おでかけ おでかけ
2019年03月25日 16:30 更新

未就学児の登園準備、どう始めたらいい? 最初の3ステップ

収納法から時間管理まで、入園前に知っておくと楽になる最初の3ステップをご紹介します。年少から年長の3年間を振り返って、大事だったポイントを合わせてご紹介するので、ぜひ一緒に読みながら進んでみてください! 未就学児のお子さんがいるご家庭は要チェックです。

未就学児の登園準備の始め方
出典: https://ameblo.jp

こんにちは。ライフオーガナイザー®︎の都築クレアです。

もうすぐ入園! 「何から始めればいいの?」と、そわそわしている方も多いのではないでしょうか?

そこで、この春卒園する娘を見てきた3年間を振り返り、この時期知っておくと楽になるポイントをご紹介します!

ぜひ、「わが家はどうする?」と考えながら、これから出てくる3ステップをもとに、一緒に進めてみてくださいね。それではスタート♪

【STEP1】登園準備コーナーは、どこに作る?

Lazy dummy

まず最初に考えたいのが「子どもの登園準備コーナーをどこに用意するのか?」ということ。

慣れるまでは、親が一緒にやることも多いので、着替えは寝室で、荷物の準備は子ども部屋で……となると、朝の忙しい時間に、あちこちついてまわるのは大変! 同時に効率も悪くなります。

必要なものは、できるだけ一箇所に集めて「登園準備コーナー」をつくり、「集中管理」するのがおすすめです。

それでは、その場所は一体どこにするといいのでしょうか?

おすすめは、「キッチンと洗面所に近い場所」です。

わが家の場合は、キッチンと洗面所の間のスペースを「登園準備コーナー」にしていました。

「登園準備コーナー」はキッチンと洗面所の間のスペース
出典: https://ameblo.jp

というのも、キッチンと洗面所は、登園準備でも帰宅後の片づけでも、必ず使う欠かせない存在だからです。

●登園時にやる作業
キッチン:コップ、水筒、お弁当などの準備
洗面所:洗顔、歯磨き、髪

●帰宅時にやる作業
キッチン:使った食器類などの洗い物を出す
洗面所:手洗い、制服やコップ袋などの洗い物を出す

作業をする場所の近くに登園準備コーナーを作っておくと、家中をあちこち移動せずに済むのでとっても便利! 朝の身支度の効率化にもなります。

子どものものは一つひとつが小さいので、ちょっとしたスペースでも意外と収まりますよ。

もし、部屋のレイアウトなどの関係で、どうしてもキッチンや洗面所の近くに登園スペースを確保することが難しい場合は、洗い物の食器や衣類などをまとめて移動できるカゴを用意したり、動線の中で必要なものを取ったり出したりできるような、ひと工夫があれば大丈夫♪

ちなみにわが家では、洗濯物をまとめて出せるように、彼女専用の洗濯ネットを用意していました。
好きな可愛い柄を選んで、モチベーションもUP!

このおかげで、着替えた後は、自分でまとめて出すということを年少の頃からできていました。

専用洗濯ネットを用意して、子どもが自分で洗濯物を出すことをできるようにする
出典: https://ameblo.jp

登園に必要なことや、必要なものへのアクセスの良さ・やりやすさは、手伝うときに親が楽なのはもちろん、その後の“自分でできる”にしっかり繋がっていくので、ここではまだ収納方法や、収納用品のことは考えすぎないで、まずは「親も子も楽な場所はどこなのか?」を考えてみてくださいね。

【STEP2】年少さんからでも"自分でできる"収納法

収納場所の目処がたったら、次はいよいよ「どう収めるか?」という点。

快調なスタートをきるために、入園前から、あれこれ収納用品を揃えたくなりますが、できるなら「ちょっとだけ待って!」。

実は、年少さんからでも“自分でできる”収納法のポイントは、これから通う園と、できるだけ仕組みを同じにした「まねっこ収納」にあるんです。

子どもを長年みている園には、年少さんからでも“自分でできる”収納の工夫がたくさん。

参考にしない手はありません!

わが家は、引越しで2つの幼稚園を経験しましたが、どちらも収納法がとてもよく似ていましたので、ご紹介します。

かける収納

バッグも、服も、水筒も……。

実は、園でよくみかけたのは「かける」だけの収納法でした。

Lazy dummy

園では水筒やお手ふきタオルなど、保育中でもひんぱんに使うものは専用のかける台が用意されていて、登園するとそこにかけて各自必要なときに使います。それ以外の荷物は、一人一人場所が決められた棚や、ロッカーを使っていました。

ロッカーといっても、小さなスペースで、棚の中の1区画を左側と右側に分けて、二人で使用していました。内側にフックがついていて、ブレザーやバッグなどを「かける」場所があるだけ。それ以外は棚板が2つほどしかなく、一人ずつ文房具類がまとまっているお道具箱を入れたら、その上のわずかな隙間にクラス帽や、スモックをぽんと置くだけ、というスタイルです。

そこでわが家では、細い収納棚を幼稚園のロッカーにまねて、100均のフックを使った、かける収納にしました。

保育園の収納を真似てみた自宅収納
出典: https://ameblo.jp

ちなみに、フックはいろいろなサイズや種類がありますが、かける部分が小さいと、うまくかからずに何度もやり直す羽目になったり、他のものを取り出すときに当たってすぐに落ちてしまうことも。

フック選びの成功の秘訣は、かける部分の大きい、大ぶりなタイプを選ぶことです。

かける収納は大きいフックがおすすめ
出典: https://ameblo.jp

たたむ収納

小さなロッカーに、全てのものをかけるフックはありませんから、もう1つ使われていたのは、簡単に「たたむ」収納法です。

最初に通った幼稚園では、登園後はすぐに体操着に着替えて遊んでいましたが、フックにかけるブレザー以外は、軽くたたんでしまうことになっていて、たたみ方も先生に教えてもらって帰ってきました。

そこでわが家でも、ブレザー以外は軽くたたんで、収納棚にぽんと入れるだけに、変えました。

年少さんからでも"自分でできる"収納法:たたむ収納
出典: https://ameblo.jp

衣類の収納となると、ハンガー収納が浮かぶと思いますが、実は小さな子どもにとってハンガーに掛ける作業、特にハンガーに服を戻す作業は、意外と難しいのです。

最初はシワや型崩れが心配で、少し抵抗感がありましたが、気をつけていても、バスに座ればすぐにシワができます(笑)。

週末には洗濯するので、割り切ってこの方法にしたところ、“自分でできる”ようになりました。

「まねっこ収納」のメリット

「まねっこ収納」にするメリットは、こんな風に“自分でできる”だけではありません。

ありがたいことに、入園後は先生達がくり返し、「バッグはかけましたか?」「制服は、こうしてたたむといいよ」と、それぞれの力量を見ながら、毎日声をかけて、少しずつ教えてくれているので、できるようになるまでが、とてもスムーズなのです。

Lazy dummy

こうして覚えていく、幼稚園でのやり方。

自宅での収め方があまりにも違うと、子どもによっては混乱したり、面倒くさく感じたりすることもあるようです。

だからできる範囲で、収納法や、しまう場所の位置関係は、幼稚園と一緒にしておくのがおすすめ。

「まねっこ収納」にすることは、親子両方にとってストレスが少なく、楽に“自分でできる”に繋がる方法だと思います。教室をのぞく機会があれば、ぜひ意識して、収納法をチェックしてみてくださいね♪

【STEP3】登園準備に「どこまで時間をかける?」

ボタンを留める女の子
出典: https://ameblo.jp

大体の収納場所や収納方法が見えてきたら、最後に考えておきたいのが、タイムスケジュールです。

入園前になると、「一人でいろいろできるようになってもらわないと!」と力んでしまいますが、子どもに自分でできるようになってもらおうと思うと、ある程度の練習時間が必要で、最初は特に大人が想像する以上に、時間がかかることが多いのです。

わが家では、ボタンを留められるようになるまで、着替えにはかなりの時間がかかっていました。

Lazy dummy

ギリギリの40分前に起こし、全部を手伝ってバタバタ出かけていた時期もありますが、すべての準備を子どもだけでやり始めてからは、ゴロゴロしたり休憩したりする時間もあり、出発の1時間半前に起きて準備をしています。

でも、正直母が取れる時間も限られていますよね?(笑)

だから、まず
「最初は、どこまで子どもにして欲しいのか?」
「朝の時間はどのぐらい確保できるのか?」
を考えて、自分たちにとってちょうど良いタイムスケジュールを組んでみることをおすすめします。

もし、今は十分な時間を確保するのが難しいなら、一緒に頑張る時期! と割り切って、無理せず必要なところは手伝うのも一つです。

まとめ

3ステップを読み進めてみて、ご自身にあったプランは見えてきましたか?

実は私の場合、入園直後は子どもに自分でやらせるよりも、少しでも自分の朝の時間を確保したいのが本音で、ギリギリまで寝ていてもらって、私が手伝って、バタバタと出かける日々でした。

でも、いつまでたっても制服のボタンを留められるようにならない彼女をみて、私がこれまで練習する機会を与えていなかったんだと気付いたのです。

そこから朝のスケジュールを見直し、収納法を見直して少しずつ少しずつ、変化させていきました。

そして年長の今では、すべての登園準備を彼女自身で済ませることができるようになりました。

焦りを感じたときもありましたが、今思えばそれが私達の成長のタイミング、ステップの進み方だったんだと思います。

誰かと比べる必要も、最初からうまくやる必要もありません。気付いたところから、始めれば良いのです♪

自分と家族にとって無理のない、ちょうどいい進み方を見つけてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-