マタニティフォト披露のすみれさん、「日本では体重と体型のことを気にしすぎ」と苦言
第一子を妊娠中のモデル・すみれさんが、Instagramでマタニティフォトを公開。同じ時期に妊娠したという親友と並んで幸せそうな表情をみせています。
「『凄いお腹が大きい』とか言われると…」
11月25日に一般男性との結婚・妊娠をInstagramで発表したすみれさん。12月22日にInstagramを更新し、親友とお揃いの黒のブラトップとパンツ姿でふっくらとしたお腹が目立つマタニティフォトをアップしています。
「同じ時期に妊娠したと言う奇跡。大親友の美紅とせっかくなのでセルフタイマーでマタニティフォトを撮ってみました!1人じゃないから本当に心強くて、一緒にお互いの家族と共に色々と乗り越えて行こうね」
(すみれさん公式Instagramより)
すみれさんと親友のダブルマタニティフォトについて、コメント欄には「親友と一緒なんて、子供の成長も共有できて嬉しいですね!」「すっごい幸せオーラ」「素敵なツーショット」と好意的な反応が寄せられていました。
さらに同日、すみれさんはInstagramのストーリー機能で「本当に日本では体重と体型のことを気にしすぎ」「『痩せた』というと褒め言葉になって『太った』というと傷つく文化になっていることもどうにかできないのか」と綴っています。
すみれさんは妊娠してから「お腹が大きい」「食べ過ぎ」などと言われることがあったようで、それについて「妊娠中でより繊細になっちゃってるからか、人と会うたび『凄いお腹が大きい』とか『食べすぎ』って言われるとちょっと嫌味に聞こえちゃう自分」と本音を投稿。
「今はお腹の中に大事な命を抱えていて、本当は素晴らしいことなのになんでネガティブな方になっちゃうんだろう」「見た目だけに対するコメントや発言ではなく、もっと他に言える事がたくさんあるはず」と自身の考えを明かしました。
すみれさんは15日にイベントに出席した際、報道陣に対して「2人分のためにめちゃくちゃ食べてます。今日の朝も食べ過ぎちゃった」とコメントしていました。つわりなど体調不良で食欲をなくしてしまう妊婦さんも少なくない中、健康に食事できていることは何よりです。
親友と同じ時期に妊娠できるなんて素敵
体重が増えすぎても、増えなさすぎてもリスクに
妊娠中、体型や体重の変化に悩まされることは多いものです。すみれさんのように体型の変化を指摘されて嫌な気持ちになったというケースも少なくありません。そもそも人の体型について外野があれこれコメントするのは控えるべきでしょう。
妊娠すると赤ちゃんの重さに加え、胎盤や羊水、母体側の血液や皮下脂肪によって体重は増えます。妊娠中の体重については、増えすぎても増えなさすぎてもリスクになるため、適切なコントロールが必要になってきます。妊娠前の体型や妊娠中にどのくらい体重が増加したかによって、高まりやすいリスクは異なります。
妊娠前に肥満だった場合、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病といった合併症を発症するリスク、帝王切開での出産になるリスク、胎児が体重4,000g以上の巨大児になるリスクが高まるといわれています。妊娠中に大きく体重が増加した場合では、巨大児のリスクが高まり、帝王切開も増えるとされています。
妊娠前からやせている女性の場合、切迫早産や早産、出生時体重が2,500g未満の低出生体重児分娩や貧血のリスクが高まり、妊娠中の体重増加が著しく少ない場合は早産や低出生体重児分娩のリスクが高まる傾向にあります。
こうしたリスクを避けるため、妊娠中は適切な体重管理が必要になるのですが、偏った食事や激しい運動は禁物。運動に関しては、ウォーキング、水中ウォーキング、マタニティスイミングやヨガなどの有酸素運動を無理のない強度で行いましょう。
体重の増え方が気になる場合でも、過度な食事制限は避けて、バランスの良い食生活を送ることが大切です。栄養バランスや摂取カロリーを管理するのが難しい場合は、カロリーや栄養素を見える化してくれる食事管理アプリを利用するのもいいですね。
体重管理を厳しくしすぎるとストレスがたまり、反動でドカ食いに走ってしまうことも考えられます。真面目な人ほどストイックに体重管理して自分を追い込んでしまいがちですが、それではかえって体によくありません。息抜きしつつ、妊娠期間を上手に乗り切りましょう。