子どもの日に食べたい! 初心者向き・鯉のぼりスイーツの作り方3種
5月5日は子どもの日。デザートには子どもの日らしく、鯉のぼりのスイーツはどうでしょうか。ご馳走の準備もあると思いますので、今回は手軽にできる初心者向きの鯉のぼりスイーツを3種ご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
4月に入ると、あちらこちらで鯉のぼりを見かけるようになります。鯉のぼりは「鯉の滝登り」の故事から、立身出世の願いを込めて飾られます。鯉の様に滝を登って、いつか龍の様に出世できるようにと、端午の節句で男の子を祝うときの縁起物として用いられてきました。
今は「こどもの日」として女の子も含める、こども全員の祝日になりましたが、モチーフは現在もちょっと勇ましいものばかり。兜や刀などは男の子限定の雰囲気になってしまうかもしれないので、今回は男の子でも女の子でも喜びそうな鯉のぼりを、スイーツにしてみました。
ご馳走の準備もあって、デザートまではなかなか手が回らないですよね。できれば手軽に簡単に作れると、準備に焦ることもありません。今回は初心者向けだけどちょっと華やか、ちょっとかわいい、そんな鯉のぼりスイーツを紹介します。
鯉のぼりのフルーツパイ
冷凍パイシートを使って鯉のぼりのパイにしました。フレッシュなフルーツを生クリームと一緒にサンドしたフルーツパイなので、彩りがきれいでおいしいです。
【材料1個分】
・冷凍パイシート…1枚
・卵…1/4個
・生クリーム…50ml
・砂糖…40g
・苺…1/4パック
・キウイ…1/4個
・マーブルチョコ…1粒
※苺は小粒の方がデコレーションしやすいです。
【作り方】
①冷凍パイシートを冷凍庫から出して15分程度置き、めん棒で伸ばす。
②鯉のぼりの形に2枚カット。1枚はフルーツが見えるようにカットして取り除く。
③上に置く方と、しっぽをカットした部分には溶き卵を塗る。
④200度に温めたオーブンで10~15分焼く。
⑤冷ましている間に、生クリームに砂糖を加えて角が立つまで泡立て、苺とキウイもカット。
⑥冷めたらパイに生クリームを塗り、フルーツを乗せていく。
⑦上に乗せるパイの裏側に生クリームを軽く塗って被せる。
⑧生クリームを塗ってヒレとマーブルチョコを付ける。
※しっぽをカットして残った三角部分はそのまま焼いてヒレにします。
※マーブルチョコを付けるときは、生クリームを多めに乗せてチョコからはみ出るようにすると、白目部分ができます。
【おまけのチビ鯉のぼりパイ】
フルーツが見えるように窓を作るために、不要になったパイ生地を使ってちび鯉のぼりパイ♪ 今回は大きい方を2個作ったので、取り除いた部分も2枚。そのまま重ねて焼きました。間にはアルフォートをはさみ、しっぽの部分をカットした残りは、こちらもヒレとして利用しています。焼くときにパイ生地が浮いてこないように、縁は指でしっかり押さえてからフォークでも押さえて焼いています。
お皿に盛り付けるときは生クリームやフルーツも飾ると、それだけで華やかになります♪
小倉チーズの鯉のぼり春巻き
子どもは、ちょっとつまんで食べられるようなものが大好き! パリパリ食感でスナック的に食べられます。「和」の餡子と、「洋」のクリームチーズの組み合わせは相性抜群。春巻きの皮でクルクル巻いて鯉のぼりにしました。おまけで作った春巻きの皮で作るたんぽぽもおすすめですよ♪
【材料 8個分】
・春巻きの皮…2枚
・ゆであずき缶…1/4缶(40~50g程度)
・クリームチーズ…80g
・小麦粉…大さじ1~2
・揚げ油…適量
【作り方】
①春巻きの皮を4つにカット。
②小麦粉を水で溶いて3辺に塗り、クリームチーズとあずきを乗せてクルクル巻く。
③片端をV字にカットし、切り落としたものに水溶き小麦粉を塗って貼る。
④油で揚げる。
④溶かしたチョコをコルネに入れて目を描く。
※巻いた端、両端はシッカリと閉じてください。
※ゆであずきとクリームチーズの乗せ方で、鯉の模様が変わります。
【おまけの春巻きで作るたんぽぽ】
春巻きの皮は適度な柔らかさがあるので、いろいろな加工の仕方ができます。薄焼き卵で作るたんぽぽと同じ要領でカリカリの春巻きたんぽぽができました。飾りとして、隙間うめとして、作ってみてはどうでしょうか。
【作り方】
①春巻きの皮を細長く4つにカット。
②長い辺の片端に水溶き小麦粉を塗る。
③長い辺同士を貼り付ける。
④片方に切り込みを入れていく。
⑤切込みを入れていない方の端に水溶き小麦粉を塗って、クルクルと巻いていく。
⑥根元をしっかり押さえてはがれないようにする。
⑦油でカリッと揚げる。
※水溶き小麦粉を塗るときには、端にだけするようにしてください。広範囲に塗ると、花弁の部分もくっついてしまいます。
※半分の長さだと小ぶりなたんぽぽになります。
薄焼き卵で作るたんぽぽは、こちらで紹介しています。
巻いてできる模様がちょっと錦鯉っぽい!? たんぽぽは多少の時間が経過してもカリッカリ。香ばしくておいしいです。1/4の大きさで一口サイズの兜もできます。ポイント飾りにとってもいいので、ついでに作るといいですよ♪
今回は和洋折衷の具にしましたが、定番のチョコや煮りんごもおすすめです。水分が多いと春巻きの皮が柔らかくなりやすいので、水分を飛ばしてから使ったり、巻く量を増やして破けないように調整してくださいね。
自分でデコレーション! 鯉のぼりロールケーキ
ロールケーキで作る鯉のぼりケーキはこどもの日の定番ですよね。我が家は次男が2歳ごろから始まり、こどもの日の恒例行事となっています。この日は1人1本のスイスロールが支給され、みんな思い思いにデコレーションします。
生クリームとフルーツ、デコレーションに使いやすいお菓子などを用意します。毎年5本のスイスロールを購入し、片端をV字にカット。この日は私が準備するのはここまで。自分用のケーキは数に入れず、カットして不要となった三角ケーキ5個が私のケーキとなります。5個ももらうとかなりの量!
後は自由にどうぞ~!
小さい子も大きい子も、大人も約1名(夫)参加してデコレーション。このペタペタクリームを塗る段階で、子ども達のテンションは最高潮に。ちょっとくらい周りが被害にあってもこの日は目をつぶって私はカメラ係に徹します。
ここに集めたものは比較的鯉のぼりになったもの。1つウツボみたいな顔のケーキがいますが、これは悪ノリした大人作。聞いてみると、何人かは、毎回ちゃんと鯉のぼりにしようと思ってデコレーションをスタートしているよう。でもだんだんモリモリになって、最後はたくさん食べたい欲に負けるようです(笑)。完成したケーキをお互い見比べて大爆笑! そんなこどもの日のデザートタイムも楽しいですよ♪
まとめ
こどもの日にぴったりの鯉のぼりスイーツは、いろいろな食材で作ることができます。ご馳走の準備もあるので、冷凍パイシートや春巻きの皮、スイスロールを利用して手軽に作ってみてはどうでしょうか。子どもが参加して作れると、気分も盛り上がるのでおすすめです。みんなで楽しくお祝いしてくださいね♪