
「ゴミ捨て以外ほぼママがメイン」「パパの家事育児に満足しているママは半数未満」ーー共働き夫婦の家事育児分担、性別の差が浮き彫りに
マーケティングリサーチ会社のアスマークは8月24日、共働きで小学生未満の子どもと配偶者のみで同居する男女を対象に実施した「共働き夫婦の家事育児に関する意識調査」の結果を発表しました。
3人に1人のワーキングママが、「かなり家事育児をしている」と自己評価
家事育児に対して、自身が配偶者と同程度、もしくは自身がメインで担当しているものをすべて答えてもらったところ、男性がメイン担当となる家事育児は、「ゴミ捨て」「子供と遊ぶ」「子供をお風呂に入れる」、女性がメイン担当となる家事育児は、「食事を作る」「洗濯」「子供の食事補助」がそれぞれTOP3でした。「ゴミ捨て」をのぞき、ほとんどの家事育児について、8割前後の女性がメイン担当だと回答しています。

男女の差分が大きい家事育児は「育児に関する情報収集」「子供の看病・介抱」でした。逆に差分が比較的小さい家事育児は、「子供と遊ぶ」「子供をお風呂に入れる」のみとなっています。
さらに、知人や一般の人と比べ、自分は家事育児をしている方だと思うか聞いてみると、女性の38.3%、およそ3人に1人以上が「自分はかなり家事育児をしている」と評価しています。男性の「知人や一般の人と比べ、家事育児をしている方だと思う」は14.2%であるため、男女間で大きな開きがみられることがわかります。

次に、1日の中で仕事や家事育児・睡眠などを除き、自由に使える自分の時間はどの程度あるか、平日・休日に分けて尋ねました。その結果、平日はわずかな傾向の違いはあるものの、男女間や実際に担当する家事育児の項目別で大きな差はみられませんでした。しかし、休日は全体的に自由に使える時間は増えるものの、「3時間以上」において男女差がありました。

家事育児に対して、配偶者にお願いしたいものを聞くと、男性は「食事をつくる」「お願いした家事育児はない」と回答しています。一方で、女性は、「食器洗浄・片付け」「掃除」「ゴミ捨て」「子どもの寝かしつけ」「子どもをお風呂に入れる」など、ほぼすべての項目で配偶者の協力を求めていることがわかりました。

また、配偶者の家事育児に対して満足しているか尋ねたところ、男性の4分の3が配偶者の家事育児に満足していると答えました。しかし、女性で満足している人は半数以下となっています。家事育児への自己評価が高い層は、配偶者に対し満足度が低く、低い層は、配偶者に対し満足度が高い傾向がありました。

調査概要
調査名:共働き夫婦の家事育児に関する意識調査
調査対象者:10~40代男女(既婚)
共働き、小学生未満で同居する子どもがいる、配偶者以外の成人と同居していない人
有効回答数:720サンプル
割付 :男女均等
調査期間:2022年7月25日~8月5日
調査方法:Webアンケート
アスマーク
https://www.asmarq.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)