよばれています。その名の通り、スイカのように見えることから、この名前になりました。
内側から輝くようなネオンブルーが美しく、目をひきます。
画像提供:BIZOUX
緑とピンクの2色が絶妙な色合いです。自然が生み出すものなのでまったく同じものは2つとありません。
画像提供:BIZOUX
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『宝石・ジュエリー図鑑』監修:BIZOUX、 科学監修:小田島庸浩(日本文芸社刊)より抜粋・再編集して作成しました。
