お肉の代わりに、カツやナゲットに♪ 献立を助ける豆腐の冷凍・活用方法
お豆腐も冷凍できるのはご存知ですか? 冷凍すると食感が変わりますが、鶏肉の代用や、カロリーや食費を抑えたいときに便利です。今回はそんな豆腐の冷凍・解凍方法や、お料理の事例をご紹介いたします。
こんにちは。ライフオーガナイザー(R)/冷凍生活アドバイザーの佐藤美香です。
皆さんは、お豆腐を冷凍したことはありますか? わが家では、次女に食物アレルギーがあり、あまり魚料理が食べられません。そのため、主菜はお肉になることがほとんど。しかも、お弁当にも入れやすい、揚げ物や濃い味付けのものばかり。食べ盛りの子ども達と一緒になって食べていたら、私もどんどん成長してしまいました(汗)。
そこで、少しでもカロリーや食費を落とすために、豆腐も主菜に仲間入りさせました。
豆腐の冷凍方法
豆腐は、冷凍すると食感が変わります。そのため冷凍できないと思われがちですが、普段と違う食感の豆腐も美味しく頂けますよ。ただ柔らかい素材のため、冷凍する際はそーっと扱っています。
私は、厚さ1cmぐらいにカットしたら、空気に触れて乾燥しないように保存容器の中にラップを敷き、豆腐を並べてラップで包んで、保存容器にフタをして冷凍しています。保存袋に入れるときもありますが、家族も冷凍庫を出し入れするので、保存容器の方が潰される心配がなくて安心なのです(笑)。
冷凍庫では、冷たくなったアルミトレーにのせ、上に保冷剤をのせて冷凍していきます。豆腐に限らず、できるだけ元の品質を損なわないように、急速冷凍するように心がけています。
豆腐の解凍方法
冷凍豆腐は、流水で解凍します。保存袋に入れて冷凍したときは、水をはったボウルの中に保存袋を入れ、蛇口から水を出して解凍していきます。保存容器に入れて冷凍したときは、保存容器の上に水を出して、解凍しています(中に水が入ってしまいそうなので)。
せっかちなので、解凍できたと思って保存容器から出すと、まだ中央が凍っているなんてことも……。
そんなときは、そのまま出しっぱなしに。薄くカットしてから冷凍しているので、まわりが溶けはじめたら、解凍するまで速いです。解凍後は、両手のひらを使って、やさしく水気をとります。
活用レシピ①冷凍豆腐のチーズカツ
冷凍豆腐は、鶏肉のような食感になります。味は、鶏肉に比べると少し淡白なので、しっかり味付けするようにしています。
写真は、両手のひらに挟んで水気をきった豆腐に、ちょっと多めに塩胡椒したもの。この状態の冷凍豆腐2枚の間にチーズを挟み、小麦粉→卵→パン粉をつけて油で揚げれば、チーズカツのできあがりです。
左の2つが絹豆腐、右2つが木綿豆腐で作ったもの。作る工程では、若干木綿の方が崩れにくいかな? という程度で、ほとんど差はありませんでした。
見た目もほとんど見分けがつきませんが、子供に食べ比べさせたところ、木綿の方が美味しいとのこと。崩れにくかった分、少しだけ厚みがあったからかもしれません。物足りないと言われるかと思いましたが、チーズを足したこともあり、好評。あっという間に無くなりました。
衣をつけるのが面倒な場合は、水気を切って塩胡椒した後に、薄力粉をふって焼き、焼き肉のたれなどをからめてもOK。意外とボリュームのあるおかずになりますよ。
活用レシピ②冷凍豆腐ナゲット
チーズカツと並んで、よく作るのがナゲットです。水気を切るときに、形が崩れても問題ないので、カツより作りやすいかもしれません。
写真は、豆腐300g(水気を切る)、卵1/2個、小麦粉大さじ4を混ぜて、塩、こしょうして揚げたもの。お肉で作るナゲットに比べて、ふわふわして柔らかいので、小さなお子さまでも食べやすいです。
納豆などの付属のカラシがたまっていたら、マヨネーズと混ぜて、カラシマヨソースを添えることも。子供達はケチャップで食べていますが、大人用にいいですよ。冷蔵庫の中の整理にもなるので、おすすめです。
まとめ
冷凍したり解凍したりは、確かに少し手間がかかります。けれども、いつもと違った食感を味わうのは、食に興味を持つ、食について話をする、そんなよいきっかけにもなるなと感じています。ぜひ冷凍豆腐、試してみてくださいね。
