みかんの皮を使った掃除の裏技6選! 油汚れ、イヤな臭いを取る方法
甘くておいしくビタミンも豊富なみかん、実は掃除にも使えること、ご存知でしたか? 今回はそんなみかんの隠れた「お掃除力」について迫ります。みかんの皮を使った、6つのお掃除方法についてまとめたので、この冬みかんをたくさん食べる時期にチェックしてください。
みかんの皮が掃除に役立つ理由
食べ終わったみかんの皮。みなさんはどうしていますか? そのままゴミ箱にポイッと捨ててしまう方がほとんどではないでしょうか? でもちょっと待って! 普段捨ててしまっているそのみかんの皮、掃除など家事に役立つかもしれません。
みかんの皮に含まれる成分って? 掃除の効果は?
みかんの皮には、「リモネン」や、ナチュラルクリーニングではおなじみの「クエン酸」が豊富に含まれています。「リモネン」は油汚れに強く、油の溶解に効果が! よく、食器用洗剤にレモンやオレンジが使われているものをよく見かけるのはそのためです。
また「クエン酸」はアルカリ性の汚れに強く、水垢汚れに効果があります。
さらに、みかんの皮には「ペクチン」と呼ばれる、コーティング作用がある成分が含まれているため、掃除した後の状態をきれいに保つ効果が期待できるのです。
こんなにたくさん有効成分が詰まったみかんの皮、捨てるだなんて、もったいない! みかんを食べた後は、お掃除に活用して、今まで気になっていたところをきれいにしてしまいましょう。
みかんの皮を使った6つの裏技お掃除法
みかんの皮でスプレー洗剤を作る
みかんの皮を使って、自然由来の洗剤を作ることができます。
用意するものは、みかんの皮と大きめの鍋。みかんの皮は3〜4個分あればOKです。
作り方はみかんの皮を鍋に入れ、皮がかぶるぐらいたっぷりの水を入れたら、コトコト火にかけます。15分ほど火にかけたら、ザルをつかって濾し、みかんの皮や不純物を取り除きましょう。あとは冷まして、スプレーボトルなどに入れれば「みかんスプレー」の完成です!
お掃除には油汚れが気になるところに、このスプレーを吹きかけて使います。使い方は、掃除したい箇所にキッチンペーパーをかぶせ、上からスプレーを吹きかける。汚れになじませてからオフすると、きれいになるでしょう。汚れが頑固な場合は、上からラップをかぶせ、密閉してしばらく放置してから洗い流すとよく落ちます。グリルやキッチンコンロなど、油汚れが気になる場所に、ぜひ使ってみてくださいね。
ミカンの皮でレンジ掃除
以前100円ショップで、オレンジオイルをたっぷり含ませたスポンジをレンジで温め、レンジ庫内の汚れをゆるませて、そのスポンジでこすって落とすという商品を愛用していました。みかんももちろんオレンジと同様、柑橘類ですから、同じ仕組みでレンジ掃除を行うことが可能! 100均のアイテムだと購入して、使い切りタイプだったため一回しか掃除ができませんでしたが、みかんなら食べ終わった後にお掃除に使えるので、とっても楽ちんですね。
やり方は、みかんの皮を耐熱容器に移し、15〜30秒ほど温めます。温めた後のみかんの皮そのものを使って汚れをこすってもいいですし、スポンジやふきんなどで拭き取ってもOKです。汚れが落とせるだけでなく、消臭効果もあるので、少し臭いが残る料理を作った後に使うとGOOD。
ミカンの皮で靴磨き
パパが時々行っている靴磨き。けれど、磨く時に使うワックス、独特な臭いがして少し不快……と感じる奥様、少なくないのでは?(それとも、私だけ?)
そんな時に使えるのが、実はみかんの皮! みかんの皮には油汚れを落とす「リモネン」と、コーデイング作用がある「ペクチン」が含まれているので、汚れた靴もみかんの皮で磨けば自然派由来の成分ですっきりきれいになるのです。
ミカンの皮で油性ペンの落書きを消す
家事で少し目を離した一瞬の隙をつき、クレヨンや油性ペンで、テーブルや床に落書きをされてしまった……なんてママさんも多いはず。見た瞬間「ああああーっ」とがっくり、肩を落としてしまいますよね(私も経験あります)。けれど、諦めないでください! その落書き汚れ、みかんの皮でオフできるかもしれません。みかんの皮を使い、落書き部分を擦ってみましょう。油性ペンの汚れは水やお湯ではなかなか落ちませんが、天然油であるリモネンの働きで落とすことができます。
ミカンの皮で下駄箱を消臭
みかんには「クエン酸」が含まれており、アルカリ性の汚れに効果を発揮します。臭い汚れはアルカリ性の汚れに分類されるので、下駄箱やトイレなど、臭いが気になるところのお掃除やお手入れにもぴったり!
例えば、乾燥させたみかんの皮を適当な器や袋などに入れて、下駄箱の中に入れておいといてください。みかんの皮がいや~な臭いを吸い取ってくれます。
ミカンの皮で魚焼きグリルの掃除
ふっくら美味しい魚が手軽に作れる魚焼きグリル。調理方法自体はグリルに入れ、スイッチを押して焼くだけなので簡単なのですが、このグリルの後処理が大変なんですよね……。しかも、キッチンの表に出ていない分、フライパンや鍋はすぐ洗っても、グリルの洗浄は「冷めてからやろう」とついつい後回しにしてしまったり、うっかり忘れてしまうことも。そうすると臭いがひどくなり、汚れも頑固化し、悲惨なことに……!
そんなときの救世主となってくれるのがみかんの皮! グリルの受け皿に水を入れる時、みかんの皮を1、2枚浮かべてみてください。消臭効果を発揮してくれるだけでなく、リモネンの成分により、油汚れが落ちやすくなっています。