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2022年08月31日 08:10 更新

共働き夫婦の1日スケジュール ポーラ 増田さんの場合(前編)

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているパパに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日のタイムスケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどう乗り切っているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールを伺うこの企画。

第7回となる今回は、ポーラで店舗販売戦略を担うチームのチームリーダーとして働くパパのタイムスケジュールを前編・後編にわたりインタビュー。前編では朝・昼のタイムスケジュールと、夫婦間の家事分担割合などについて伺いました。

取材にご協力いただいた方

ポーラ プレステージストア事業部 増田拓也さん(38歳)

化粧品販売会社のポーラにて、チームリーダーとして全国百貨店を中心としたプレステージストアにおける販売戦略、予算管理を担当。2歳の男の子のパパ。奥さんは同じ職場に勤務。子どもが生まれてから1年間、育休を取得。

朝のタイムスケジュール

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朝の準備はパパとママ、2人で対応できるようにする

――朝の家事は夫婦で分担しているんですね。

増田さん:料理は妻が担当することが多いのですが、それ以外に子どもに食事を食べさせたり、保育園の準備をしたりするのは僕も担当します。家事は食洗機やドラム式乾燥洗濯機、ロボット掃除機を使って機械に頼れるところは機械におまかせしていますね。毎日のことなので、できる限り簡略化して手間をかけないようにしています。

――はっきりと分担を決めずに、できるほうがやるというスタイルなんでしょうか?

増田さん:そうですね。家事、育児はそのときできるほうがやるようにして、どちらかしかできないという状況はつくらない。朝の家事、保育園の準備もそのときできるほうが進んでやっていますね。

――朝の支度をスムーズに進めるために工夫していることはありますか?

増田さん:子どもの身支度に必要なものは「ここ!」という場所をつくるようにしています。どこに何を収納するかを決めて把握しておけば準備もスムーズになるし「あれどこ?」など妻に聞かなくてもいいので、それだけでも時短になるんじゃないかなと。

――お子さんを保育園へ送ったあとの、夫婦の筋トレタイムも気になります! これはお子さんが生まれる前から?

増田さん:筋トレは育休中から身についた習慣です。育休中あるあるだと思うんですけど、日々の育児ってとても疲れるのになぜか痩せないんですよ(笑)。運動不足解消も兼ねて、筋トレを続けています。

勤務中のタイムスケジュール

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仕事はメリハリを意識! ランチは夫婦で外食をしてリフレッシュ

――お子さんが保育園に登園してから、業務の開始は8時半と早めですね。

増田さん:そうですね、始業前にメールの確認や今日やるべきことをまとめて整理しています。定時で仕事をきっちり終わらせるために、時間を決めてタスクをこなすようにして。

――増田さんはとくにお仕事のメリハリを意識しているようですが、それはお子さんが生まれてから?

増田さん:子どもが生まれる前から、業務のメリハリは意識していたほうだと思います。区切りをつけてタスクをこなすことも大切ですが、集中して業務に取り組めるように実践しているのが仮眠です。5秒、1分、5分など短い仮眠をこまめに取っています。少しだけ寝るというのがポイントで、リフレッシュしてから仕事にのぞむと脳がすっきりして仕事がはかどるんです。子どもが生まれてから、僕の優先順位は仕事から子どもに変わったので、よりメリハリを意識するようになりました。

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――ランチは奥さんと外食なんですね。

増田さん:夫婦で在宅勤務なので、お昼はできる限り外に出るように心がけています。外食すると後片づけもしなくてよくて、家事も減らせますしね。気になるお店を見つけたらお互いに提案しています。

――それは気分転換になりますね。朝も一緒に筋トレをしたりと、お二人の仲の良さが伝わってきますが、夫婦で仲良く過ごす秘訣はありますか?

増田さん:お互いが考えていることを想像することが大切だと思います。相手に何かをしてもらえると期待すると、やってもらえなかったときにイライラするので、期待はしないこと。それから、比較しないこと。SNSでも身近な人でも、自分たちより素敵に暮らしている家庭の情報って目につきやすいと思うんです。でも、そこを基準にしない。不満が出るような比較はしないことです。

夜は19時に必ず仕事を終えて家庭を優先する

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――なるほど! 勉強になります(笑)。増田さんは19時に退勤されていますが、忙しいと「今日はどうしても仕事が終わりそうにない……」なんてことはありませんか?

増田さん:あります。そんなときは子どもが就寝してから仕事を再開したり、子どもと過ごす時間の前後で調整してやるべきことを終えるようにしています。仕事が忙しくても基本は19時に上がって、家族と一緒に過ごす時間を確保するというスタイルは崩しません。その代わり、その日のタスクはその日のうちに終わらせるように心がけています。

――どうしても手が離せず、奥さんに育児をまかせなくてはならないということもあるかと思います。そういったときはどうしていますか?

増田さん:妻に育児をまかせた日は、妻と子どもが寝ている間に翌日分の家事を終わらせます。仕事が終わってからやるので、結構気合いがいるんですけど(笑)。食器を洗っておいたり、軽く掃除をしておいたり。妻は翌朝起きたときにとても喜んでくれますね。

――起きたら家事が終わっているなんて、魔法のようですね!(笑) 翌日の準備や業務もスムーズに取りかかれますね。

まとめ

食洗機やお掃除ロボットなど、機械を有効に使って日々の家事の負担を軽くしている増田さんご夫婦。仕事は定時で区切りをつけて、きっちりその日のうちに終えるという言葉も印象的でした。

──後編では、増田さんが育休をとってから変わったことや、夜のスケジュールについてお伺いしています。お楽しみに!


(取材・文:宮本貴世、マイナビ子育て編集部 撮影:佐藤登志雄、イラスト:まちこ @achiachiachico

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