杏さんは伊達政宗の兜、だいたひかるさんは3種の五月人形! 端午の節句に兜を飾るのはなぜ?【子どもの日】
5月5日の端午の節句は、男の子のすこやかな成長や幸せを祈ってお祝いする日です。こいのぼりや鎧かぶとを飾るお家も多いと思いますが、杏さんや美優さん、だいたひかるさんなど、芸能界の男の子ママたちもその様子をSNSで発信しています。
独眼竜・伊達政宗のクールな兜
5歳の双子姉妹と4歳の長男を育てている杏さんは、YouTubeのショート動画で自宅に兜を飾る様子を公開。デリケートな兜を扱う際に必須とされる白手袋を着用して、独眼竜と呼ばれた戦国武将・伊達政宗の兜を飾っていきます。黒塗りの兜に大きな金の三日月が目立っていて、とてもかっこいいですね。
ちなみに杏さんは、3月3日のひな祭りの際にも、自宅でひな人形の飾りつけをするショート動画と、ひな祭りの献立として定番の「ちらし寿司」や「はまぐりのお吸い物」を作る料理動画をYouTubeにアップ。季節の行事を大切にする姿勢、見習いたいものです。
3種の五月人形で豪華に
1月14日に待望の第一子男児を出産しただいたひかるさんも、初節句に向けて兜飾りを用意。ブログでは兜をすっぽりとかぶった息子さんのほほえましい写真も公開されています。
だいたさんの夫・小泉貴之さんも、ブログで五月人形の準備をしたことを報告。パパである小泉さんの幼少時に祖母が用意してくれたという五月人形の隣には、息子のために用意した新しい五月人形を飾り、「もひとつおまけに、陶器の五月人形」もあるようです。
小泉さんは、息子に用意した五月人形について「あらゆる厄を追い払ってくれるかのような勇ましさ 手作業で作られた巧妙な仕上がり」「それに、なんとなく息子に似ているような…」ともコメント。五月人形のふっくらとした健康的な顔つきは、確かに息子さんに似ているかもしれません。
オリジナルこけしのかわいい五月人形
だいたさんと同じく、1月に第一子男児を出産したやしろ優さんも、息子さんの初節句の準備を進めています。ブログでは「我が家の五月人形はオリジナルのかわいいこけしを作っているcoketsさんの作品です」と紹介し、金太郎と熊がモチーフのオリジナルこけしを公開。金太郎と熊がそれぞれこいのぼりを持っています。このオリジナルこけしは、もともとやしろさんが好きで集めていたものだといい、自宅にはさまざまな種類のこけしがあるようです。
五月人形とセレブな洋画のギャップが「スゲー!!」
フリーアナウンサーの滝川クリステルさんの弟でモデルの滝川ロランさんは、昨年1月にモデルの美優さんと結婚。同年9月に第一子男児が誕生しています。ブログでは初節句を迎える息子さんのために、初めて五月人形を飾ったことを報告しています。
飾り方をYouTubeで確認しながら、なんとか飾ることができたというロランさん。「男なら誰しも刀を手にしたら やってしまう事NO.1!」と綴り、五月人形の刀を構えてポーズをキメた写真をアップしています。
ちなみに、五月人形の背景には大きな洋画が飾ってあり、「無事完成したんですけど。。後ろの絵とのギャップがスゲー!!笑 まぁ、滝川家らしいって事で」と、滝川家らしさがあふれる仕上がりになったようです。
なぜ兜や五月人形を飾る?
端午の節句に飾られる兜や鎧は、武士が合戦の際に身に着けたもの。武士たちは勝利を祈願し、鎧兜を神社に奉納する習慣がありました。鎧兜は、自分自身の身を守る大切な装具。そのため、子どもの安全を願うシンボルとして、端午の節句の日に飾られています。
鎧兜は五月人形のひとつで、ほかにも災厄を祓う神様である鍾馗(しょうき)人形や、鎧兜を身に着けた男の子の若大将飾り、金太郎や桃太郎の武者人形などがあります。
置き方や置き場所には特に決まりはありませんが、鎧兜の飾りに太刀(たち)と弓(ゆみ)がある場合は、向かって左に弓、右に太刀を置くことになっています。
端午の節句といえば鯉のぼりを掲げるのもおなじみ。鯉はどんな環境でも育つ強い魚で、滝をのぼって龍になるという言い伝えがあるため、子どもが強く立派に育つよう、縁起をかついで飾られるようになったそうです。
鯉のぼりの最上段には、五色の吹き流しを飾ります。陰陽五行説に由来した色で、万物の元素である木火土金水を表しています。吹き流しは子どもに邪気が近寄らないよう、魔除けの意味で飾られています。
また、縁起のよい食べ物としてこの日に食べられるのは、ちまきとかしわ餅。竹の皮に上新粉でできた餅を包んで蒸したちまきは、うっすらと甘い味がついています。あんこを包んだ餅をかしわの葉でまいたかしわ餅は、かしわは新しい葉が出るまで古い葉が落ちずに残ることから、家の存続と子孫繁栄のシンボルと考えられています。関東ではかしわ餅、関西ではちまきがよく食べられているようです。
ちなみに、端午の節句の別名は菖蒲の節句。この日に無病息災を願って菖蒲湯に浸かるという伝統もあります。菖蒲は香りがあり、お湯やお酒に入れるとより強くなります。葉先が尖っていることが剣を連想させ、邪気を祓うと考えられています。菖蒲は束ねてそのまま湯舟に入れて使います。