- 掲載
- 2026年10月02日 11:51
- 更新
- 2026年10月02日 11:55
「生きてる価値がないと泣きわめいた」27歳から2年半の不妊治療で伝え続けた思い。江野沢愛美さんが第一子妊娠を公表
モデルの江野沢愛美さんが9月28日、第一子を妊娠していることを公表しました。江野沢さんは27歳から約2年半にわたる不妊治療を続けてきたと明かし、治療中の苦悩や、不妊治療について発信しようと思った理由を率直な言葉で語ってきました。
■「妊娠ですか?」の言葉に傷ついたことも
江野沢愛美さんは9月28日、「このたび、第一子となる新しい命を授かりました」とInstagramで報告。
「不妊治療を公表した際は、まだ妊娠には至っておらず、長く先の見えない日々を過ごしておりました。とても悩み、大きな勇気のいる公表でしたが、あの時、皆さまから届いた温かいお言葉の一つひとつが、本当に大きな支えとなり、『また頑張ろう!』と改めて前を向いて進むことができました」と、支えてくれたファンへの感謝を綴りました。
江野沢さんが不妊治療を公表したのは今年3月。Instagramで「私たち夫婦は約2年半前から不妊治療をしています」と明かしたうえで、「治療がどんどんステップアップしていくにつれて、生きてる価値がないと泣きわめいたり。悲しくてお腹が空かなかったり。薬の投与や自己注射で身体が重たくなって、むくんだり。お腹がパンパンになったり」と、治療に伴う精神的・身体的な負担を率直に告白しました。
また、治療中はSNSで寄せられる何気ない言葉に苦しめられたことも。治療の影響で顔や体がむくみ、「ゆったりとした服やふわっとした洋服を載せると必ず、妊娠ですか!?と書かれるようになりました。現実とのギャップ+こういったコメントに笑えない日が続くことばかり」と吐露し、「なのでもうコメントやDMでわざわざ聞かないでください。本当に嫌です」と訴えていました。
4月にはYouTubeで、20代での不妊治療について「NGなし」で質問に回答。あらためて、「私も治療が進んでいくにつれて、薬の種類とか変わって、そこでたぶん6kgぐらい体重が増えたんですね」と説明した上で、「インスタとかに載せると『おめでたですか』『妊娠したんですか』とか、悪気ないんですよ全く。でも私にとってはすごい刺さってて、だからもう全部削除したりとか」と、当時の心境を明かしていました。
■「20代でも不妊治療をしている人はいる」伝えたかったこと
江野沢さんは、不妊治療を続けるなかで、夫婦で向き合うことの大切さも実感したといいます。Instagramでは、「不妊治療は二人三脚で行うものです。全てのパートナーが優しく、協力的であることを祈っています」と投稿。また、「マイナスイメージが多い不妊治療だけど、確実に私たちはこのおかげで結婚した当初より何倍にも絆が強くなりました」とも綴っていました。
YouTubeでも、「本当に夫婦でやることだと思うので、その夫婦が同じ足並みを揃えていれば、自分が辛い時も一緒に悲しんでくれて、またその自分がしんどい時に引っ張ってくれる存在がいるから立ち上がれるんじゃないかな」と語っています。
また江野沢さんは、不妊治療は特別なものではなく、若い世代にも起こり得ることだと発信し続けてきました。Instagramでは、「20代である私が発言するのも大きいのではと思っていました」としたうえで、「治療していることは隠すことではないはずだし、私の経験を話す事で、少しでも誰かの支えになれば私も救われるし、検査へのハードルが下がるなら、経験した範囲内で話せることは話していこうと思ってます」と説明していました。
長く先の見えない治療の日々のなかで、自身の経験や葛藤を率直な言葉で発信し続けてきた江野沢さん。その先にあった第一子妊娠の報告には、多くの祝福の声が寄せられています。
■ブライダルチェックと不妊治療…夫婦で知っておきたいこと
結婚に際して「いつか赤ちゃんを」と望む場合、ブライダルチェックを受けることが推奨されています。ブライダルチェックとは、将来の妊娠や出産に向けて、自身の健康状態を確認するための検査です。
女性の場合は、HIVやクラミジアなどの性感染症、風疹抗体、肝炎のほか、子宮頸がんや子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍など、妊娠に影響する可能性のある病気の有無を調べます。検査内容は医療機関や選択するプランによって異なりますが、月経不順や強い生理痛がある人はもちろん、これまで婦人科検診を受ける機会が少なかった人にとっても、妊娠前の健康状態を知る良いきっかけになります。
ブライダルチェックは女性向けというイメージを持たれがちですが、将来子どもを望むのであれば男性も受けておきたい検査です。不妊は女性だけの問題ではなく、男性側に原因があるケースも少なくありません。WHOの調査では、不妊の原因は女性のみが41%、男性のみが24%、男女両方が24%、原因不明が11%とされており、約半数で男性側も関係していることがわかっています。
一般的に、妊娠を希望しているにもかかわらず、避妊をせずに定期的な性生活を続けても1年以上妊娠に至らない状態を「不妊症」といいます。その原因はさまざまであり、妊活や不妊治療を進めるうえでは、女性だけでなく男性も早い段階で検査を受けることが大切です。男性不妊の有無が分かれば、その後の治療方針や妊活の進め方にも大きく影響します。
妊活はどちらか一方が頑張るものではなく、夫婦が協力して取り組むものです。特に不妊治療では女性の身体的負担が大きくなることも多いため、パートナーの理解とサポートが欠かせません。正しい知識を身につけ、夫婦で同じ方向を向いて取り組むことが、妊活や不妊治療を進めるうえで大切です。
