アウトドアや非常時に! 外でおいしくご飯を炊く方法
家電製品もさまざまな進化を遂げ、人々の暮らしも豊かになってきましたが、最近では台風や大雨による自然災害により、電気が止まったりして避難生活を余儀なくされることもあります。今回はそんな災害時やアウトドアの時など、知っておくと便利な、お鍋でご飯を炊く方法をご紹介したいと思います。
こんにちは。夫婦揃ってキャンプにハマっていますankoです。
今年は台風や地震など、本当に自然災害での大きな被害が多く、連日のニュースを見ながら自然の猛威を改めて感じています。
我が家もちょうど去年、台風による停電を経験し、普段便利な暮らしに慣れていることもあってか、電気が使えないことの不便さを痛感しました。
もちろん、災害による被害は電気だけではありませんが、ご飯を炊くことひとつにしても、電気が使えなくなったらどうやって炊けばいいのか、わからない方もいらっしゃるかと思います。
今回ご紹介するのは、我が家がキャンプで実際にご飯を炊いている様子です。
アウトドアでご飯を炊く方法
炊飯器以外でご飯を炊く場合、アウトドアであれば飯盒(はんごう)などのイメージがあるかと思いますが、このやり方はご家庭にあるお鍋などでもできます。
我が家は、キャンプ用品であるクッカーというアイテムで炊飯しています。
①お米を洗う
まずお米を洗います。ここでちょっとした豆知識!
お米は吸収できる水分の6割程度を一気に吸い込みます。きれいな水にお米を浸したら、軽くかき混ぜて素早く水を捨てましょう。水と一緒に、ヌカやニオイをお米が吸収してしまわないよう【素早く】この工程を行うことがポイントです。
そのあと、何度か水を入れ替えることを繰り返しながら、優しく混ぜるようにして洗います。
②水に浸す
お米を洗い終えたら、そのまま水に浸してしばらくおきます。夏であれば30分、冬場であれば1時間以上は浸けておいたほうがいいです。
ここでしっかり浸漬させることによって、お米の芯までふっくらと炊くことができます。
はかるアイテムがない場合は?
計量カップがない場合
アウトドア等でお米を炊く場合などは、あらかじめ計量カップで測った分のお米を持参したりすることもありますが、もしこの計量カップがない場合、さすがに適当な分量で炊く訳にはいきませんよね。
そんなとき、例えば計量カップ以外でも何かお米を入れられる容器があれば、それを計量カップの代用として使うことができます。
その場合のお米とお水の比率は1:1。この比率を覚えておけば、問題なくお米を炊くことができます。
計量カップがある場合
では次に、計量カップがあった場合について。
お米は一合=180mlがだいたいの分量になっているので、よくある200ccの計量カップであれば、180mlのところを目安にすれば、一合分が計量できるという訳です。
またもう少し細かいところをいうと、お米は1合が約150gとなっています。
種類によって多少の違いはあるかもしれませんが、計量カップで測ると、どうしても目盛りのズレなどで誤差が生じてくるので、重さを測れるようであればこちらの方がより正確かもしれません。
早速炊いてみよう!
お米とお水をセットしたら、蓋をして火にかけ、沸騰を待ちます。
沸騰するまでは弱火〜中火で火力を調整し、5~10分ほどすれば沸騰するので、様子を見ながら蓋を外し、とろみが出るまでお箸やスプーンなどで優しくかき混ぜ、水分を飛ばしていきます。
少しとろみが出てきたら、できる限り弱火にして、蓋を閉めます。
このとき、内圧で蓋が押し上げられるので、大き目の石などで蓋の上に重石を乗せておくといいですよ。
使用している鍋や飯盒などによっては時間もばらつきあるので、5~10分ぐらい経ったら途中で蓋を開け、水分の飛び具合を確認しながら様子を見ます。
水分が飛んで、お米がふっくらとしてきたら火を止め、蓋をした状態で10分程放置すれば完成です。
少し食べてみて、まだ固かったりする場合は少し水を足し、再度蓋をしてからもう一度火にかけます。
おこげが欲しい場合は、火にかける時間をもう少し長めにするとOK! ただし強火はNGです。
まとめ
今回我が家はクッカーというキャンプグッズを使って炊飯しましたが、こうした炊き方の手順を知っておけば、キャンプなどのアウトドアではもちろん、災害時に電気が使えないときなどにも役立つことがあるかもしれません。
炊飯器で炊くご飯も簡単でおいしいですが、火でコトコト炊くご飯もまたおいしいです。ぜひ一度試してみてくださいね!