自力で簡単!エアコンのシンプルお掃除法【やってみた】
エアコンフル稼働の今年の夏。そのエアコン、気づかないうちに内部に汚れが溜まっているかもしれません。汚れを放置してしまうと、私たちの健康にも関わり、電気代も余計にかかってきます。「まだ新しいしプロに頼むほどでもないかな?」と考えているあなたに、セルフでできる簡単なエアコンのお掃除方法をお伝えします。
こんにちは、ライフオーガナイザー®️の木原ことのです。
エアコンのお掃除、ズバリ、どのくらいの頻度でされてますか? プロに外注していますか?
わが家は、取り外しが可能なパーツまではセルフで行なっています。
お掃除のタイミングは、使う前と使った後。一年で約4回掃除しています。これが程よい汚れに抑える、めんどくさがり屋なわが家のペースです(理想は月に一度! らしいですよ……)。
ところがこの夏、いざエアコンをつけてみると、くしゃみが止まらなくなってしまいました。そして、エアコンから「ストリーマを掃除して下さい」との声が……(わが家はしゃべるエアコンです)。
冬に使った後、掃除していなかったことに気がつきました。そんな事もありますよね(笑)。慌てて夜中にお掃除しました!
エアコン掃除の手順
取り外しできるパーツをチェック
わが家は加湿機能と除湿機能がついたエアコンなので、お手入れするパーツが多いかもしれません。
取り外しできるパーツは、7つです。
・前面パネル
・エアフィルター
・給気フィルター
・ダストボックス、ダストブラシ
・ストリーマユニット
・光触媒集塵
・脱臭フィルター
まずは電源プラグを抜きます
1.エアコン前面パネルを止まる位置まで開けます。
2.掃除機のノズルをブラシに付け替えてホコリを吸います。
(ホコリが上から降ってこないように!)
3.人感センサーなどがあれば、レンズ部分も布で優しく乾拭きします。
※写真の電源プラグは、この後あわてて抜きましたよ。
外せるパーツを順番に取り外します
4.お掃除機能付きの場合、両端のツマミを外してダストボックスをそっと引き出します。 ダストボックスの中にはダストブラシがあるので、掃除機と水洗いで汚れを落とします。
5.次にフィルターを取り外します。取っ手を持って下方向へ引き出します。 こちらも掃除機でホコリを吸い取った後、お風呂場で水をかけて流します。
ブラシで優しくこすると作業が早いです。洗い終わったら、水気をタオルでそっと拭き取り、しばらくベランダの日陰で乾かします。
エアコンの設置位置がキッチンに近い場合、フィルターに油汚れが付いている事も多いもの。その場合は、少量のセスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)か、食器洗い用洗剤を加えると良いでしょう。
特殊なパーツも取り外します
6.光触媒集塵・脱臭フィルターを取り外し、ホコリを掃除機で吸い取ります。水洗いは厳禁です。
7.続いて給気フィルターを引き出します。掃除機のみでも良いですが、わが家はつけおき洗いをしています。水洗いの後は、同じく日陰でよく乾かします。
8.最後にストリーマユニットを引き出します。チャポンとぬるま湯につけおき。内部のピアノ線のような部分を変形させてしまわないように、優しく綿棒で拭くと黒いススのような汚れが取れますよ。
洗ったパーツを日陰で乾かしている間にやること
パーツを取り外した後のエアコン内部にも、掃除機をかけるようにしましょう。
その後、布に、スーパーや薬局で手に入るアルカリ電解水を吹き付けて、目に見える範囲の汚れを拭き取ります。細かい部分は綿棒など使うと便利です。
この時、エアコン内に水分が残ってしまうとカビの原因になりますので、布をあまり濡らさないことと、完全に乾かすことがポイントです。
これで一通り、お手入れは終わりです。
フィルターをもと通りにレールに沿って差し込み、フィルター押えがカチッというまで押し上げます。ここも確実にロックしておかないと、前面パネルの破損に繋がります。
そして、ダストボックスをもと通りに取り付けます。左右のツマミももと通りにするのをお忘れなく!
最後に前面パネルを閉じて、電源プラグを差して終了です!
まとめ
くしゃみもピタリと収まり、心なしか清々しい空気に感じました。工程を見ると大変そうに思えるかもしれませんが、多機能エアコンでなければ5番まででOKです。
面倒に感じそうなエアコンのお掃除ですが、ご機嫌にお掃除するためのアイデアがあります。それは、エアコンだけを【週末に家族で】掃除すること! 年末の大掃除よりも短時間で済みますし、その分、疲れないからです。
イベントの一つのように、陽気に家族を誘うのがいいでしょう。家族で使うものは家族全員で掃除するのが当たり前、という考え方はいかがでしょうか?
取扱説明書を見ながら、分業したり、支え合ったりしていると「めんどくさい」がいつの間にかどこかへ行ってしまいます。
お掃除が終わった後のご褒美は、きれいになったという満足感とアイスクリームなど! おいしいおやつの用意があると、掃除もはかどるかもしれませんね。
掃除機といらない布と綿棒、セスキスプレーに歯ブラシと約一時間の時間を使えば、いつでも掃除はスタートできます。めんどくさい掃除も、楽しむことにトライしてみましょう。