型崩れしたくない! 帽子を自宅で洗濯する時に使えるアイテム
体にまとうTシャツやズボンや下着は毎日洗うのに、頭にかぶる帽子はなかなか毎日は洗わないですよね。それに「洗いにくそう」「型崩れが気になる」などの理由から、二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、帽子洗濯のハードルがグッと下がるアイテムをご紹介させていただきますね。
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こんにちは。あなたに寄り添い、暮らしをトータルでととのえる、京都のライフオーガナイザー®岩淵都です。
みなさんは、体の中で一番汗をかく部位はどこだと思いますか? 腕や足などの抹消部より、胸や背中などの体幹部のほうが、汗の量が多いといわれています。そんな数々の部位でも、一番汗をかくのは額です。額は生命維持のために大切な器官。そのため、熱に弱い脳を守るのに体温調整の役割をするといわれています。
そんな額に触れる帽子ですが、みなさんは汗をかくたびに帽子を洗っていますか?
「どうやって洗えばいいかわからない」
「型崩れしそう」
「手間がかかりそう」
……なんてイメージがある帽子。
今回は、帽子を洗濯するときに生じる疑問についてお答えします。
3ステップで帽子の汚れをスッキリ落とす!
そもそも「洗濯したい!」と思っている帽子は、どんなタイプですか? 秋冬に活躍するニットやウールのものではなく、夏にかぶるものではないでしょうか?
汗をたくさんかくからこそ、洋服と同じようにザブザブ洗濯機で洗っている我が家の方法をお伝えします。スポーツ時のキャップ、小学校で使う赤白帽のお手入れのご参考になれば幸いです。
帽子を洗濯する前に、確認しておきたいこと
まずは、帽子についている表示を見て、洗濯可能かどうかを確認します。「洗濯機で洗濯可能」や「手洗い可能」の表示があれば安心して洗えます。
洗えない場合は、堅く絞ったタオルで拭いて、風を通しています。
実は、洗濯表示にバツ印がついている帽子も、我が家では洗っています。少し縮む感じはしますが気にならない程度なので、自己責任で行っています(それよりも汗の臭いや汚れのほうが気になるため)。
型崩れが心配な方は、これから紹介する2ステップ後に、手ですすいでいただければ大丈夫!
ステップ1:石鹸で帽子を手洗い
女性の場合、帽子の淵にファンデーション汚れがついている場合がありますよね。
そのまま洗ったのでは、この汚れが残ってしまう場合があります。最初は気にならなかったぐらいの汚れでも、だんだん積もり積もって主張してきます! 時間とともに汚れは取れにくくなるので、気になったときには、あとの祭りになっていることも。
そこで、汚れた部分に水分を含ませ、石鹸をつけます。我が家の場合、洗濯に使っている液体せっけんを垂らします。指の腹で円を描くようにこすると、汚れが浮いてきます。
5分もかからない作業なので、ほぼ毎回洗っています。
ステップ2:過炭酸ナトリウムで帽子をつけおき洗い
部分洗いをした帽子を洗濯機で洗う前に、もうワンステップ。つけ置き洗いをします!
大き目の洗面器に「過炭酸ナトリウム」を入れ、お湯を注いでから帽子をつけます。つけおくことで、繊維の奥にまで入り込んだ汚れをゆるめ、落ちやすくします。
過炭酸ナトリウムは、「漂白剤」「除菌剤」「消臭剤」としてよく使われます。漂白効果があるので、帽子の黄ばみを抑えてくれ、除菌効果と消臭効果で臭いにも効くんです。臭いに敏感な方は、特にありがたいですね!
塩素系漂白剤より漂白力が穏やかで扱いやすく、色柄物にも使えるのが便利です。
セスキ炭酸ソーダより洗浄効果が高いのも魅力の一つ! より洗浄力を高めるために、水ではなくお湯(30℃~50℃ぐらい)を勢いよく注ぐのもポイントですよ。20分ほど放置するだけなので、手間はかかりません。
しかし、過炭酸ナトリウムを使うときに注意したい点があります。過炭酸ナトリウムは、アルカリ性のためタンパク質を溶かてしまう性質があります。そのため、手の荒れやすい方はゴム手袋などをして、直接肌に触れないよう注意しましょう。手についてヌルヌルする場合は、水でよく洗い流してくださいね。
ステップ3:洗濯機で帽子を洗う
最後に洗濯機に入れて洗うのですが、「ツバは曲がらないか」「かぶり口が縮まないか」「よれないか」と、心配になりますよね。
しかし、帽子用洗濯ネットに入れれば大丈夫! 安心して洗濯機で洗うことができますよ。
洗濯ネットの部品は、こんな感じ。つばを保護する半円状のものと、かぶりぐちを安定させる円状のものと、帽子の形をした洗濯ネットが入っています。
使い方は簡単です!
1)円状のものをフィットするようはめ込む
2)帽子型の洗濯ネットに入れる
3)つばに沿って半円状のものを添わせる
4)ファスナーをしめて洗濯機に!
写真はかなり年季が入っていますが……(笑)。とても活用しているので、裁縫が苦手な私が破れたところを繕うほどです。そろそろ2代目に買い替えを検討中。
まとめ
帽子の洗濯は「どうすればいいかわからない」「何を使えばいいかわからない」「どのくらい時間がかかるかわからない」……たくさんのわからないがあると、不安になりますよね。不安なままだと行動に移すことができません。
この記事を読んで、わかった! できそう! と考えが変わり、実際に帽子の洗濯にチャレンジしていただけると嬉しいです。