100均造花をおしゃれで高見えさせる3つのテクニック
100均の造花は安っぽい? いえいえ、それは選び方次第でおしゃれで高見えするものになるんです。そのためのテクニックはたったの3つ。100均造花を100円に見せない方法をご紹介します。失敗なくおしゃれに飾るために、ぜひ参考にしてくださいね。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
ダイソーやセリアといった100均には、必ずといっていいほどある造花。ひときわ華やかなコーナーで目を引きますね。でも、シルクフラワーやアーティシャルフラワーと呼ばれる高級造花とは違い、100均の造花はいかにも安っぽくてちょっと……というイメージがありませんか?
100均の造花は以前に比べると格段に品質が上がって、一見高級造花と区別がつかないくらいのものまであります。ですが選び方を間違えると、なんだかチープでさえないものになってしまいがち。そうならないためのちょっとしたテクニックが、実はあるんです。今回は、100均なのに高見えしちゃう3つのポイントを、実例を挙げて詳しく分析していきます。
100均の造花
近頃の100均の造花は、本当に品質が良くなりました。季節ごとにラインナップもどんどん変わり、とてもきれいです。種類も豊富で人気商品はすぐになくなってしまうことまであります。ほとんどのものは、ポリエステルなどの化繊で作られた花で、種類によっては茎や葉にワイヤーが入っています。あまり乱暴に扱うとパーツが取れることもしばしば。優しく扱いましょう。
何種類も集めて1つになっている商品もあります。ブーケ状になっているものから、マット状になっているものまでさまざま。用途によってはとてもコスパが良くて使いやすいです。
化繊でできたものばかりではなく紙素材のものも。クラフト作りやデコレーションに使いやすく、数も多く入っていたりしてコスパがいいのが魅力。そのまま使ってもいいですし、他の材料と組み合わせても素敵なものができます。
造花として売られているもの以外に、インテリア商品として展開されているものも。カーテンクリップなど好みのお花が付いているものがあったら、リメイクしてもいいですね♪
100均造花の選び方テクニック【3つのポイント】
それでは本題です! 100均の造花を安っぽく見せないためのテクニックはいろいろあるのですが、今回はまず、最初の段階である選び方から解説します。実はお花選びで、見た印象のかなり大きな割合が決まってしまうので、どのお花を選ぶかで安っぽくもなるし高見えするようにもなるんです。押さえたいポイントは3つあります。
色合い
先ずは1つ目のポイント。何といっても色合いが大事! 以前の100均造花が安っぽく見える一番大きな原因は、単調な原色やビビッド過ぎて目が覚めるような色のものが多かったからではないでしょうか?
もちろんそのような鮮やかな色調のものも、上手に使えばとても素敵なものができます。が、それは実は難しくてセンスや技術がいるんです。そこで、誰でも失敗なく選ぶのにおすすめなのが、ニュアンスカラーを取り入れること。微妙な中間色や、花弁1つとっても色が単調でないものを選ぶと安っぽくなりにくくなります。
何本か束ねるときは、少し違う色を合わせてグラデーションカラーにするのも失敗がありません。色合いに深みがでてきます。ただし、グラデーションは初心者でも簡単にまとめることができますが、ちょっと大人しくまとまりがちに。差し色に反対色を少し取り入れるとグッとおしゃれになります。
色数を多く入れてきれいにまとめられるのは上級者。とても難しいので、2~3色にグリーンを入れるくらいにまとめるか、色のトーンを揃えると初心者でもきれいにまとめることができます。
形や造り
色合いの次に大事なのは、その花の形や造りのクオリティーです。花弁の形や素材によってはとっても安っぽく見えてしまうので、立体感があって花弁に動きのあるものを選ぶのがおすすめ。中には高級造花レベルに素敵なものが100均でも見つけられます。
パッと目に付く部分は花弁ですが、花芯部分も注目してください。ここの部分が安っぽくて全体の雰囲気をさげてしまっているものも多いので、実はとても重要な部分なんです。もし、花弁は素敵だけど花芯部分がちょっと……というときにはビーズをあしらったりしてカバーすることもできます。
脇役をうまく使う
最後の3つ目は、脇役のものをうまく使うこと。どうしてもメインになる花に目がいきがちですが、その花をより生かすためには脇役の花やグリーンがとっても大切です。100均にはさまざまなグリーンがあるのでとっても便利。色合いや長さなども豊富で、グリーンによって花色がきれいに見え、動きを出すこともできるので、ぜひ取り入れてください。
グリーンだけでなく、小花や実物も積極的に入れていくと高見えする組み合わせができます。最近の100均には主役、脇役の花が揃っているので実際に手に取って相性を確認しながら選ぶといいですよ。
100均の造花を使ってインテリアを作ってみました
100均の造花で作ってみました。いかがでしょう?
作るときに、意識したポイントは3つあります。
【 色合い 】初夏~夏に飾るために作ったリースなので、爽やかな色でまとめました。青、紫、白のグラデーションカラーにグリーンを何色か多めに入れて深みを出しています。
【 形 】異なる形、大きさの花を使って立体感が出るように組み合わせています。
【 脇役 】今回は季節感のある紫陽花が主役ですが、色が濃いので割合を少なめにして、脇役の小花を多く合わせています。グリーンを垂らすことで動きのあるナチュラル感あるリースにしました。
隣に合わせる色によって見え方は変わります。紫陽花の色がより映えるように、わざとグラデーションカラーを持ってこないで白で引き締めて、紫陽花のきれいな青を際立たせています。
お花をきれいに見せる小道具としてリボンも便利です。このリースでは、爽やかさを出したかったので同系色のリボンにしたかったのですが、ブルー系の単色だと青の分量が多くなって重い印象になる心配があったので、青白のチェック柄で幅の細いものを選びました。
100均の造花の活用アイデア
生花と違って水やりなどの管理が不要な造花は扱いやすく、いろいろな場面で活躍します。皆さんはどのような使い方をしていますか?
造花は枯れる心配もなく、長く楽しめます。何度も使いまわすことも可能なので、同じ花が違う形で登場することも我が家ではよくあること。いろいろなアイデアがあると思いますが、我が家で実際に造花を活用したアイデアをご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
撮影小物
私が造花を一番活用するシーンかもしれません。キャラ弁作りを始めてから写真の腕はメキメキと上がりました(昔がひどすぎました……)。そんな中で分かったことは、撮影小物の重要性。被写体が1番目立たなくてはいけないので、主張し過ぎてはいけませんが、より素敵に見せるために花やグリーンを飾って撮影すると全然違ったものになります。
ボードのデコレーション
ウェルカムボードや壁飾りのボードのデコレーションに。こちらはちょっとガーデニングを意識してデコレーション。グリーンばかりに少しだけ小花を。造花と一緒に使えるガーデニング小物も100均では豊富に展開しています。
アレンジメント
フラワーアレンジメントに。生花と違って水切れの心配もありません。生花で作るよりもハードルが低くて、初心者の方にはスタートしやすいかも。
リース
リースにするのもよく使う方法です。こちらは春らしさを出すために、パステルトーンの色を多く入れています。トーンを揃えることで、多色使いでもまとまりやすくなっています。
お正月飾り
こちらはお正月飾り。やはりポイントは花選びです。スッキリ格好良くまとめるため、小花などはなくシンプルに松や松かさ、お正月使用の飾りなどのみ。そのため、メインになるお花はそれだけでチープに見えないものを選ばなくてはいけません。
クリスマスアレンジ
こちらはクリスマス用の飾りに作ったミニアレンジ。小さなアレンジなので、ミニサイズのポインセチアをポイント使いで。
ディスプレイ
ディスプレイにも造花は大活躍。この中でアイビーは本物ですが、残りは造花。ペーパーフラワーも使っています。
壁飾り
こちらはお花が主役ではなく、グリーンが主役のリース。下のプレートも合わせて白グリーンでシンプルに。多肉植物の造花も大人気ですね! こちらのリースでは、100均の多肉植物やグリーンに、少し色付けしたり加工して使用。
ラッピング
造花はラッピングにも使いやすくておすすめです。一緒に梱包したり、リボンに添えたりすると素敵です。
ウェディング小物やデコ
刃の部分が危ないのでラップで包んでいますが、こちらはウェディングケーキのケーキカット用ナイフ。生花で作るのは少し大変ですが、造花を使うと作りやすく花が傷むこともありません。使用後も記念に取っておくこともできます。他にもブーケやブートニア、ウェルカムボード、受付やテーブルの飾りなど造花が大活躍。造花だと事前に作っておくことができるので準備が計画的に進められます。生花は生花の魅力があるので、造花と組み合わせてより素敵に演出できるといいですね!
まとめ
我が家では常時、100均の造花がストックしてあります。100均では商品の入れ替わりが激しいので、気に入ったものが次にあるという確証はありません。本当に使いたくなるような素敵な造花は見つけた時に購入しています。なので、使いたいときにその場で出してすぐに使える環境にしているため、登場する機会が多いかもしれません。
気に入ったものをすぐに購入したら、あふれちゃうんじゃ……と思いますが、ポイントを押さえて厳選して選ぶため、失敗も少なく、よく使いまわすのでそこまであふれることもありません。
素敵な造花が100均でもたくさんあるので、3つのポイントを押さえつつ、自分の好みの花を選んで楽しんでくださいね♪