
ダイソーのペーパークラフトバンドキットを作ってみた
ダイソーの手芸コーナーにはいろいろなキットがあって、初心者でも気軽に挑戦できます。その中でもちょっと難しいのでは? と一見思えるペーパークラフトバンドキット。どんなキットがあって、中には何が入っているのか、本当に初心者でも作れるの? 実際に挑戦してレビューします。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
毎日、仕事や家事や育児に追われていると、ふと何か無性に他のことをやりたくなることってありませんか? 旅行だったり、食べ歩きだったり、友人とのおしゃべりだったり、習い事だったり、人それぞれありますよね。私はそういう場合、何か作りたくなることが多いので「何か作りたい病」と呼んでいます。
ただ、忙しさの中で新しいことをはじめたり、時間を作ることは大変。そんな時はダイソーの手芸コーナーのキットがとっても魅力的。必要な材料と作り方が入っているので、手軽に挑戦することができます。
今回は数あるキットの中でもペーパークラフトバンドに注目! ペーパークラフトバンドは以前にも教えてもらって2回くらい簡単なかごを作ったことがありますが、手渡された材料を言われるがまま作ったので、ほぼ覚えていません(苦笑)。
今はその時よりはるかに難しそうな作品がキットとして販売されていましたが、どれも作れたらうれしいな~というかわいい作品。ほぼ初心者でも完成までこぎつけるか実際に作ってみました。
ちょっとした空き時間に夢中に何か作ってみたい方、自分でペーパークラフトバンドの作品を作ってみたい方など、どんなキットか参考にしてくださいね♪
ペーパークラフトバンドって?

昔から梱包用に使われていた紙製のバンドが、手芸用にカラーバリエーションが増えて広まったのが、このクラフトバンドと呼ばれるもの。メーカーによって多少の質感やカラーは変わりますが、細いひも状のものを並べて接着した形状をしています。製造しているメーカーによって商品名が違い、ダイソーでは「ペーパークラフトバンド」という名前が付けられています。

梱包用に使われるだけあって、12本の状態ではそれなりの固さと強度があり、折り曲げたり丸めたりするのは大変ですが、用途によって割いて使い分けることができます。この太さの違いや編み方でいろいろな模様を作ることができます。
紙でできているので、水や火気はNGです。高温多湿な場所、火や熱源のそばに保管したり、作った作品を置かないようにしましょう。
ダイソーではどんなキットがある?

ダイソーでは店舗によって仕入れが違うので、必ずどこでも取り扱われている、とは言えないかもしれません。また人気商品は売り切れることもあるので、見当たらないときはお店の方に聞いてみてくださいね。
我が家の近隣のダイソー数件をパトロールしてみたところ、どこの店舗でもペーパークラフトバンドキットは取り扱いがありましたが、置いてあるキットはかなり差がありました。デザインなどもどんどん変わり、次々に新しいキットが登場するので、気になるキットを見つけたらぜひ挑戦してみてください。
・バスケット
・小物入れ
・カゴバッグ
・マルチスタンド
・トランク
・ミニ収納ボックス
・ティーカップ
他にもあるかも!? キットによっては色違いもあります。

それぞれのキットにはレベルが★3つで表示されています。★2~3つが多いようですが、所要時間(目安)は約3時間~となっています。完成したらかなり達成感が得られそうです。難易度を見て、どれに挑戦するか考えて選ぶといいですね。
レベル★★☆ 「カトラリーケース」に挑戦

どれを作ろうか迷いますが、作りやすそうなカトラリーケースに挑戦してみました! レベルも★2つなので、難易度的には真ん中。所要時間は約3時間~となっています。

キットの中身はこちら。ペーパークラフトバンドが2色と作り方説明書のみ。キットといってもひたすらペーパークラフトバンドを編んでいくだけなので、細かな他の材料はないということ。あれこれそろえなくてもはじめられる気軽さがあります。
用意するもの

・はさみ
・定規
・色鉛筆
・木工用のり
・洗濯バサミ
・マスキングテープ
・PPバンド(いらないカードでもOK)
必要な道具類はこちらになります。これらはないととても不便なので、用意したほうがいいです。
下準備

キットに入っているのは基本の、12本くっついている状態のバンド。この状態から必要な長さと本数を切り出していきます。初心者は、余計なことは考えず、書かれている長さと本数に合わせてひたすら切れば大丈夫! ここに書かれている通りに切らないと、足りなくなってしまう場合があるので、忠実に説明に添って切っていきましょう!
この切り出し作業には、ハサミ、定規、PPバンド(またはカード)を使います。

切れました! この下準備にかかった時間は約20分程度。キットならはじめから切ってあればいいのに……と思うかもしれませんが、ペーパークラフトバンドは好きな幅や長さに切って自由に編んだり組み立てたりできるところが魅力なので、ここはしっかり経験できると、次作るときに違いが出ると思います。
カトラリーケースで必要なパーツは全部で8種類。長さ、幅、本数はそれぞれ違うのでバラバラになると探し出すのに大変です。同じパーツごとに番号が付いているので、切り出した後もわかるようにマスキングテープでまとめて番号を書いておきました。バラバラにならないように洗濯バサミを使う方もいるようです。後で編んでいくときにも番号がすぐわかると迷わず作業を進められるので、面倒でもこの手間は絶対しておくといいですよ。
作り方

作り方は、写真付きで細かく記載されているので分かりやすいです。パーツごとに番号が付いているので、どれが横ひも? 間違えた! というトラブルを避けることができる、とても親切な説明です。

色鉛筆は最初に真ん中の印をつけるときに使うのみ。真ん中の印に合わせて最初に並べるときの仮止めにマスキングテープを使います。後は説明に従って編み進めていきますが、説明文だけではわかりづらい部分を写真で補ってくれているので、初心者でも大丈夫。だんだん形ができ上がっていくのが楽しいです。

1時間ちょっとで編みあがりました! 所要時間約3時間~となっていましたが、切り分けるところから合わせても1時間半くらいで完成。

ちょっとずれたり隙間が空いてたりしますが、いい感じに仕上がりました♪
編みはじめや編み終わりなど木工用のりで貼るのですが、適量を塗れば短時間で接着できるので作業自体はサクサク進みます。

カトラリーを入れてみました。クラフト紙の暖かい色合いがいいですね。サイズ的にも使いやすそうなので、いくつか同じものを作って揃えたらステキ。もちろん100均にはもっといろいろなケースの完成品が販売されていますが、作る楽しみ付きで実用性もあるならうれしいですね♪
レベル★★★ 「トランク」に挑戦

こちらのトランクはレベル★★★、所要時間(目安)は約3時間~となっています。先に紹介しましたカトラリーケースより難易度は上がりますが、目安所要時間は同じくらい。見るからに難しそうで、とても同じ時間ででき上がるようには見えません。

キットの中身は同じく説明とペーパークラフトバンドのみが入っています。単色なので、ペーパークラフトバンドも1種類だけ。
下準備

まずは切り出し作業。何と13種類のパーツがあります。カトラリーケースと比べてかなり種類も数も多く、細かいものもあるのでちょっと大変(いや、かなり?)。

切り出し作業に40~50分かかりました。カトラリーケースの方は種類が少なかった分、もし目印をなくしても何とかなりそうでしたが、トランクは絶対に番号を付けておくことが必須です。バラバラにならないように種類ごとにまとめて止めておかないと探すのに苦労しそうですが、そこさえしっかりやっておけば、これだけの種類があっても作るときに迷うことはほぼありませんでした。
作り方

作り方手順も1~28まであります(カトラリーケースは1~13まで)。かなり作業は細かくなりますが、写真付きで各パーツの番号も合わせて説明してくれているのでわかりやすいです。

本体を作って、蓋を作ってつなげて、持ち手も付けて、飾りひもまで! かなりの工程を経てトランクが完成。キットによって新しい編み方も出てくるので面白いです。編みはじめは先がわからないままに説明に添って進めていきましたが、だんだんと形ができ上がってくると、楽しくなって夢中で一気に作り上げました。

あら? よく見ると写真の蓋の模様がちょっと違う……表裏間違えたかもしれません。多少形も歪んでいますが、達成感は半端ないくらい感じます。作るのにかかった時間は3時間くらい。やはりカトラリーケースと比べると難易度はかなり上がり、作業時間も倍以上かかりました。

蓋はちゃんと開くんですよ! 100円キットとは思えないできばえではないでしょうか? 完成してかなりテンションが上がりました。こんなキットがもっと増えて欲しいですね。

小物を入れることもできますが、インテリア小物としても活躍しそうです。
まとめ
ダイソーのペーパークラフトバンドキットは、紙製のバンドを使ってバスケットなどを作るキットです。キットに入っている作り方は写真付きで細かな説明もしてあり、とても親切でわかりやすいので、初心者でも作ることができます。
種類はたくさんあるというわけではありませんが、どれも作ってみたくなるようなデザイン。難易度も★で示されており、自分のレベルに合わせて選びやすくなっています。バンドを切るところからはじめるので、少し大変ですが、完成した時には達成感を得られますよ。
キットにはペーパークラフトバンドしか入っていませんが、使う道具や材料は家にあるものばかりで、手軽にはじめることができます。何か夢中でもの作りをしたい、作った後使えるものがいい、手軽に楽しみたい、そんな方にはぴったりです。