実は知らない? 身近な宝石・パールのひみつ|宝石・ジュエリー図鑑 #2
結婚式などの特別な場面から、ファッションやふだん使いまで。私たちにとって身近な存在の宝石・パール。でも、実は知らないことも多いのでは……?
\「ねえ、これ知ってる?」思わず誰かに話したくなる! /
国内最多級の天然カラーストーンを取り扱うBIZOUX(ビズー)と、科学監修の多摩六都科学館の小田島庸浩氏が贈る、宝石に秘められた物語。
『宝石・ジュエリー図鑑』(日本文芸社)は、美しい写真やかわいいイラストとともに、宝石誕生のひみつや輝き・色のひみつ、さらに宝石にまつわる歴史や文化、伝説まで、宝石の魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。
今回は、冠婚葬祭など大切な場面で身につけることも多い、身近な宝石・パールのひみつについてお届けします。
貝のなかで育つ宝石
パール
貝のなかで生まれる宝石
生きた貝のなかで、数年をかけて育まれるパール(真珠)。多くの宝石は原石となる鉱物や岩石を磨くことで美しさが引き出されますが、パールは、貝がらを開いたときから輝いています。
神秘的で気品を感じさせる宝石で、冠婚葬祭など大切なイベントで身につけられることが多くあります。
パールを育む貝は母貝とよばれます。アコヤ貝からとれる「あこや真珠」、クロチョウ貝からとれる「クロチョウ真珠」、シロチョウ貝からとれる「シロチョウ真珠」など、母貝によってさまざまなパールがあります。
貝のなかに異物が入りこむと、貝は自分をまもるために殻の内側と同じもので異物をつつみます。それが何年かかけてパールになります。
歴史のなかのパール
日本では5000年以上前から親しまれており、奈良時代にまとめられた『万葉集』や『古事記』にもパールを表現する言葉が登場します。昔は「白玉」「あわび玉」などとよばれていました。
世界でも古くから「月のしずく」「人魚の涙」などさまざまなよび方をされてきました。古代エジプトの女王クレオパトラが、豊かなエジプトを外交的にアピールするために、大粒のパールをお酢にとかして飲んだという伝説もあります。
海、湖それぞれの場所から
かつては貝のなかから、ぐうぜん見つかるとてもめずらしい宝石でしたが、現在出回っているもののほとんどは養殖真珠です。日本では三重県や愛媛県、長崎県などでパールの養殖がさかんに行われています。
なかでも日本でつくられる「あこや真珠」は、世界的にも有名です。「テリ」とよばれる光沢や輝きが美しいのが特ちょうです。
ちなみに海ではなく、川や湖などで育つパールもあります。淡水で育つ母貝からとれるので、「淡水真珠(湖水真珠)」とよびます。
ひとつの貝からいくつもとれるため、一般的には大きさや色、形も豊富です。
\\ 話したくなるネタ //
生物から生まれた宝石たち
宝石の多くは鉱物からつくられますが、パールは貝という生物がつくります。下の写真は日本でおなじみの生物からできる主な宝石です。
サンゴ虫という生物の骨格。
画像提供:BIZOUX
きれいな丸い形が特ちょう。日本で養殖されるパールの代表的な存在といえます。
画像提供:BIZOUX
湖水真珠は、海水ではなく、湖などの淡水で育つパールです。いろいろな形のものもあります。
画像提供:BIZOUX
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『宝石・ジュエリー図鑑』監修:BIZOUX、 科学監修:小田島庸浩(日本文芸社刊)より抜粋・再編集して作成しました。
