
スッキリ保つ! 専門家が教える、リビングクローゼット収納を活用するコツ
リビングクローゼットを上手に活用できていますか? 最近はリビングにクローゼットがあるお宅が増えてきました。家族で一緒に使うリビングはモノが集まり、管理が難しい場所。スッキリと維持するためのリビングクローゼットの収納術をご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®・クローゼットオーガナイザー®の原田ひろみです。
最近はリビングにクローゼットが備わっていたり、家を建てる際にクローゼットを作ったりする方が増えてきました。家族が集まるリビングには、自然とモノが増えていきます。
そこで今回は、リビングをスッキリ保つためのリビングクローゼットの活用術をご紹介します。
リビングクローゼットに収納したいモノをリスト化


まずは、リビングクローゼットに収納したいものを書き出してリストにします。
意識することは、リビングで使うもの、生活動線を考えてこの場所がいいと思うものを選ぶこと。
使う場所の近くに配置すると、出し入れがしやすくなります。また、なんとなくリビングに置いてしまっているものも意外とありますよね。そういったものは「本当にここがベストかな?」と考えてみてください。
例えば、小学5年生の子ども、夫、私の3人家族のわが家は、リビングクローゼットには家族みんなで使う日用品(マスク・電池・薬・ティッシュ)、身のまわりのもの(ハンカチタオル・バッグ、アクセサリー・衣類)、雑誌や取扱書などの書類を収納しています。
それぞれのジャンルにわけて、引き出しケース、ボックス、ファイルボックスを使って収納したり、吊り下げたりしています。

収納場所は定位置を決めて、家族で共有する


家族で一緒に使うものこそ、住所(定位置)を決めておくことが大切です。いつも「○○はどこ?」と家族に聞かれることはないですか?
家族みんながどこに何があるのか、どこに収納するのかを把握できていれば、毎回探したり、戻す場所に迷ったりすることもなくなります。

また、収納しているものがわかるように、絵を書いたり、文字ラベルをつけて誰でもわかりやすくしたりすることが効果的な場合もあります。

見えないと忘れてしまう……という場合は、中身が見えるケースに入れたり、引き出しを開けたときにパッと見ただけでどこに何があるかがわかるようにしておいたりすると、探しやすくなりますね。
定位置を決めても、そこに家族が戻してくれない。
「なんでそこに戻してくれないの!」と言いたくなりますよね。
その場合は、もしかするとその家族には使いにくい方法なのかもしれません。家族が出し入れしやすい仕組み作りをするには、戻せない理由を聞いて、ときには出し入れしやすい方法に見直すことも必要です。
収納場所をコロコロ変えてしまうと、家族も混乱してしまうことがあります。変更したときは家族に伝えることはお忘れなく!
リビングに作っておきたい、一時置き&家族専用の収納スペース

家族のモノがリビングに出しっぱなし! なんてことはありませんか?
テレビを見ながらストレッチしたり、テーブルでお絵かきをしたり……。気づけばリビングには家族のモノが集まってきます。なかには、ほかの部屋から持ってきたものがリビングに置きっぱなし! というのもよくあることです。
そこで、わが家ではリビングに家族それぞれの専用引き出しを作っています。
出しっぱなしになっているものは、各自の引き出しに入れてしまいリセット。
あとの管理は本人にお任せ。各自専用スペースがあるだけで、リセットしやすくなります。
本人に聞かないとわからないから、ついそのままになっていることが多い……なんて場合は、こんなふうに専用スペースを作るのもおすすめですよ。
しまう場所がわからないものは、散らかる原因に。それぞれのスペースを作るとなると場所が必要になりますが、作ることで片づけやすくなる効果もあります。
まとめ
リビングに収納するものは、家族の成長とともに変化していきます。リビングでの過ごし方、使っているもの、集まるものを確認し、定期的な見直しが必要です。
リビングは、お客さまを招いたり、家族がくつろいだりするスペースだからこそ、心地よく過ごせる場所にしておきたいですね。
だけど、ものが集まったり、散らかったりすることは、生活をしていたら必然的に起こること。
いつも何も出てない状態にするのは難しく、気にしているとくつろげません。
いつもきれいにしておくというよりは、いざ片づけようと思ったらリセットしやすい仕組み作りが大切ではないでしょうか?