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2021年05月12日 15:00 更新

【時短でスッキリ】タンク式食器洗い乾燥機「ラクア」を導入してみた【使用レポ】

毎日やっている家事が少しでも楽になってくれれば……というのは世の中の働くママのお悩み事ではないでしょうか? 今回は、わが家の家事を時短するために導入されたタンク式食器洗い乾燥機「ラクア」について、実際の使い心地も含めレポートします。

こんにちは、ライフオーガナイザー®の片元友紀です。

みなさんのお宅に、食洗機(食器洗い乾燥機)はありますか?

新築住宅などに設置されるシステムキッチンには、食洗機がほぼ標準的にセッティングされているのですが、わが家のように賃貸住宅住まいだと「遠い夢」になってしまいがち……。

しかし、毎食後の食器洗いは意外と時間がとられ、ストレスを感じていました。わが家では夫も家事に協力的で、その夫のリクエストもあり、1年前くらいから食洗機の購入を検討していました。

今回は、1年にわたる比較検討を勝ちぬいてわが家にやってきた、サンコー製「ラクア」の使用レポを交えてお伝えしてみます。

水道いらずのタンク式食器洗い乾燥機 「ラクア」って?

出典: https://www.thanko.jp

この「ラクア」という商品は、サンコー株式会社が販売している自立式の食器洗い乾燥機です。

◆サイズ:幅42.5×高さ45.5×奥行41(cm)
◆重量:13kg
◆目安電気代:1日約91.8円(1kWhあたりの電気代を27円として計算、1日4時間の使用を想定)
◆水道水圧:0.03~1Mpa
◆洗浄方式:ダブルノズル噴射式

というスペックです。

調べてみると、この自立式の食洗機ってたくさんあるんですよ。それこそ、誰もが知っているメーカーさんから出ていたり、お値段もピンキリなんですよね。

今回はこれから自立式の食洗機を導入しようかなと思っている方にも参考になればと思い、お伝えしてみますね。

わが家の食器洗い、これがストレスだった

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はじめに食洗機導入を訴えはじめたのは、なんと夫からでした。

「洗剤で食器を洗うと手が荒れるし、キッチンが狭いのもあって食器カゴからお皿が落ちたこともあるから、食洗機を導入したい」とのリクエストがきました。

私はお片づけのプロということもあり、大型家電を買うことにはかなり慎重でしたし、正直洗い物って別に機械を使わなくていいんじゃ……と思っていたので、夫の訴えにびっくり!

でも、夕飯の片づけや食器洗いをしてくれている夫が、ハンドクリームを塗ってもなかなか手荒れが治らない姿に、「これは検討しなければならない事案だ……」と一歩踏み出すことになったのでした。

この時点でわが家には、

・キッチンが狭いのでシンクが狭くて洗い物がしづらい(夫婦)
・食器カゴは一定数しか入らず、落ちることもあって危ない(夫)
・そもそも食器洗いをしている時間・回数がストレス(夫婦)
・食器洗いをしている時間を、別のことに使いたい(夫)
・手が荒れる(夫)

など、たくさんストレスに感じている項目がありました。

賃貸住まい夫婦が食洗機を選ぶときの重点項目は?

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とはいえ、どんな食洗機でもいいわけではありません。賃貸住まいのわが家では、出来ることと出来ないことが発生してきますし、もちろん夫婦間の価値観の問題もあります。それもひとつずつ話し合っていきました。

・水道工事が不要なこと(夫婦)
→賃貸なので、工事のために大家さんや管理会社さんに確認することが×
→そもそも工事をお願いして、そこに時間と費用が発生するのが×

・排水はシンクへ直接流せること(夫婦)
→バケツに一旦排水させる機能があるものも多いが、キッチンにバケツがあるのが×
→排水をいちいち流す作業が発生するのが×

・私でも持ち上げられるくらいの重さかどうか(妻)
→家電を置くと発生する、その周囲を掃除する手間は、なるべく少ない方が○

・大きいお皿が入るかどうか(妻)
→わが家の食事スタイルは、子どもたちにはそれぞれ小皿に入れておかずを出すけれど、夫婦に関しては大皿で盛って出すことが多いため、大皿使用頻度が高いから。

・電気代節約、節水に関しては最低限あればいい(夫婦)
→ここを最重要視して、ほかの要素がないことは避けたいから。

・見た目はなるべくシンプルにごちゃごちゃしていないこと(妻)
→わが家のキッチンは白がメイン。なので、色は白で、あまり凹凸のあるデザインは×
→大きさもあまり大きくない方が○

・大手メーカーであることよりコスパ重視(夫)
→今は大手だけではなく、家電はいいものがあるという信念(笑)。


上記の要素を満たしてくれる、食洗機……。話していて、ぴったり合うものがあるのか不安になってきましたが、さすが夫! 探してきてくれたのがサンコーさんの「ラクア」だったのです。

食洗器を実際に使ってみたら……!?

まず一番はじめに思ったことは、シンプルなデザインだということ。色は白で、本体そのものの凹凸がすごく少ないんです。お掃除する時もつるっと全体を拭けるので、どこかの凹みに埃がたまったり、出っ張りだけ汚れたりってことがなくて嬉しいです。外に出ているのは、排水ホースと電源コードだけなので周りから見てもすっきりしています。

ボタンはタッチパネル式で、作動している時はどこまで進行しているか分かるように光っていますが、普段は電源ボタン以外光っていないので主張も少ないところもグッドです。

次に思ったのが、「意外とたくさん入るな」ということ。公式サイトには、食器17点(2~3人分)を一度に入れることが可能と説明がありましたが、その言葉にウソはないです! しっかり入ってくれるのでとっても助かります。

検討事項として、大皿が入るかどうかも大事だったんですが、正直ここはすんなり入る……とはいえません。しかし、この「ラクア」は、お箸やスプーンを置くところが上部、お皿を置くところが下部にあるのですが、上部の部品をはずすことが出来るんです。

これがはずれるおかげで、大皿やお鍋、なんと土鍋まで入れることが出来ます。中の作りがとてもシンプルで広いので、有効に使うことができ、一回でたくさんお皿が洗い終わる楽チンさに毎度しびれています。

「ラクア」は、カゴ自体にローラーが付いているので出し入れがとってもスムーズです。これはあまり気にしていなかったんですが、私は食洗機の中を詰めがちなので(笑)、すごい重さでも綺麗に入ってくれるのは、間違いなくこのローラーのおかげだと思っています。

油汚れがピカピカに! 食洗機の思わぬメリット

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正直に言うと、私、食洗機の洗浄力をナメていました。「お湯で洗うから油汚れはよく落ちるのかな」くらいにしか思っていませんでした。世の中の食洗機に関わるみなさまに謝りたいくらいです、すみません!

それを感じたのは、ステンレス製品を食洗機で洗ったときです。

手洗いをしていたときも、ステンレスの油汚れに関してはしっかり落とすように洗っているつもりでしたが、食洗機に入れた後の仕上がりが全然違います。なんというか……ピカピカしています!

わが家にはもう10年以上使っているフィスラーのステンレス小鍋があるのですが、お味噌汁や小さいものを茹でるときに大活躍するので、ほぼ毎日使っている道具なんですね。ある日、それを食洗機で洗って出したときに、なんとなくの違和感を感じまして。

「モノはもちろん変わっていないはず……でも、この違和感は……?」と思いながら定位置に戻したのですが、使おうと手に持ったときに判明しました。

蓋、お鍋、鍋底についていた焦げや汚れがきれいに取れていることを……!

もう本当にびっくりしました。さすがに50度を超えるお湯を上下から噴射させながら洗うことは自分では出来ないので、「ラクア」で積年の汚れが取れていることに大感謝です。

換気扇や五徳のベトベトまで食洗器で落とせちゃう!

このステンレス大事件(?)で、「ラクア」の油汚れへの強さに歓喜した私は、「あれ、もしかしてこれ、掃除にも使えるんじゃないか」と気づいたのです。

その結果、油汚れが発生するところは「ラクア」にお任せすることに。

・ガスコンロの五徳
・換気扇のフィルター2枚
・換気扇のファン
・ファンをつなげるための部品、ネジ

これに関してはずっと自分でつけおき洗いなどいろんな方法を駆使して掃除をしていたのですが、もう「ラクア」に突っ込むことに決めました。

自分では決してできないくらいの温度で洗ってもらうと、本当に綺麗になります。入れる前はベトベトしていた部品たちが、まるで憑き物が落ちたようにすっきりと……。

なので、汚れに気づいたときにこまめに掃除する(=ラクアが洗ってくれる)ようにしたので、キレイな状態を簡単にキープすることが出来るようになりました。

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あとは完全に副産物的なメリットですが、あまり重視していなかった節水をものすごく感じることが出来るという点です。

「ラクア」は水洗分岐もできるタイプですが、わが家は水道工事をしていないため、作動させる前にタンクに水を入れる作業をします。専用のボトルで、3回ほど。これがもっとも面倒に感じると思っていた私なのですが……。

5リットルの水を入れると「ピー」と音が鳴り、「食洗機を回すにあたって十分な水量が入りましたよ」とお知らせしてくれるのですが、たったこれだけの水量で洗いとすすぎの全部が出来ていることに驚いてしまうのです。と同時に、手洗いで洗っていたときは、やはり無駄な水をたくさん使っていたんだなぁと反省する出来事にもなりました。

今は、食洗器で洗えない漆器やフライパンなどは手洗いし、それ以外はすべて「ラクア」と完全にわかれているので、前よりも地球に優しい生活ができている自分になったはずです!(笑)

まとめ

時短を目的に購入した食洗機でしたが、手間という面でもだいぶ軽減され、わが家にとっては時短以上にとても価値のある買い物でした。もう手荒れを気にしていない夫の姿を見ても、そう思います。

「何事もがんばった方がいい」という意識が強くて、家でもがんばりすぎている共働き夫婦が多いような気もします。家事に関してはお互いストレスに感じていることを出し合って、それを解消するにはどうすればいいのか、擦りあわせる方法を考えてみてください。それがわが家にとっての食洗機であるならば、購入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

この記事が参考になれば嬉しいです♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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